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ヒバリ2. 「地震予知」はできないのにお金のために国民を騙す人(あるいみ殺人罪) 武田邦彦氏

2回目 「地震」  2020.8.2 

https://youtu.be/x-dKE38zDYI

地震は「いつ来るか」「いつ来るか」と待っているものじゃない。
それをビクビクしていたら、日本で住んでいる限り死ぬまでビクビクしなければならない

ビクビクしなくても、心配なく生きていくことはできる。

『地震』が起こるということ

地球の土(かたいように見えるが)の下にはドロドロとした動きやすい地盤があり、そこが少し動く。
そうすると、地球はものすごく大きくて力も強いので大陸ごと動く

アジア大陸なんかは、200年くらい前にかたまったものである。
インドは、アフリカ大陸から切り離されて、インド洋を旅してきた
(今のヒマラヤ)にドカンとぶつかって、ぶつかったところがぷくっと膨らむ。
それによりヒマラヤ山脈や、他のエベレストもできたが、とにかく強い力でぶつかった。

その時に色々なことが起こったとされている。
ぶつかったといっても時間がかかる。海が狭まってきたり、浅瀬ができたりして、今までとは違う動物(魚)ができたとされていて、鯨なんかもその時にできたと言われる
最後ににげおくれた海の生物が、ヒマラヤの山の上の方で化石になってみつかったりしている。

オーストラリアも移動して今の場所になる。南極大陸もオーストラリアと分離した。(2,600万年前)
分離すると、その間に水がバーっと通るため気候が大きく変わって色んな生物が絶滅されたといわれている。
つまり、地球とは大きく動くものである。
ただし、人間の寿命は短いため何となく動いていないように見えるだけである。
(もちろん日本列島も昔は、大陸にくっついていた。日本が海に囲まれたのは、地球規模でいったらつい最近のことなのである。)

なので地盤にはどうしても無理な力がかかる。常に相当な力がかかっている。

『地震』が予知できると思っている理由

今から30〜40年前に東大の先生がウソを言った。(『ウソ』という言葉を使えば、反発に合うかもしれないが、『ウソ』という言葉出ないと説明ができない‥)

その東大の先生は、「力」と「亀裂」(地盤の裂け目)で地震が起こるということを知っていた。
しかしそれを説明する時に、どういうわけか、『プレートが動いて、段々力が蓄積してきて、あるところで地震が起きる』と言った。これは説明自体がウソである

そして、『関東大地震が次に起きるのは1997年。その−3年か、+3年。』とも言った。
これは力の蓄積だけ言っている
ただ、亀裂がなければ地震は起きないのである。(地盤が割れないため)

力だけに注目して、次は『東海に必ず地震が起きる』と言ったが、次は阪神淡路大震災があった。
その後、新潟あたりに2つくらい大きな地震があって、東北にどでかい地震が起きた。
いまだに東海沖地震は起こっていない
そのあとも熊本を中心として、様々なところで地震が起こったが、それは全部「地震が起きない地域」である。熊本なんかは地震の確率が1%以下だった。
これは地震が予知できないことを示している。

「力」はだいたい計算できる。(この地域にどれぐらい力がたまっているかという計算)
このあたりで地震が起こるだろうという予想の日本列島マップも「力」だけである。

しかし、東海に地震が起きると言っている人も、心の中では「起こらない」と思っているのではないかと私は疑問を持っている
「起こらない」と思っていても「(地震が)起きる」といえば、そこに予算がおとせる、という問題がある。そういうこと(人たち)はどれくらいの比率で起こっている(いる)かはわからないが‥。

私が計算したところによると、(確率計算は方法が色々あるので、うっかりしたことは言えないが)
1億分の1以下だった。今まで起こった地震の実績計算をした。

地震は予知できると言ってはいけない。私がずっとやってきたことで地震の研究会に評価されたことがある。
日本に住んでいたら地震は避けられない。地震が嫌だったら外国に行く。地震が嫌なのに日本に住んでるのはおかしい、日本に住んでる必要はない。日本に住んでいたら地震は避けられない、予知もできません。私はこれから地震にあうというふうに思っている。問題は被害を避けれるか?ということ。」

被害を避ける方法

1・各自治体でハザードマップというものを出している。それを参考に家の中を整理する。
※もし地震が起きるとしたら、その領域で起きる地震の最大はどれくらいか?(名古屋市の中区だと、最大で震度5.5、津波の量)が書いてある。「いつ来るか」がわからないだけで割合正確である。
そして、震度5.5がきたら家の中でどういうことが起こるかという、地震の震度と被害が絵になって、わかりやすく書いてある
私は15年くらい前にそれをして、地震の研究会で発表したところ高く評価されたが、とても簡単だ。

背の高い家具はやめて電子レンジを上の方に置いておくのもやめて、重たい額縁の飾り物もやめた
シャンデリアのような吊り下がり系の電気もなく、全部ベタ付きである。表面はガラスではなくプラスチックである。(今はLED電球で、非常に軽いものが付けられる)
地震がきた時に、「家の中にさえいれば」安全という環境を作る。

2・家が耐震設計であること
家を建てる場合は震度6強くらいでも大丈夫な家を作り、マンションは耐震性ついたものを選ぶ、ということ。

他の場所、飲み屋で飲んでたり、(新幹線で一番危ないと思う)箱根のトンネルなんかで地震にあった場合はもう、運命だと思って諦めてください。
それは計算すれば、交通事故の1万分の1くらいの確率ですが‥

まとめ
 ・地震は「力」と「亀裂」で決まる。
 ・「力」がわかっても「亀裂」が不明だから地震は予知できない。
 { ヒバリ主義 }
 日本に住めば「地震」は避けられないが、「被害」は避けることができる。

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