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2023.1.20 真面目に「少子化対策」やってます? 三橋貴明氏 

異次元の少子化対策という名の消費税増税推進路線を叩き潰せ!【三橋TV 第654回】 2023.1.20

https://youtu.be/G6vWw_wDKUA

2:10~


少子化は、非婚率が影響してる

三橋氏
みなさんもご理解されてるでしょうけど、「日本の少子化問題」ほんと、喫緊の課題、っていうか緊急課題ですね、国難といってもいいでしょう。
原因はもうわかってるわけですよ。データに基づいて。

「非婚化」ですよ、「非婚化」。「子供を産む数が減ってる」じゃなくて「結婚が減ってる」んです。
とくに「若い男性」ですよね。

高家氏
「所得」の問題で?

三橋氏
「所得」の問題と、あと「雇用の不安定化」。
あと「東京一極集中」もある、うん。
基本的には「実質賃金の上昇」と、「東京一極集中」、これに尽きるんですよ。

だからね、あれですよね。「東京都」はもちろん「出生率最低」ですけど、
あの「ワースト10」に「東京」「神奈川」「埼玉」「千葉」全部入ってるからね。

そこに集まってきてるんです、東京一極集中。そら少子化になりますよ。

でね、東京で暮らすと「家賃が高い」んです、これが。
ビックリするぐらい高いですよ、地方のお住まいの方からしてみたら。
だから所得が多少高くたって、家賃で食いつぶされちゃう。

高家氏
ほんとそうです。

三橋氏
逆にあの、交通費は、車もたないから地方よりは楽なんですけどね。

これ、どっちも問題で、地方はインフラが整備されてないんで、逆に地方の方がガソリン代とか大変なんですよ、しかも今のような時期だと。
でも、東京は確実に「家賃」ですよ。物価は、物価はあまり変わらないからね。東京も。

まあ、所得は違うんだけれども、多少所得高くてもほとんど家賃で食いつぶされてしまうから、結局生活はかつかつになってしまうんですよ、ほんとに。
そこに人がいっぱい集まってくるんですよ、若者がね。
「そりゃあ少子化になるじゃん」って話なんだけど。

少子化対策  ① 東京一極集中の解消

いずれにしても「少子化の対策」っていうのは2つしかなくて、1つは、「東京一極集中の解消」。

これ「インフラ整備」と「税制優遇」ですよ、外に出ていく人たちの。
やってくんねぇかな、「飯田市?にいくから所得税免除する」っていったら明日にでも行くんだけどな。
って話なんだけど、そういう複合的な「東京一極集中の解消」ね、「インフラの整備」とか「税制」とか。

高家氏
やっぱ「税」ってそういう役割ありますよね。

三橋氏
もちろんそうですよ。
「東京から散らすために税制をいじる」って、これ明確な目的があるでしょ?
「東京一極集中の解消」って。

高家氏
「財源」とかじゃなくて、そっちの方向性でやってほしいっていう?

三橋氏
そう、「ミッション」ですよね。経産省的にいうと「ミッション」によって税金が決まるべきですよね。

少子化対策 ② 雇用の安定化・実質賃金の上昇

で、2つ目が、「雇用の安定化」と「実質賃金の上昇」なんだけど、

私これね、達成できると思ってたのよ、2012年ぐらいに。なぜか? 「少子高齢化」で「生産年人口比率」が下がっていったのを、ずっと見てたから私、2010年ぐらいから。

で、バブルの時は、「生産年人口比率」は「総人口の7割」ぐらいだったから、それがね「60%」に近づいていったの。今は「60%」切ったけど。
「これ、絶対人手不足になるな〜」と、いうことで2013年ぐらいから、これ「人手不足とんでもないことになるよ」って言ってたら、ま、なったのね。

「女性活躍社会」「外国人を入れる」で、均して日本を低賃金にした

高家氏
でも、外国人‥。

三橋氏
そう! 外国人の前!

高家氏
の前ですか?

三橋氏
(その)前に、「女性活躍社会」!

高家氏
ああ〜。

三橋氏
「1億総活躍社会」! 「人生100年時代」!(と我々にたきつけた)

‥ということで、(元々は)「人手不足になる状況」(になるはず)だったの、それで良かったんだよ?

それで良かったんだけど、それを上手くごまかすために「女性」をガンガンガンガン労働市場に入れたの。

高家氏
ああ、「安い労働力」が必要だから?

