シェアリングエコノミー協会の取り組み2021

シェアリングエコノミーの業界団体である一般社団法人シェアリングエコノミー協会では業界改善のための様々な取り組みをしています。その中の2021年から始まっている新たな取り組みを紹介させて頂きます。

シェアエコあんしん検定

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シェアリングエコノミーサービスのホスト側ユーザとしてサービス提供をしている方向けの検定です。取引に不慣れな個人がサービス提供者となる際に気をつけるべきポイントが検定としてまとまっているようです。

一般的にシェアリングエコノミーのサービスは個人ユーザが提供することが多いので、法人と違ってサービスの品質やトラブル対応のフローなどに慣れている訳ではありません。一方でゲスト側ユーザが法人サービスと同水準の品質を期待することが多いです。

そのミスマッチを少しでも解消するためにこの検定を受講すると、シェアエアービス提供者として必要な基礎知識やリスク対策、また売上を伸ばすための販促方法がわかるようです。

受講資格は誰でもOK、受講料は1000円です。興味がある方は是非お試しください!

シェアワーカー会員サポートプラン

シェアリングエコノミーでホストユーザとして働いている方は基本的にフリーランスの立場であることがほとんどです。そのため保険や福利厚生などの制度は整備されておらず、労働環境としては未整備な状況と言えます。

そんなシェアワーカーの皆さんの共済制度、「シェアワーカー会員サポートプラン」ができました。

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一般的な労働者と同様の労働環境を提供すべく様々な制度が用意されています。

月額1650円で第一期メンバーを募集しているようなので、気になる方は是非参加してみてください。

プラットフォーマーとユーザの円卓会議

シェアリングエコノミーにおいて、プラットフォーマーとホストユーザはサービス提供者という意味では同じ立場であり、ユーザに対するサービス品質向上という意味では一心同体です。

対立構造にならずに対等にサービスを提供していくための話し合いの場を作るために、シェアリングエコノミー協会が主体となり、円卓会議が試験的に始まりました。まずはタスカジで実施されているようです。

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裁判によらないオンライン紛争解決手段 「ODR」

シェアリングエコノミーは新しい取引の形であり、ユーザもプラットフォーマーもお互いの期待値のミスマッチが起きることが多くあります。結果としてユーザ間のトラブルも増加しています。それらのトラブルを少しでも低コストで解決するための仕込みとして、ODRというものが期待されています。

ODRとは「Online Dispute Resolution」の略称であり、IT・AI等の先端技術を用いたオンラインでの、裁判によらない紛争解決手続を指します。

ODRはシェアリングエコノミーに限らない一般的な紛争解決手段として注目されていますが、シェアリングエコノミーと非常に相性がよいです。オンラインで出会って取引を行うユーザ間のトラブル解決として、同じくオンラインで完結して紛争解決ができるODRの活用が注目されています。

これも同じくタスカジで実験が始まっているようです。今後広まってより多くの紛争解決につながり安心してシェアリングエコノミーサービスを利用できるようになると嬉しいですね。

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以上シェアリングエコノミー協会の活動をお知らせしました。また何か面白い活動を見つけたら記事にしていきます!

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