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2024.06.05 自民党を作ったのは経団連 三橋貴明氏

「闇に葬られた自民党と経団連の蜜月関係」政治資金パーティーを規制しても、裏金問題は解決しない…? [三橋TV第869回] 2024/06/05

高家氏
先生、今日のテーマは?

三橋氏
今日はね、今ちょうどもう×⚪︎×⚪︎ってんのかな、「政治資金規制法の改正」の審議やってるんです。

高家氏
はい。

三橋氏
で、これ理由はまぁご存知でしょうけど、ま、その自民党のまいくつかの派閥の「パーティー権」の「キックバックの裏金化問題」ですね。
あれがきっかけで、まあその「規制法」「改正」しようという話になってんですけど、
ちょっと根本からね、色々「間違ってる」んで、その辺りの話をしたいんですけどね、まずは宣伝です。

(宣伝)

三橋氏
はい、じゃ今日の本番ね。
その「政治資金規制法の改正」が進んでるんですけど、なんか色々変なことになってて、
例えばこれ「立憲民主党」が言ってんのかな、「政治資金パーティー、そのものを禁止しろ」とかね、

高家氏
うん。

三橋氏
「それ、うん、いや「立憲民主党」(が)受け入れられるの?むしろ」とかって、私思っちゃったんですけどね。

高家氏
うん。

三橋氏
あるいはその「政治資金の公開」、あの「パーティーの購入」について、今「20万以上」の人しか公開、あの「企業」公開しなくちゃいけないんだけど、それ以下の「企業」公開しなくていいんですよ。
それをまぁ「10万」に下げる、「5万」に下げるって話してんだけど、「ちょっと大元を思い出せ」っていう話を今日したい。

高家氏
確かに。

三橋氏
「大元、思い出せ」。
「自民党」っていうのは、「経団連」によって作られたんです。

高家氏
ほう。

三橋氏
本当に、はい。

高家氏
「経団連によって作られた」ってどういうことですか?

三橋氏
あのね、「大東亜戦争、負けました」と、「敗北しました」と。
で、「日本政府」がいくつもあったこの「経済諸団体」に対して、「どうやって復興するか」っていうのをちょっと「相談乗ってくれ」って形が始まったのは、え〜「1945年 9月」かな、もうあの敗戦直後ですね、もう事実上。

はいそれでその諸団体が集まって、それで、日本、え〜「経済団体連合会」、「経団連」ってのができて、
で、その後「政権」が色々変わって「社会党」がね、非常に強くなってきたんですよ。

高家氏
はい。

三橋氏
で、その「共産革命」を恐れた「経団連」を中心とした財界が、その時、え〜「保守系」っていうのは「自民党」「民主党」に分かれたんですけど、「合同してくれ」と。

高家氏
はい。

三橋氏
それで、その2つが合わさって「自由民主党」というのが誕生して、それが「55年体制」ってやつです。

高家氏
ほぉ。

三橋氏
で、鼻からそうなんですね。

高家氏
はい。

三橋氏
それで、「その後どうなったか」というと、その頃「政治資金の規制法」ってめちゃめちゃ緩かったから、「なかった」んじゃないかな、「規制する法律」。

高家氏
そうなんですね。

三橋氏
ということは、「経団連」とかに加盟しているような大企業が、「自民党」の「個人」、「政治家個人」に献金して、「自分たちが求めるような政策」をやってもらう
ただ、一応言っときますけど、「労働組合」側は「労働組合」側とかで、自分たちのやってほしい政策を「やってくれ」と「政治家個人」に献金してたんです。

高家氏
はい。

三橋氏
だからね、ピークはね、確か「100億円」ぐらい、「経団連」から「自民党の個人の政治家たち」に渡ってた。

高家氏
えぇ〜。
それが普通だったんですね。

三橋氏
そう。当時は。
でも「これってやばくない?」って話になって、
つまり「企業が求める政策しかできねえじゃないか」と、要は「国民が置き去りでしょ」って話になって、
まぁ、それから労組とかも同じだと思うんだけどね、ただ(金が)行く規模がでかすぎたから、
だから、え〜「自民党」「1993年」に「宮沢内閣」が倒れまして、そこで「政権交代」になったんです。