三橋氏
そう、「生産性が低い労働力」として。

だから「労働集約型」にしてたのよ、最初全体が。とくに「サービス業」。
そこにさらに「高齢者」入れてですね、「それでも足りないから外国人」って。
そんなことやってたら外国人が来ないほど「実質賃金」が下がっちゃったんだけど。

ただ、これは人口構造的には、人手不足が確実に進行するから、それを「生産性こうじょ?」ってことをみんながやれば、実質賃金が上がてっくから、「解消されるな」と。
まあ、「東京一極集中」は別の問題なんだけど、「少なくとも「雇用の安定化」と「実質賃金の上昇」はかなうんじゃないか」って思ってたの、構造的に。
全然ダメだったね、政策的に全部妨害されたからね。(そんなことされたら)かなうわけがないんだけどね。

いずれにしてもですね、「少子化の問題」っていうのはデータが全部明らかにしてくれてます。

「非婚彼氏」、結婚した夫婦の子供の数が減ってるわけじゃないんです。

岸田内閣の「異次元の少子化対策」って?

ということで岸田内閣が「異次元の少子化対策」とか言い出したから、「へ〜、ついに目が覚めたのか、岸田文雄」とか思ったのね。

1月6日のブログのエントリー「少子化対策としての消費税増税の愚」っていうエントリーで書いたんですけど、ここらで取り上げた記事が例の「異次元の少子化対策」、「れんとう会見」って言ったからね。
なんだろうね、「異次元の金融緩和」のパクリなんだけど、「異次元の」ってつけたら「なんか、すげぇ」「新しいことやるんだ」って思って中見てみたのね。

まあ、はっきり言って対策が2つしかなくて「結婚適齢期世代(とくに男性)の実質賃金の安定的な上昇や、雇用の安定化」と「東京一極集中の解消」でしょ?
「をやるのかな〜」と思ったらですね、もちろんそんなことはなくて、

「児童手当などの経済支援強化」、「児童手当」っていうことは「子供がいる世代への支援」だよね?
「学童保育や病児保育、産後ケアなど全ての子育て家庭への支援」、だからそこじゃねぇだろって話なんだけど、
これ止める気はないよ? (それはそれで)いいんだけど、少子化対策にはならんから。

「仕事と育児を両立する女性の働き方改革の推進」‥、全然変わってねぇじゃねぇか、と。どこが異次元なんだよ、と。

ということで、これまで散々、○○てました。
ところが少子化抑制しなかった。
「古臭い、チープな政策の焼き直し」でございますからね。

「結婚」「子育て」が贅沢品になった今の日本

なんか今なんかね、「結婚して子育てする」っていうのは「贅沢品」になっちゃってるよね?

高家氏
う〜ん、なってます。

三橋氏
「贅沢品」ですよ?(となってる)
たとえばですよ、「東京一極集中の解消」っていうのは長い話だし、「デフレ脱却」も簡単にいかないっていうんんだったら、「簡単に「少子化を解消」の方向に向かわせる方法」ってあるんですよ。

「地方交付金を積み増し」て、「全ての非正規公務員について、本人が望むなら正規公務員として、処遇や賃金の格差をなくす」んです、「倍」になりますから、賃金。
1年後にベビーブーム起きる、確実に。

で、覚えてますかね?  2021年の末ですね、「来年は少子化問題がシャレにならないことになり、大々的にクローズアップされることになりますよ」って予想して、ここでも話してる、だったんです。
っていうか私でなくても誰でも予想できる。

それで出てきたのがですね「これまでの成功しなかった政策の焼き直し」なんです。
で、「少子化」の真因である「非婚化」から、矮化に目をそらしてるんですけど、なぜこんなことになるか、もうわかりますよね?

高家氏
なぜ?

「緊縮財政」をするために「少子化」を使う

三橋氏
いや、「緊縮財政」ですよ。

「緊縮財政である限り、少子化対策ができない」って話なんだけど、今の日本の場合、話、ここで終わらないんですよ。

高家氏
悪い方へ続くんですか?

