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特攻の拓 名言PLAYBACK 14巻~20巻

特攻の拓は名言の宝庫である。
ここでは14~20巻までの重要なセリフをその背景と共に考察する。有名なセリフは「全巻レビュー」できっと見ているので、それほど有名ではないセリフにスポットを当てる。

泣かしてみろよ?リューヤ… (久保島/14巻)
・公園で大乱闘中のマー坊・武丸・天羽・龍也。久保島は龍也を背後から襲い、このセリフ。4巻で龍也にエージともども瞬殺され、「許してくれ…」と自分が泣いていたのをすっかり忘れているようだ。ちなみに久保島、その後龍也にまた失神させられている…No2というのは本当に辛い立場。

オレらの集会で待ってるぜ?上村ァ… (武丸/14巻)
・刑事の上村さんからバックレる武丸以下魍魎軍団。武丸に「集会で待ってるぜ?」と言われるなんて、ちょっとうらやましいぜ。

そーか、そーなのか?この音色(トーン)は指と…“魂(ソウル)”(桜宮/14巻)
・増天寺ライブの天羽を見た桜宮。ギタリストとしては桜宮がロジック系で、天羽が天才系なのか。知らんけど。
・その後天羽の凄まじい演奏により、増天寺上空に静電気の竜が舞うのであった。さすが竜神。ちょっと面白いのは武丸・緋咲といった強面の連中も大人しくライブを見ていることw

ンじゃ…流れ解散だ!(鰐淵/14巻)
・鰐淵さん今日は「流れ解散」言っただけだけど、最後においしいとこ持ってった。

オレにはすげぇ兄弟(ブロウ)が3人もいるって…(優里/15巻)
・天羽の告別式。拓の「花なんか飾るなあ!」は悲しいが、生前の天羽には強力すぎるブロウが3人(ヒロシ・キヨシ・拓)もいたのは救いだ。

マー坊くん、俺、緋咲とやらなきゃいけない理由があるんだ…(拓/16巻)
・主人公・拓の作中屈指のカッコいいセリフ。拓にとっても緋咲にとっても天羽が大切だった。天羽にとって自分が唯一と考えるのであれば、拳を交えるしかない!

てめエ、今回は一発(パツイチ)で済むと思うんじゃねーゾ!コラァ!(カズ/16巻)
・カズ、拓が緋咲にやられた後、自分もタイマン勝負に続こうとする。しかしセリフから絶対勝てない感出すぎwマー坊・秋生たちの後に言うというのもちょっと印象悪いな。

ああ、どの道来るぜ…?近いうちだ…那森須王が率いる獏羅天がな…(龍也/17巻)
・ロードスペクター、獏羅天を襲撃しまるで手ごたえ無くあっさり壊滅させる。デブ崎が油断していたところ、龍也は総長として部下を引き締める。「率いる」というのが戦国時代っぽい。

“不倶戴天” 勝負しろよ⁉コノヤロウ!! (須王/17巻)
・拓の偶然の一撃を受けた須王、拓に“不倶戴天”を宣言!
・不倶戴天という響きはカッコいいが、どうも使い方が気になるな…。不倶戴天の○○みたいに形容詞的に使うよね。特攻服の背中に「不倶戴天」と入れるのも違和感があるw

うるせーよ…?AJS潰しかけんからよ…(久保島/18巻)
・武丸が「単車の勝負」イベントに一人で行ってしまった後、久保島は湘南特攻宣言。
・基本的には頭同士の闘いとはいえ、声をかけられなかったのは残念だったのだろう。その後の「ウチぁ武丸だけのチームじゃねぇって見せてやるんだよぅ…」というセリフからもわかる。しかしその焦りが湘南特攻につながり持統に全滅させられる悲劇を生む…

遊撃隊 前だ!!(久保島/18巻)
・湘南特攻中、極悪蝶から襲撃された久保島、「遊撃隊」に指示を出す!「前だ」てのがなんかツボ。
・しかし魍魎の遊撃隊長は動きだけはトリッキーだけど実力いまいちのエージなんだよな…漫画初期でメンバーもろとも秋生に全滅させられているのが辛い。

二代目は湘南(この街)を知ったかぶる奴が一番嫌(きれ)―だからよ…(極悪蝶メンバー/19巻)
・魍魎メンバーが湘南を馬鹿にしたところ慈統マジギレ。「暴力と血と族の歴史を体に刻み込んでやるゾォ…」とのこと。
・湘南というのは知らない人からみて謎が多い地域なのだが、漫画を読んでいた当時の全国の少年もこのセリフで「横浜と同じくらいの修羅の国」というイメージだけは持てたはずだ。本当はいいところですよw

ぐわ!!(秋生/20巻)
・秋生、入学式の回想シーンで単車をミツオに破壊されて、「ぐわ!!」と気合を入れる。
・興味深いのが乱校では「単車置き場においてある単車には手を出さないという不文律がある」とのこと。そいういう秩序というのはどんな世界でも大事なのだな。
・あんだけ単車やられたらミツオとリョーは秋生に許されないレベルだが、その後しっかりチームの一員として迎えているのは秋生の器の大きさだろうな。

妙に久保島のセリフが多くなってしまった。

つづく

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