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自社YouTubeチャンネルの成長が鈍化してきたときの分析・改善方法

このnoteは、自社YouTubeチャンネルの担当者の方が見てくださっていることが多いです。

今回の記事はYouTube運用のかなりコアな部分についてお話させていただきます。

※弊社顧客向けの資料から一部抜粋したものです。

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はじめまして。ぶるとんと申します!🐷

雑誌社やアパレル企業、コスメ企業のYouTube公式チャンネルの運用を担当しており、合計16チャンネル、
合計再生回数は5000万回を突破しました!😁

YouTubeや動画を活用したプロモーションについて、note発信中です。

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当初思惑通りに成長していたはずのチャンネルがいつのまにか伸びなくなった・・・

YouTube運営を行っていると伸びの浮き沈みは必ずあります。

今回は、成長が鈍化してきたとき に着目し、どのように分析・改善を行えばよいか をお話します。

成長が鈍化してきたときに感じる課題として最も大きいのは、

成長鈍化の要因がわからない。

ではないでしょうか?

とにかくチャンネルを伸ばすために動画投稿本数をキープすることに注力しすぎた故に、
YouTubeアナリティクスの見方がわからない
どこから確認していけばよいのか順序もわからない。

筆者自身も最初はそうでした。

様々なチャンネルを分析・改善してきた中で見えてきた手順をご紹介します。

分析手順

下記5個の手順にわかれています。

0. 鈍化原因要素候補リストを確認
1. 鈍化の原因要素を予測
2. 予測項目の数値とimp数の変化を確認
3. imp数への影響度合いを可視化
4. 改善アクションの洗い出し

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0. 鈍化原因要素候補リストを確認

チャンネルの成長が止まってしまった際には、必ず鈍化の原因要素が存在します。

原因要素の候補となりうる項目を厳選して洗い出しました。

□ リーチ|トラフィックソース|ブラウジング機能
□ リーチ|トラフィックソース|関連動画
□ リーチ|トラフィックソース|YouTube検索
□ リーチ|トラフィックソース|外部
□ リーチ|インプレッションのクリック率

□ エンゲージメント|総再生時間
□ エンゲージメント|平均視聴時間
□ エンゲージメント|人気の終了画面要素の種類

□ 視聴者|視聴者あたりの平均視聴回数
□ 視聴者|視聴者がYouTubeにアクセスしている時間帯
□ 視聴者|年齢と性別
□ 視聴者|チャンネル登録者のベル通知設定状況
□ 視聴者|視聴者が再生した他の動画

□ 詳細|平均再生率
□ 詳細|コメントの追加回数
□ 詳細|高評価数
□ 詳細|共有数

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1. 鈍化の原因を予測する

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要素候補リストから最も鈍化に影響を与えているであろうポイントをまずは予測します。

【※コツ】
アナリティクスで見れる項目は非常に多いため、
下記リストに項目を厳選しております。
この中から肌感で大丈夫ですので、
数字落ちていそうな項目を予測してみてください。

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2. 予測項目の数値とimp数の変化を確認

「成長が鈍化する」=「YouTubeアルゴリズム的に評価が低くなっている
と捉えることができます。

YouTubeアルゴリズムに評価されていない状態とは・・・
YouTubeがおすすめしたくない状態です。

つまりインプレッション数増えない状態ですね。

鈍化の原因要素候補がインプレッション数の変動に影響を与えているかを確認しましょう!

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3. imp数への影響度合いを可視化

折れ線グラフの形状を確認し、鈍化要因となっている箇所にチェックをつけます。

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ここまでの分析をまとめると・・・

インプレッション数の低下要因として、下記2点が見えてきました。

1. 「総再生時間」は要改善

2. 「平均再生率」は今の所問題なし

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4. 改善アクションの洗い出し

ここまでの分析をもとに改善アクションを導き出します。

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まとめ

チャンネルの成長が鈍化してきたな・・・と気づいたら

0. 鈍化原因要素候補リストを確認
→約20個の候補があります。

1. 鈍化の原因要素を予測
→まずは肌感で落ちている要素を予想し、洗い出します。

2. 予測項目の数値とimp数の変化を確認
→imp数のグラフと見比べます。

3. imp数への影響度合いを可視化
→どの要素がimp数に影響を与えていたのかを書き出します。

4. 改善アクションの洗い出し
→原因要素から具体的なアクションを洗い出し、条件に合わせて絞ります。

また、大前提として下記を必ず意識した上で
アナリティクス画面と向き合ってください。

チャンネル成長鈍化=YouTubeアルゴリズム評価の低下

なぜ自分のチャンネルはYouTube(Google)の評価が悪いのか
を大前提に考えることで
原因要素の洗い出し精度やスピードが上がります。

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この記事を書いた人

ぶるとん🐷動画企画室|YouTube総再生回数5000万回突破。

https://twitter.com/bulltonofficial

株式会社ブルズとは|

動画を軸にしたプロモーションの企画、撮影、編集を行うデジタルエージェンシーです。2020年5月に南青山3丁目(エイベックスさんのビルの裏)にお引越しを行い、YouTube撮影やスチール撮影ができるスタジオを開設致しました🐷

動画制作やYouTube広告運用、YouTubeプロモーション施策のプランニングに関するご相談は下記アドレス宛にお願いします!

info@bullz.jp

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