三橋氏
もちろん、もちろん。

だから「少子化対策のためには「財源👿」が必要ですよね♡ つきましては「消費増税」を検討しましょう♡」(by政府)
というルートを進めるに決まってる。

高家氏
そう、その予感がするから、色んな「手当」をつけてもらっても、安心感がない‥。

三橋氏
もちろんそうですよ。

この岸田総理大臣の「異次元の少子化対策」を進めるために「省庁横断の会議を設置する」と言い出したわけですよ。所謂「有識者会議」を開くらしいんですよ。まら、結論は決まってるんだよね。
「安定財源が必要です👿」。

高家氏
またそこになっちゃうんですか?

三橋氏
またそこになるに決まってる。
もうばかばかしくなる、ここまでくると。

甘利議員の手のひら返し

さらに、政治家の「甘利議員」がですね、「消費税の増税が必要だ」って言い出した。
多分ね、彼ね、この間の選挙で落選して「比例復活」なんですよ、まさかの立憲民主党の若い候補者に負けましたからね。
ということは「政治力が弱くなってる」、「ここから自分の政治力を高めるにはどうしたらいいか」って考えたときに一番いいのは「財務省に取り入ること」です。

高家氏
そうなんですか? へぇ〜。

三橋氏
そうです。そうすると「色んな特典」があります。

高家氏
たとえば?

三橋氏
たとえば、だって「消費税増税すべきだ」っていう発言をそもそも取り上げてもらえるんです。
まず「顔」出さないとダメ、政治家って。
まえ、言ったじゃないですか、「有権者が誰に投票するんですか?」って時、

高家氏
よく見てる人?

三橋氏
そう、「顔を知ってる人」、「名前を知ってる人」です。

で、「緊縮財政の転換」なしに「少子化対策不可能だなぁ」と思うんですけど、だからほんとに6日、小倉子供政策担当相と官邸で会って、有識者会議つくる、ということなんですね。
確実にこれ「財源」論しかしないと思う。

「少子化のメニュー」とか、そもそも子供がいる家庭を支援しても、それ自体はいいんだけど、「少子化対策になるのか?」っていう「根源的な議論」はされない。
それで単に「財源は??」って、

高家氏
ええ〜。

三橋氏
だから、鼻から目的決まってんの、「消費税増税」です、これは、確実に。

高家氏
その(消費税増税)ために、逆に(少子化であることが)使われちゃってるみたいな?

三橋氏
そう!

本当は「防衛費」の話題についても「増税」に使いたかった

「防衛税」のときも(財務省は)使いたかったんだよ。

高家氏
それは、厳しかった?

三橋氏
ちょっと、無理でしたね。

だから実際いつからやるかわからない「防衛増税」、しかも「1兆円」でしょ?
っていうような、財務官僚としては「全然物足りねえな」っていうオチになっちゃった。
しかもそれも「決定してない」からね? 今のところ。 要は「法律がない」わけだから、「防衛税」に対しては。

「消費税について、もっといいネタねぇかな?」って(時に)  ‥「💡 少子化だ」(by 財務省&政府)

高家氏
「(少子化対策から)使っちゃおう」って?

三橋氏
「💡 少子化対策(から使えばいいん)だ!」(by 財務省&政府)

「少子化対策のためには、「安定した財源」が必要です」→
「そのためには「消費税増税」必要です」
っていうことで、まず有識者会議で「消費税増税の道筋」を書いてですね、そのあとに、確実に、甘利さんに代表されるような政治家たちに「消費税が必要だ」って発言をさせていって、そうやって「空気を作っていく」んですね。

これ、全く同じことが、2012年の「税と社会保障の一体改革」で現れたの。

高家氏
「既成事実化」?

三橋氏
「既成事実化」。

「増税」のための言い回し

だからね、わかるんだよ、彼らの手法っていうのが。
だって「防衛力強化」しても「少子化対策」にしても「社会保障の安定化」にしても、「反対できない」でしょ?

高家氏
う〜ん、できないです。(反対)しにくい‥。

三橋氏
(反対)しにくいでしょ?

そういうのとセットにして「そのためには財源が必要です」ってことで「消費税増税」を図ってくるわけです。

高家氏
え、でもそのときに私達が「国債じゃダメなんですか?」って思ってたらまた違った方向にいきますか?

