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2023.2.20 高収入女性と低所得男性 三橋貴明氏

当たり馬券だけを買うことはできない 財政の選択と集中はやめよう 【三橋TV 第667回】 2023.02.20

https://youtu.be/JLV845ARetw

1:20~


東京の「高収入」女性の望む 結婚相手は「さらに金持ち」

三橋氏
あのね、「東京の少子化問題」を調べてみると、結構面白い話があるんですよね。

高家氏
なんですか?

三橋氏
つまり、東京で働いてらっしゃる「高所得の女性」って、この方々ってね、不思議なことに「結婚したら男性がメインで私を養うべきだ」って発想になるんだって。
別に「専業主婦になる」ってわけじゃないんだけど。
「私が、低所得の男性を養ってあげる」って発想が出てこないんだって。

高家氏
えっ? そうなんですか?

三橋氏
そうなんですよ。

高家氏
えっ? いっぱい稼いでるから養おう、みたいな感じじゃなくて?

三橋氏
別にそれ「男性的」じゃないですか?
それひっくり返って、男性が「そうするべきだ」っていう発想になるんだって。

高家氏
へぇ〜。

三橋氏
ということはですよ、「高所得の女性」っていうのは、東京での話だけど、「より、高所得の男性」としか結婚しないんです。願望的に、そうなってる。

高家氏
はい、はい、はい。

三橋氏
悪いけど、そんな男性、みんな結婚してるからさ‥という話なんだよ。

高家氏
確かに。はぁ〜。

三橋氏
で、面白いことに「低所得の男性」の方も「男性が養うべきだ」って考えてるらしいのね。
そうすると、「高所得の女性」と結婚できないですよね?

高家氏
「オレにはできない〜」って?

三橋氏
っていうわけになっちゃう。

これ、「社会学」の問題だよね。
とりあえず、あれですよ、「高所得の女性」も、「所得があまりないような女性」も、「東京圏に住んでて」ですよ、「高所得の男性」と付き合うことができたら、「さっさと捕まえて結婚したほうがいい」から。
「あっという間に消える」よ? 彼ら。

なめちゃいけませんよ?

高家氏
‥30歳からでも遅くないんですか?

三橋氏
(笑)何を言ってるんですか?

別に関係ないと思いますけど。

「高収入」男性が少なくなったので、ならばせめて「若くてイケメン」

あと、面白いのがですね、「高所得の」、「高所得」っていうか「中所得ぐらいの女性」がですね、今、結婚相手を選ぶときに、昔はやっぱり「リッチな人」っていう夢があった、「年収1,000万円以上」みたいな。「1,000万円」かどうかは別にして、っていう話だったんだけど、

今はね、逆にそういう方々って「所得が低くてもいい」んだって。
「ただし、若くてイケメン」。

高家氏
ああ〜、なんとなくわかります。

三橋氏
わかるでしょ?

つまり、今まで逆だったんですよ。
「高所得の男性」がですね、その「若い美人と結婚する」って話だったんですよ。
それなんか、私的には「筋が通る」わけ。

でも、その「高所得の方々(男性)がいなくなってきてる」わけ、男性が。
で、いてもどうせ結婚してるわけ。「結婚相談所」とかに来ないよね?

そうすると、「所得はそれなり」でもいいんだけど、「じゃあせめて若くてイケメンで」っていう、
これ男性が元々、女性に対してアプローチしてたのと同じ様な感じになってきてる。

高家氏
へぇ〜、面白い現象ですね。

三橋氏
でもわかるでしょ?

高家氏
う〜ん。

三橋氏
「相手が高所得じゃなくてもいい」「だったらじゃあ代わりに」っていう、非常に論理的ではあるよね?
‥とかですね、色々変わってきてるらしいんだけどもね、まぁでも所得がみんなちゃんと増えてくようになったら、全部問題また変わっちゃうんだろうけど。

高家さん、「こういう男性」とか、あるんですか?

高家氏
でも、私もその「普通」の感じがいいなって思ってますけど。

三橋氏
「ただし、若くてイケメン」でしょ?

