2024.03.11　政府が SONY だけ投資カット　三橋貴明氏

【全編公開】財務省が"SONYへの投資だけ"カットした怖いお話～半導体支援の裏で起きた悲惨な現実 [三橋TV第832回] 　2024.03.11

https://youtu.be/8nNvoGI9aK4?

10:47~

三橋氏
さっき「経産省」とか「通算省」が昔「半導体を、もう1回復活させる」ためになんか「コンソーシアム的なものを作った」って言ったじゃないですか、
2回ぐらい見たんだけど、私。

コンソーシアム　･･･　複数の企業が「共同企業体」を組成して、一つのサービスを共同で行う取引。
　　　　　　　　　　　　　　　

高家氏
はい。

三橋氏
そこの金額ってね、「政府」がお金入れたの、「300億」とか「200億」なんですね。

高家氏
ほう。

三橋氏
それ、でかいですよ？個人にとっては。

高家氏
はい。

三橋氏
でも「半導体の工場」を作るだけで「1兆円」とかいる世界ですよね。

高家氏
う〜ん。

三橋氏
そこ、「こんな金しか投じないで、どうすんのかな」と思ったら、あの、ポシャっちゃったわけ。

高家氏
今回は違いますからね〜、額が違いますよ〜。

三橋氏
はい、まとめました。

「ラピダス」、「次世代半導体ファウンドリー」に、あの「2nm（ナノメートル）のチップを作ります」と言ってます。

「投資額」、わかる？これ、「5兆円（50000）」。

高家氏
「5兆円」？

三橋氏
はい。で、「政府の支援助成額」。

今のところ「3300億円」。
でも、これ増やすんですよ、どうせ。
で「TSMC」の菊陽町の第1工場「9800億円（9800）」。

高家氏
うん。

三橋氏
半分が「日本政府（の支援金）」。

高家氏
はい。

三橋氏
で、第2工場、（投資額が）「2兆1000億円（21000）」。
（政府の支援で）「732億円（7320）入れますよ」と。

高家氏
はい。

三橋氏
で、「マイクロン」。え〜「マイクロン」ってあの「ipmメモリー（エルピーダメモリー）」ってのを作った「DRAM（ディーラム）」の会社ね。
アメリカの会社だけど「5000億（5000）」やります、と、東広島市。
じゃあ「1920（1920億円）」（政府が）「支出」、出します、と。

「ローム」「6000億（6000）」でパワー「半導体」作ります。「1290億円（1290）出します」って感じで、うわーってですね、その政府の金が入ったと同時に「民間の金」も出てんですよ。
で、ですよ、ちょっと1個だけ違和感ない？

高家氏
違和感？　何ですか？

三橋氏
これ。

高家氏
おお。

三橋氏
「ソニー」（の）「イメージセンサー」、「ソニー」の主力製品ですね。

高家氏
はい。

三橋氏
そこに「9000億円（9000）」いるんです。

高家氏
はい。

三橋氏
「ソニー」がですよ。
（でも）助成（額）が「3.7億円」、桁、3桁違くね？みたいな、

高家氏
はい、それ、どうしてなんですか？

三橋氏
はい、いい質問です、そうなんです。
「経産省」は当然、その「ソニー」に対しても「3000億円」入れようとしてたんですよ。

高家氏
はい。

三橋氏
「イメージセンサー」っての、非常に重要だから。
（でも）それに「反対」した省庁があるんですよ。

高家氏
え？

三橋氏
分かると思いますが。

高家氏
･･･「いつもの」ですか？

三橋氏
「いつもの」です。

高家氏
「財務省」ですか？

三橋氏
「財務省」です。

高家氏
どうしてですか？

三橋氏
その理由がですね、「ソニーはちゃんと利益を出しているんだから」、「自分たちでできるだろう」っていう、

高家氏
えぇ〜。

三橋氏
「お金なんか入れる必要ない」と。
もちろん「経産省」はあきらめてるんじゃなくて、え〜「24年度」だから、ま「来年度の補正予算」に突っ込もうとしてんだけども、

高家氏
はい。

三橋氏
すごいでしょ、この話。

高家氏
はい。

三橋氏
だから「ソニー」が、投資しまして、だから、これ「ソニー」からしてみたら「ええ〜」と思いますよ、これ。
「なんで、うちだけ来ないの〜」って。「9000億円もいるんだよ」みたいな。

高家氏
うん。

三橋氏
はい。
それは「いや、お前らは利益を出してんだから、別に金入れる必要ねえだろう」っていう理屈になっとるんですよ、「財務省」的には。

高家氏
ええ〜。でも他の企業もそういえば（そう言ったら）、そうじゃないですか？

三橋氏
そうでしょ、そんなこと言ったら。
はい、だからね、ま、要は「財務省」はとにかく「ケチりたかった」んですよ。

高家氏
ふぅ〜ん。

三橋氏
特に「経産省」の後ろにおそらく今回「アメリカ」がいます。
実際、あの「日本」と「アメリカ」は「半導体」の「最先端の部分」で「協業しましょう」ってことも決まってます、これは「オープン」になってますけど、
となるとですね、（アメリカに）逆らえないでしょ、「財務省」も。

高家氏
うん、うん。

三橋氏
で、それで「経産省」が、バンバン「（半導体）予算」つけてったんですよね。

高家氏
はい。

三橋氏
こんな、こんな額（半導体の、高額の助成金）見たことない、今までは。
っていうんで「どっか抵抗してやりてえな」って考えた時に「1番好調なのは多分、ソニーだな」と。

高家氏
あぁ〜。

三橋氏
「そこだけでも潰してやろうかな」っていう形で（財務省は）「（経産省がつけた）3000億円の支出を、補正予算のからの支出を止めた」と。

で、これが、これ「何が問題か？」ていうと、「それを止めた「財務官僚の査定」の評価になる」ってことなんです。

高家氏
うぅ〜ん。

三橋氏
「よくやった」（と）

高家氏
「素晴らしい」（と）

三橋氏
「素晴らしい」、「3000億円止めた」と。
「あ、じゃあ出世させてやろう」っていう構造になっとるんです、本当に。

高家氏
う〜ん。

三橋氏
はい、「第2次安倍政権」が始まって以降、いろんな「プロジェクト」してたのね。「お金（予算）がつきそう」なのが、ことごとく潰されました。

大体「数100億円とかの予算つきました〜」っていう話になってて、あん時はあの「麻生」が「黒麻生」じゃなくてまだ「白麻生」だったのね、当初は。
「あぁ、つけてやるぜ」って感じで決まってた話とか、（今）もう「全部」潰された、はい、あの「最先端の科学技術」について。

高家氏
う〜ん。

三橋氏
それで、あの、なんでしょうね、「結果的にどうなったか」というと、「それを止めた財務官僚」が「出世していった」っていう状況なんです。
ひどいでしょ？

続きはYouTubeで確認　🐈

https://youtu.be/8nNvoGI9aK4?