三橋氏
違った方向にいきます。

だから、2012年のときに違ったのが、今回は結構正しい貨幣感とか、信用創造の理論を知っちゃってる政治家がいるってことです、意外と。

萩生田(はぎうだ)政調会長どこまでわかってるのかわかんないんだけど、とりあえず「防衛増税」についてですよ、多分自民党としては、ゼロから「財源」についてね、「見直す」っていうそういう会議を作る、といっています。
そこに多分、西田昌司先生とか城内実先生が入ったら「イヤ、国債だろ」と言うんですよね。

「増税」したところで、それは「国債」?

この話がね、ほんっとうにバカバカしいのが、「どっちみち国債」だってことですよ。

高家氏
はい。

三橋氏
だって「令和5年度の防衛費」って、今年の4月から支出されるんですけど、「防衛税」って全然決まってないんですよ。

高家氏
「スペンディングファースト」?

三橋氏
「スペンディングファースト」。「始めから国債」なんです。「始めから国債」です。
後から税金がとれたとしたら、国債と相殺していくだけだから。
要は「議論の根底から狂ってる」んですよ。

それにも関わらず「税は財源で〜す」っていうような、そういう発想になっちゃうんですね、
これ「神話」だね。

多分ね、(この「神話」らしきものって)「道徳的に納得がいく」んですよ。
「私達から集めた税金で、自衛官さんたちの給料を払って、橋を作って、みんなのための公共サービスを支出してるのね?」っていう「ストーリー」がですね、

高家氏
「払ってる」(という)意味合いを持たらせる、みたいな?

三橋氏
そう、(その神話は)「「道徳的に」納得がいく」んです。

「道義」を持ち出す

で、基本的にですね、「悪いやつら」っていうのは、自分たちの主張を正当化するときにですね、「道義を持ち出す」んですよ。
「国の借金を未来に残していいんですか?」、つまり「あなたは将来世代のことを何も考えてない人、でいいんですか?」っていうレトリックでしょ?

あるいは「国民を甘やかしてはいけない」、と。
「いや、国民を甘やかしていいんですか?」とか。(いうレトリックも使う)

たとえば「地方交付金を増やせ」とか「地方税を日銀を買い取れ」っていうと、「そんなことしたら地方自治体にモラルハザードが起きる」(と言ったりする)。「だから何だ?」っていう話なんだけど。
このように(悪い人は)「道義」に訴えてくる。

これね、人類の伝統なんです。基本的に政府の役割を小さくして、増税するとかして、要は「国民を苦しめる」、「国民」って「大多数」のことだけどね、「大多数の国民を苦しめるような政策を推進する勢力」っていうのは「道義心に訴えてくる」。

稲田朋美「増税しても日本人は強いから大丈夫」‥どういう意味?

あの、「稲田朋美」覚えてます? 彼女が自分の本で「日本は緊縮財政が必要です、構造改革が必要です」とかいって「日本人は強いんだから大丈夫」とか言ってたんですよ。
いや、弱いよね? 大丈夫じゃないんだけど、「イヤ、日本人は強いんです」って言われると「う、うん、そっか」みたいになっちゃう。

あるいは、「フェアなで自由な市場競争で負けたのは、それは自己責任でしょ?」、

高家氏
結構ヒドいですよね。

三橋氏
って言われると、でも逆らいがたいでしょ?
「だってフェアじゃないですか」(と言われると‥)。

でもね、「フェア」じゃないんだよ?実際。
ぶっちゃけね、ヘビー級のボクサーとストロー系のボクサーと戦ってるようなもんだから。ストロー系負けるの。
「だから政府ってものがある」んだけど。

そういうのが負けて、自分は所得増やしました、っていうのを正当化するためには「道義」に持ち込みます。
「自由でフェアな戦いを戦ったじゃないですか?」「それ、負けて、人のせいにするんですか?」って言われると‥

高家氏
ああ、ああ。

三橋氏
ね? あいつらのレトリック手に取るようにわかるんです、私は。

だから今回も絶対に「少子化対策のために消費増税反対するって、じゃあこのまま日本人消えていいんですか?」って、

高家氏
ああ、やってきそうですね?

