2023.5.5 空売りファンド 三橋貴明氏
外国空売りファンドの敗退 結局「日本銀行」が最強だったというお話【三橋TV 第699回】 2023.05.05
3:21~
空売り ‥ 手元にない株式を「借り」て、その後「売り買い」を繰り返し、「利益」「手数料」を得る手法
三橋氏
今日はね、「あれ」の結末。
高家氏
「あれ」?
三橋氏
「あれ」。昨年の6月ぐらいから「日本国債に対して、空売りファンドが、空売り攻勢かけてきた」でしょ?
あの「結末」がもう「着いた」んですよ。
高家氏
はい。
三橋氏
「空売り」って、改めて説明しますけどもね、あの「国債」だけじゃないですよ、何らかの「金融商品を借りてきて、叩き売る」と。
と、「価格が下がる」と。で、下がったところで「買い戻して、返済する、変換する」と。
ちょっと「差額を抜ける」っていう、これが「空売り」なんですよ。
高家氏
どうやって借りるんですか?
三橋氏
それは「手数料」払うの。
「こんだけ手数料払うから貸してください」って、貸す方も儲かるわけ、手数料分。
高家氏
う〜ん、なるほど。
「国債の空売り」‥「生命保険会社」などが貸し出し「手数料」を得ていた
三橋氏
昔はね、「国債の空売り」とかってね、私の記憶だと「生命保険会社」とかが貸し出してたと思うんだよね。
高家氏
国債を?
三橋氏
「国債」について、「生命保険会社のビジネスモデル」って、「皆さんから保険料を集めて」まさにそれで「国債運用」します。
「銀行」じゃないんで、「日銀当座預金」持ってません。
だから「皆さんからの保険料」集めて「国債」を買うわけです。
すると「最低限の金利」は保証されるから、それで成り立たせるってビジネスなのね。
だから生命保険会社が「国債売る」ことってあんまりないのよ、「日本国債」の話よ。なんでかというと 「ビジネスモデル」崩壊しちゃうから。
高家氏
うんうん。
三橋氏
でも、「貸し出し」はいいんだよね、貸し出したら「手数料もらえる」から、これで儲かります。
高家氏
あぁ〜、なるほど。じゃあ、保険会社が例えば「ファンド」にその「手数料」乗せて貸し出すんですか?
三橋氏
はい、「貸し出す」と。 で、借り入れた方は「叩き売れ〜」ってやって、
高家氏
大量に?
「10年(長期)国債金利」の「叩き売り」
三橋氏
大量に。今回「兆円」単位でしたね、月で「兆円」単位とか「叩き売る」って、ちっちゃいんだけど、全体から見てみたら。
で、もう今回のターゲットになった「国債」は、日本国債の「10 年物国債金利」、「10年物国債」です。
いわゆる「長期金利のベースになってる」やつ。
あれって、すでにほとんど日本銀行を持ってんだよ。
高家氏
はい。
三橋氏
「量的緩和です」ということで買い入れてった国債って「10年物国債」が中心だから、ほとんど「日本銀行が持ってる」のね。
しかも「日本銀行」って、「国債」買う時に「キーボード売ってる」だけだから、「日銀当座預金」の口座、まぁ「預金取り扱い期間」とかの口座残高を増やして「Enterキー 」ぽんっ。
これでぽんっって「日銀当座預金」現れて、「国債」買ってたわけですよ。
だから「国債」買う方としては最強というか、神ですね。誰も勝てない。
「海外ファンド」は、手を出せない
もう勝負挑むことがバカバカしいくらいなんだけど、「外国ファンド」ってだいたいですね、毎回いわゆる「ウィドウメーカー」ね「未亡人製造機」である「日本の国債」に挑戦して、失敗して、10年間20年ぐらいするとその記憶がなくなってまたチャレンジするって、今回、昨年6月もやったわけよ。
高家氏
はい。
三橋氏
でも今回のポイントは、1つはですね、もう「借り入れる国債がない」ってことですよ。
だってほとんど日本銀行持ってんだもん。
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