高家氏
はい。

三橋氏
「55年体制」以降、始まって以降、初めて。

高家氏
はい。

三橋氏
「55年体制」始まって以降、初めて。

高家氏
はい。

三橋氏
その時に「政治改革」ってことで「政治資金規制法」ってのができまして、で、企業の、あるいは「企業団体」ですね、厳密には、「企業団体の、政治家個人への政治献金は禁止します」と。

そしたら「どうやって、俺ら政治資金に調達すればいいんだよ」と。

高家氏
はい。

三橋氏
その時はね、「小口の個人献金」を中心にしようじゃないか、って話になってて、
要は「国民が政治に参加してない」と、
でも、そういうのをちゃんと「個人献金」受けて「政治する」ようにしたらいいじゃないか、という話になったんだけど、

「いや、それじゃとても間に合わない」から、だから「政党交付金制度」ってのができて、「国家」から政党の、その国会議員の数に応じてお金を出しますよ」っていう話になったんだけど、

高家氏
はい。

三橋氏
すげえなんだよ、これ。

高家氏
どうしてですか?

三橋氏
はい、ちょっと、え〜「政治資金関連史」作りました。

まず「94年」に「企業献金原」、じゃない、「企業団体の献金」を禁止して「政党交付金制度」開始したんだけど、

高家氏
はい。

三橋氏
いやすごいですね、「自民党」ってね、抜け道作ってあるの。
あ、ちなみにこの時「細川内閣」なんだけど「抜け道」があったんです。

高家氏
抜け道?

三橋氏
それがね、1個目「政党支部への企業団体献金」は可能なんです。

個人」はダメだけど、「政党支部」にはいいんです。

高家氏
うん、なるほど。

三橋氏
抜け道 その2「パーティー」です。
「政治資金 パーティー権の購入」は「規制の対象外」ってことになったんですね。

今問題になったのこっち(パーティ券は規制外)だけど、こっち(政党交付金が代わりにできたのに政党支部への献金ができること)「相当問題あるな」と思ったんだけど、
当時は「政党支部」って言っても「自民党の北海道支部」とかね、「自民党の青森支部」とか、要は「都道府県レベルの政党支部」っていうのを想定してたと思うんだけども、

高家氏
はい。

三橋氏
雨後の筍のように増えてきました、この「政党支部」が。

どうなったか?

「政党支部」はね、「いくらでも作れる」んです。何気に私、「三橋貴明」も「自民党の政党支部長」でしたよ。

高家氏
え、そうなんですか?

三橋氏
そう、「2010年の参議院選挙」に出た時に「政党支部長」です。
なんか「自民党参議院全国比例第三十何支部」だったかな。忘れましたけど、そこの「支部長」だったんですよ。

高家氏
え〜。

三橋氏
だから「政治献金」、「企業団体から受け入れた」の。
でも「いや、意味なくね?」と思いましたよ。

高家氏
うんうん。

三橋氏
だから「岸田総理大臣」とか、今の政治家たちも全員「政党支部長」です。だから「企業団体献金」受けれるんですよ。
いや、(「政党交付金」作るにあたった)「元々の問題、何だったの?」って。

高家氏
確かに。

三橋氏
はい、さらに「パーティー権」「企業へのパーティー権の販売」は「これは自由ですよ」と。
その「外国人購入」かな?、なんですよね。こんなことになっちゃったんよね。

高家氏
はい。

三橋氏
ま、この「延長戦上の問題」として例の「キックバックの裏金化」があるわけなんですよ。

高家氏
はい。

三橋氏
で、「そもそもの目的、何だったのか?」というと、「企業団体と政治家の繋がを断とう」という話になってたんだけど、この2つ(パーティ券への規制、政党への献金不可(政党交付金(税金)支払われてるんだから)は(改善)できるから、