高家氏
あはは(笑)。いや、そこもつかないですけど。もはや。

三橋氏
もはや、って、まだ32歳だからね。

「国債発行」=「需要が拡大するインフレ」は問題ない

で、この話をしたかったわけじゃなくて、「財政政策」ですね。

で、「国債の発行」っていうのは、まぁ「インフレ率」ね、「需要が拡大する形のインフレ」になっちゃって、という状況にならない限りは、基本的には全く問題ないんですよ、というのを、こう、説明するじゃないですか。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
○ デマンドプル型インフレ(良性)
 (国民の所得が増えるインフレ)

○ コストプッシュ型インフレ(悪性)
 (国民の所得が増えないインフレ)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

すると、人間って面白いんですよね。
「ああ、じゃあ、ここにお金使えばいいんだ」って形の「ピンポイント」の「選択の集中」を始めちゃうんですよ。
それ、なんででしょうね?

それは、自分に「貨幣的な制約があるから」です。
だから「貨幣的な制約」が、「自分にある」から、「貨幣的な制約がない」っていうのを「政府がそうだ」って納得したとしても「貨幣的な制約」に基づいて「ここに使うべきだ」っていう「選択の集中」を始めるわけ。

高家氏
「全部〜」って出来ない?ってこと?

三橋氏
「全部〜」って出来ないんですよ。面白い現象でしょ?
で、それで、そういう人たちに言いたいんだけど。

あのね、「当たり馬券だけ買うことはできない」から。

高家氏
確かに。

三橋氏
みんな、「当たり馬券買える」って思ってるんですよ。

無駄なものが最初から分かるなら苦労はしない

だってね、特に「技術分野」とか、「人材」の分野とかね、まぁ「インフラ」もそうですよ。あと「防衛」もそうですね。
っていうか「あらゆる分野」だね、「あらゆる分野」は「どこが最も適切な支出なのか?」って、下手したら「科学分野」なら「100年後」にならないとわかんないからね?

「基礎研究にお金をつぎ込んだ」って、これ成果が出るのが「100年後」とか平気であるわけ。
人間は神様じゃないんで、そんなことできないじゃないですか?

高家氏
はい。

三橋氏
でも「選択の集中」をしたがるんですね〜。

高家氏
その「制約がある」って思い込んじゃってる?

三橋氏
「政府にない」って「納得」してるんだけど、本心では「納得してない」んでしょ?
自分があるから、そりゃあ人間にはあるよ、「貨幣的制約」が。

だから「全部出しなさい」ってことを言わなくちゃいけないんだけども、政治家はなかなか言えないですよね。
それこそ「放漫財政だ〜」って言われちゃうから。

「研究した」結果、成果がなくても「誰かの所得にはなっている」


でも私、基本的に「政府の支出」(基礎研究など)で「無駄な部分」ないと思うよ?
誰かの所得になってるのは間違いないんだから。

あとは「生産性を高める分野に投資すべきだ」とかいう、神の如きですね、予見能力を持っている、(皮肉)

高家氏
なんでそれがわかるのか?

三橋氏
「選択の集中」のところがいるんだけど、誰の予測がわかるんだよ、という話ですよね。
やっぱりだから「緊縮財政」なんですよ、「貨幣的な制約」に基づいて発言してる人たちっていうのは。

だから結局「国債の発行プロセス」とか「お金」について、ちゃんと学んでいただかなければですね、「意識の切り替えが出来ない」という話なんですね。

高家氏
確かに、あのプロセスって、ちゃんとみんなわかっては(いる)?

三橋氏
えっとね、パーフェクトに説明してるのは私だけだと思う。
何でかっていうと、まぁみんなほら「和」があるから、そんなあなた「日銀がどうのこうの」って言ったって一般人わかんないからね?
「政府が金を刷れるんでしょ?」とか言ってるでしょ?

政府は金刷ってないんだけど。そこは私は「正確」ですよ。
明確に定義して説明しないと「納得ができない」んで、いかないからやってるわけなんです。

これがね、直近です。

「2022年9月時点の日本国家のバランスシート(兆円)」

続きはYouTubeで確認 🐾

https://youtu.be/JLV845ARetw

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