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特攻の拓全巻レビュー 21巻 ジュンジ覚醒、そして問題の“来栖”登場!

1996年3月16日発売

主な出来事
・那智、八尋に挑むも…
・ジュンジ、実は湘南の大物だった!
・拓、チキンランで勝利
・鰐淵出所、そしてあの“来栖”も…

特攻の拓どころではない繁忙期に入ってしまい、しばらくお休みしてしまったが、“前人未踏”(他にあったらすまんな)の“特攻の拓全巻レビュー”、最後までいくぜェ!?

那智、八尋に完敗…
・拓、千冬を女と勘違いしてドキドキ。ハーレーに乗って化粧してるヤツなんて、いくらなんでも男ってわかりそうなもんだがな。
・ジュンジと拓、夜の湘南をツーリング。信号待ちでさっそく不良が寄ってくるwほんとこの時代不良だらけね。不良の見た目は時代に合わせてチーマーよりになっているか。このあたりから武丸のようなトサカヘアが激減。
・ジュンジ、寄り道して危ない地下クラブ的なところへ。ナンパしたりお茶目に逃げたり、だんだんキャラが軽くチャラい感じに…
・那智、ファミレスで八尋と遭遇。八尋の挑発に乗り戦いを挑むも、実力差はケタ違い!しかし那智と八尋の闘いはふたりとも悪人ヅラというのもあり壮絶だ…
・那智は瓶ビールを叩き込むなど健闘するも、再起不能レベルにボゴられる…。八尋のタイマンシーンは作中ほぼこれのみ。八尋、緋咲や持統あたりと一戦やってほしかったな。

ジュンジ覚醒!
・拓とジュンジ、那智がやられた現場に遭遇。そこには那智のものと思われる単車の残骸が…。中坊時代のダチ那智が誰かにやられたと知ったジュンジ、「ビキビキ」激怒!
・ジュンジ、急に大物感漂わせ始める!仲間の奈良原も登場、いろいろな伝手から那智をやったやつは湘南を牛耳るAJSの頭・八尋であることを探り当てる。ジュンジ、湘南で一定の勢力があるらしい。
・ジュンジ、“血まみれ八尋”をやっちまうと決心!いやーちょっと無理じゃないかな…だってあなた、初登場時の「魍魎との校内局地戦(笑)」でおそらく「特別遊撃隊(笑)」にボコボコにされた状態でしたよね…。あと追悼集会でデブ崎たちにボコられていたのも印象悪い。ついでに八尋のあだなは「血みどろ」じゃなかったかな?


いきなり覚醒するジュンジ!

拓、原チャリチキンレース!
・拓、単車から降ろされ徒歩で駅に行く途中、またも不良集団に捕まる!どうやらジュンジ一派の連中のようだ。
・そいつらの一人、トオルに“原チャリチキンレース”を強制される。アカギのように海に向かってではなく、壁に向かってやるそうな。最初にブレーキかけた奴が負け。アカギは海ではあえてアクセル思いっきり踏み込んだが、壁の場合だとどうしたかな…
・拓、大勢のギャラリーの前で透とチキンレース!ブレーキ壊れた原チャリを選ばされたようだ。
・このレースは正直、拓が主人公特権使いすぎて非常に微妙w拓は一切ブレーキをかけず、偶然が重なったエビぞりジャックナイフでギリギリ単車を止めて勝利。透はあれだけイキっておきながら衆人環視の中敗北…
・その後ジュンジと奈良原が合流!大物感漂う3人+拓は打倒AJSの旗を上げる!見守るギャラリーも4人を応援。AJSも湘南では結構アンチが多いんだね…
・ジュンジ4人組、AJS捜索中にとんでもない光景を見る。ファミレスの駐車場らしきところでAJSのS、セクシーが壊滅させられている…。絶対何人か死んでるよこれ。湘南はまさに修羅の国のごとき無法地帯。後からわかるが、これは那智のボスにして極悪蝶の頭・持統が那智の仕返しにやったものだ。
・この光景を見てなおジュンジ、俺が八尋をやりてーんだとブチギレ。いやーこの4人じゃ無理だってばよ。
・ちなみに湘南の夜の話はここで終わり。けっきょくこの4人AJS見つけられなかったらしいwジュンジは友情に厚いのはいいのだが、自分よりも数段上の那智がやられたやつを倒そうとするなら、もう少し考えないとな。

来栖登場!キャラの「見た目凶悪路線」は終わった?
・場面変わって横浜。秋生の後輩の中坊2人が伊勢佐木町のゲーセンで大暴れ。勝手に爆音小僧の名前を使ってケンカしているw温厚なマー坊&秋生もさすがにこれ知ったら〆そうだな。久しぶりに出てきた帝晃のナオキ、この中坊にやられて終わるという気の毒な「最後の登場」となった。
・中坊2人、女子の気を引こうとバイク盗難。しかしその単車はアイツのものだった…ナンパ不発し、翌朝盗んだ単車で拓と遭遇。拓はその中坊2人組にいいところを見せるため、その単車で3ケツ!
・いかにも気合入ったこの単車、伝説のカワサキ500SSマッハⅢだそうだ。単車詳しくないので全然わからんけどwいかにもやべー奴が乗ってそうな。中坊がこんなの乗ってるなんておかしいので、拓も不注意と言えば不注意よな。
・この時点ですでに不良集団にマークされている3人。滅茶苦茶コワモテのやつがビビりながら口にしたその名は“来栖クン”。どんだけやべーやつの単車なのか…
・拓、単車で撮影会なんかしているところ、危なそうな不良2人組に絡まれる!こいつが来栖クン?ではなさそうだが、この単車は自分らのものだと言いたいらしい。
・拓、ここで初めてこれが盗難車だと気づく。盗んだ中坊はオロオロ。この2人組は拓が乗り回す単車をキーボックス破損状態から盗難車だと見抜き、自分たちが持ち主だと主張し拓たちから単車を取り上げ、それを売っぱらおうとしているのだ。なかなか賢い。
・拓、この2人組からボコボコに殴られるも、中坊をかばって立ち続ける。緋咲や武丸を始め数々の猛者からボコられてきた拓からすれば、一般人の拳など全治1日。なんとか耐えきる!
・同じころ、鰐淵が鑑別所から出所。一緒に出てきたのは女子のようなジャニーズ系細メン。マー坊ともちょっと違う、いかにも90年代後半のビジュアル系のような風貌。こいつが問題の“来栖”だ!
・拓をボコって単車を取り上げた二人組、あっさり来栖に見つかる。なんて運が悪いw
・来栖、ガスオーブンを片手で振り回し、一人を瞬殺!いくらなんでも怪力過ぎだ。さらにもう1人をゴミ収集車に突っ込んでローラーで潰そうとする…。最初からぶっ飛び過ぎ。来栖はマー坊のような外見と怪力、さらに平気で殺そうとする凶悪属性が加わったとんでもない野郎。同時に現実感が無さ過ぎなキャラでもあるな…

というところで21巻が終了。湘南でジュンジが大活躍(走り回っただけ)、そして新キャラにして最凶の来栖が登場。21巻、頭同士の闘いというのはないけど、いろいろなキャラの細かい動きが結構面白いと思うな。

つづく

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