三橋氏
やってきますよ、やってきますよ、絶対。

という形でですね、結局その「税は財源です」って言ってるのが頭の中にあるとですね、「逆らえない」ですよね。だって「少子化対策が不要だ」っていう人まずいないと思うもん。「防衛力強化」もそうですけど。
そこにつけこんでくるんだよ、っていう彼らの手法というか手段をね、いいぃ加減に理解してほしいんですよね。

だって「納得いく」でしょう? 私の説明って。「確かにそうやってきてるな」って。

高家氏
絶対「(道義と)セットだな」って。

ゾンビを作って、違う人たちにつかさず「ゾンビを潰せ」と言わせる

三橋氏
「ゾンビ企業を退場させないと新陳代謝がいかないんですよ」って言われると、「新陳代謝は別に進まなくていいよ」って中々言えない。

あと、たとえばコ◯ナとか、U戦争とかで、みんな企業が苦境に陥っちゃって、「お金を借りざるえない」と。
政府の支援で救済されてる企業いっぱいあるわけですよ、それ「ゾンビ企業」なの?と。
「平時」ならわかるよ、「非常時」においても、企業の頭に「ゾンビ」ってつけるわけね。

これね「ゾンビ企業」‥確かこれバブル崩壊、90年後半ぐらいかな? このレトリック、流行り始めたの。

高家氏
「ゾンビ企業」ってどんな状態ですか?

三橋氏
要は「政府からの支援なしでは生き残れない企業」ですよ。
しょうがないよね。だって今ね、日本国民を×○×○って言ってるんだから。
「飲食」とか「観光」とかボロボロになるの決まってるじゃねぇか、と。
「政府からの支援」受けた「融資」ね。、「ゼロゼロ融資」ですか。
それの返済が始まるんだけど、そんなのできるわけないじゃん、こんな状況で。

でも「返済しないようなゾンビ企業は退場させた方が新陳代謝が進むんだ」とかね。

高家氏
へぇ〜え。

三橋氏
言ってますよ、(悪い奴ら)普通に。

これ、ほんとね、最近わかったんだけど、そういう「道義心に訴えて国民を苦しめるような政策を推進する連中の「根本」に何があるか?」、
もちろんね、めちゃめちゃ論破されたときに、それ「自分が間違ってることを認めたくない」っていうのもあるんだけど、もっと根本的に「究極的なもの」があるの。

高家氏
何なんですか?

大多数にけしかけ、「自分は安全地帯にいる」と確信

三橋氏
それは、「自分が安全である」と認識してるんです。

高家氏
ああ〜。「自分は違う」‥。

三橋氏
「「自分は」大丈夫」。

高家氏
ふぅぅ〜ん。

三橋氏
腐ってるんですよ。そうじゃないとね、前、大塚さんに来てもらいましたけど、(今)畜産業が、「配合飼料が3倍」とかになってて「やっていけるわけねぇじゃねぇか」と。
それで「廃業」が続出している状況で、「今までの畜産業の経営が間違ってたんでしょ?」とか平気で言えないよね?

そう言ってるやつは「自分は安全だ」って思ってる。

高家氏
「食べていける」みたいな?

三橋氏
「食べていける」というよりも、まあある程度所得あるじゃないですか、あるいは「想像力が単にない」のか?
なんですね。

歴史の上ではいつもあったけどね

ほんっっと、やな時代になったな、と思うんですけど、まぁ歴史振り返ったらこんなもんだからさ。

高家氏
そうなんですか?

三橋氏
こんなもんです。今なんかSNSがあるから「まだマシ」だよ。

SNSがあるから国民が分断してる面が確かにある。確かにあるんだけど、そうじゃない部分もありますよね。
どっちが勝つかわかんないんだけど、意見が言えないよりはいいんじゃない?

高家氏
ああ〜、広く色んな人と?

三橋氏
そう。コミュニケーションをとるのがいいとは思わないんだけど、SNS上でね。文脈とか読めないし。
ケンカばっかりやってるでしょ? 私なんか何も返信しないんだけど。
ま、そういう部分もあるんだけど、逆に「なかったら」私いないからね?ここに。

高家氏
ああ。

三橋氏
インターネットなかったら。だって情報もとれないと、データもとれないし、データも入れないし、グラフも作れないし、三橋貴明はいなかったってことになります、この世に。

ということで、「前よりはマシ」だと思う。
でも、一人ひとりがこういう、彼らのやり口ですね、「道義心に訴えてくる」、それをちゃんと跳ね返すような理論武装しないとダメですよってことです。
どういう理論武装すればいいかってのは、少なくとも「少子化対策」と「社会保障」と「防衛費」については簡単ですね。

🌟「安定財源は国債です」🌟

これで終わりです。

続きは YouTube で確認🐾


https://youtu.be/G6vWw_wDKUA

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