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ぶっコミ@あきた

こんにちは!萌です。

岩手県でのぶっコミを終えて、秋田県へ移動してきました!
前回のレポートはこちらから。↓

1. 共存する人と森

いつもぶっコミで回る際、Googleマップにピンを立てて、ある程度のルートを見定めてから動き出します。秋田県でそれをやってみると、ほとんどの看護学校が沿岸部に偏っていました。

それもそのはず、東北地方には「東北の背骨」と呼ばれる奥羽山脈があり、内陸部には雄大な自然が広がっています。

そんな東北地方の奥地で、山の神様から山の恵みを授かりながら生きている人たちがいます。彼らは『マタギ』と呼ばれます。
山の恵みを授かるために、独自の宗教観や厳しい規律を守りながら、四季を通じて山に関わり生活をしています。

そんなマタギをテーマとした個展がちょうど開催されていました。
秋田県でコミュニティドクターとして活動されている、うるしーこと漆畑宗介さんと一緒に行ってきました^^

秋田県横手市在住の永沢碧衣(ながさわ・あおい)さんの、『霧中の山に抱かれて』という個展でした。

約5年間マタギの里に通い続けて感じてとってきた、山と熊と人が歴史・文化として織りなし続ける調和と境界線の有様や、現代における独自の世界観との向き合い方が描かれていました。

こうやって全国を周っていると、その都道府県ごとの地域性をひしひしと実感します。その地域の人たちが培ってきた歴史や文化、無意識野にある想いの上に、人は育ち、まちを作っています。

そのまちの『歴史の積み重ねを敬い、尊ぶこと』が、地域でケアを担おうとする人々に必要とされる関わりであり、その関わりをいかに面白がれるかどうかが、コミュニティナース活動のコツだと思います。

秋田県のぶっコミに回る前に、秋田県の『マタギ』文化に触れられてよかったです!BABAME BASEへのアテンドもありがとうございました✨

2. 縦に長い秋田県を駆け抜けるっ!

秋田県のぶっコミも滞りなく進みました!

学校ごとの距離が遠くて恐ろしかったですが笑、行く先々であたたかいお言葉をいただきました。

・ちょうどその本を購入しようとしてたんです!
・学生に広く周知しますね。可愛らしいポップもありがとうございます!
・保健師養成コースのある大学が集まる協議会が毎年あるのだけれど、今年の夏はそこでコミュニティナースをピックアップしたところです!

また、うるしーさんからバトンをパスしていただき、秋田大学の看護の先生とお話しする機会もいただきました。

実は、秋田大学卒で、コミュニティナース育成講座修了生の方がいらっしゃいます。その方を通じて、コミュニティナースのことはご存知だったようで、私からはその他の皆さんの活動の様子や、Community Nurse Companyがやっていることについてお話させていただきました。

お忙しいところ、本当にありがとうございました!

3.自己理解はいかにして深まっていくか

ぶっコミを終え、車を走らせながら『マタギ』の文化を回想していました。

『マタギ』の方々は、外なる <自然> や <生き物> や、内なる <自分> と向き合い、「人間として、自分はどう在るのか」を常に考えている印象を受けました。彼らは、日々を「自己決定」のもと営んでいたのです。

この生き方は、現代に生きる私たちが今まさに取り戻そうとしているものではないでしょうか。

これまでは、国が定める制度とか、会社からの指示とか、周りの人の流れとか、そんなものに身を任せたら、大満足とはいかずともそれなりに幸せになることができる社会でした。

でも、そのような時代はもうすぐ終焉を迎え、「私はどうしたいのか?」「私は何をしたいのか?」を問われる「自己決定」による生き方が主流になっていくのではないかと思うのです。

昨今の芸術ブームやSNSの普及も、自分が選択した「自己決定」を伝えるための「自己表現」として取り組む人も多いんじゃないかなと。

そして、その「自己表現」を通じて、人は「自己理解」を深めていきます。「私は社会の中で、こう在るのだ!」と声高に叫んで、その様子をメタ的に見て、「自分は社会の中で、こう在りたかったのか…」と落とし込む。
そんなことをやってるのではないかと思うのです。

だからなんだという話なんですけども、

『マタギ』の方々も、自己との対話、そこからの「自己決定」を繰り返すことで「自己理解」が深まり、山岳信仰に辿り着いて、独自の民族文化を築いていったのかなと思ったのでした。


ハイ!今回は、頭のかためなふさやまがお送りいたしました!次は宮城県だよ!!もうちょっと柔らかめの、ふにゃやまがお送りしますね!!!ごめんなさい!!!!

あ!あと、五城目町の『BABAME BASE』に立ち寄る方は、ぜひ『ピコピコ』を楽しんでください!昇天します!!



もえ

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