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自作小説

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短編から長編まで、自作の小説です。
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#クラシックバレエ

薔薇の踊子

1-22  ビデオの撮影を二日後に、秋の学祭を五日後に控えた金曜日の夕方に、リハーサルをした…

雪雪
4年前
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薔薇の踊子

1-21  絵里奈は発表が近づくにつれて、ナイーブになるどころか、だんだんと大胆に、皮を剥い…

雪雪
4年前

薔薇の踊子

1-6  翌朝は晴れて、御心坂は化粧を落とした娘の美しさだった。恵は坂を上がりながら、通学…

雪雪
4年前
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薔薇の踊子

1-5  恵と絵里奈がレオタードに着替えて、教室に向かうと、がやがやと人だかりがあった。 「…

雪雪
4年前

薔薇の踊子

1-4   明日から練習だと言って、公武はホールを出て行ってしまった。一人取り残されて、恵…

雪雪
4年前
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薔薇の踊子

1-3  翌日はよく晴れて、木漏れ日の登校だった。母親の加奈子に行ってきますと挨拶をして、…

雪雪
4年前

薔薇の踊子

1-2  坂道を下り、また坂道を上がる。柚希と何を喋りながら帰ったのか覚えていない。とても疲れていて、恵は自宅に戻ると、制服も脱がずにベッドに倒れ込んだ。何か、白昼夢の中にいたかのように、さきほどまでの自分が夢の娘のように思える。恵は起き上がると、部屋を見回した。絵里奈が貼った、彼女の憧れのプリマたちが恵を見下ろしている。その全てはモノクロで、まるで昔のハリウッド映画のスター写真を思わせる。『瀕死の白鳥』を踊る、アンナ・パブロヴァ。絵里奈は、この不世出の天才に憧れて、彼女の

薔薇の踊子

1-1  【幸福なる子女の、簡素にしてしかもたのしき園。かざらず、眞率なる。……生徒はいか…

雪雪
4年前