高家氏
全然繋がってますね。

三橋氏
そう全然繋がってますよ、うん。ということになっちゃったわけですね。

はい、だからまあ今なんか「政治資金」のね、その「パーティー」について、その要は今「20万円以上じゃなければ、公開しなくていい」けど、それを「5万」に下げる、「10万」に、っていうことやってんだけども、

いや、ちょっと私どっちかっていうと「政党支部がいくらでも作れるって方が問題じゃねえの?」(支部ごとに金額の規制があるなら、支部をたくさん作ろう、となるから)と。

高家氏
うん、そんな簡単に作れるんですか?

三橋氏
簡単に作れますね、「登録」だけですよ。

高家氏
へえ〜。

三橋氏
「政党が認めれ」ば

高家氏
なんか、(政党支部を作るの)もっと難しいものなのかな?と思ってました。

三橋氏
難しくないですよ。
だって俺、(支部作る時)何もやんなかったからね。

高家氏
へえ〜。

三橋氏
はい、そんなもんなんですね、なんか「手続き」したかもしんない けど、そのレベル。
要は「自民党」が「三橋貴明は、参議院選挙全国比例第何十何部の支部長で」って認めるだけですよ。

高家氏
はい。

三橋氏
「ざる法」もいいとこですよね。
そう、だから「元々の目的」なんだったのかというと、その「個人がちゃんと政治に参加できるようにしよう」、みんながね、参加してと、
で、もちろん私ね、その「企業団体」が、「企業団体」だって「日本人の集まり」だから、「そこが政治活動しちゃいけない」っていう気はないんですよ。

高家氏
はい。

三橋氏
でも、あまりにも「結びつき」が強くなっちゃうと、まずいでしょ?ってことで、(国民(団体)からの献金は)「小口」でやりゃあいいんですよね。

高家氏
うんうん。

三橋氏
はいそれも、あの、ま要は「5万」、今、「個人献金」「5万円超」が公開されるわけ。

高家氏
はい。

三橋氏
だから、別に「政治資金パーティー」も「5万円以上」を公開すればいいんじゃね?(と思う)。
ま、「公明党」はそういうこと言ってんですけどね。

高家氏
はい。

三橋氏
でも「自民党」は「嫌」なんですよね。

高家氏
どうしてですか?

三橋氏
だって「バレちゃう」じゃん、「誰から金もらってるか」が。

高家氏
あ、バレちゃダメなんですか?

三橋氏
「バレていいでしょ」と思う、私は。「透明性」ってことだと。

高家氏
うん。

三橋氏
でも、やっぱそこはですね、ま「自民党」なので、うまくこう、またなんか「抜け穴」とか、「ごまかし」とかやるんじゃないかな、と。

ちなみに、あのこれ「政治資金パーティー」ね、禁止したところで多分ダメだと思う。

高家氏
どうしてですか?

三橋氏
え、なんかほらえっと「機関誌」とか作るじゃん、あのいろんな「政治家」さん、「機関誌」作ってましたでしょ?
多分あれを「高額で売る」と思う。

高家氏
はぁ。
「パーティー」じゃなくて、(機関誌だからいいでしょ、と)?

三橋氏
「パーティーじゃないからいいでしょ」(と)。
ああ、いや「同じじゃないか」みたいな話になるでしょ?
で、それも「規制する」ってなったら、「じゃぁ「赤旗」どうなんだよ?」

高家氏
うん。

三橋氏
はい「赤旗もダメ」ってことになっちゃうじゃん、ってことで、きりがないので、やっぱりその「金額下げた」上で「透明化」ってのが、はい、まあ1番いいんじゃないかなって。

https://youtu.be/nkmo7OM4zUc?


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