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ぶっコミ@あおもり

1. 世間知らず、上等!

こんにちは。萌です!

『どんな旅にも、旅人自身も気づいていない秘密の終着地がある。』

オーストリア出身のユダヤ系宗教哲学者・社会学者のマルティン・ブーバーは、こんなことを言いました。

旅には、ハプニングや路線変更がつきものです。旅の始まりには思いもしなかったところへ辿り着くこともあります。行く先々で得た感情、出会った人、やってみた経験が、あなたをここではないどこかへ誘ってくれます。

人生も、長旅と同じ。

一歩踏み出してみたら、今まで思いもしなかった選択肢とも出会えるし、うまくいかないことだってたくさんあります。
それは、まるで『秘密の終着地』

だったら、ウンウン考えずに、まずはやってみよう!
抜かりなく準備したって、起こりうるリスクに思いを馳せたって、その通りにうまくいくとは限らないし、色んな抜け道があるかもしれない!

『分からない』『失敗』『知らなかった』を思いっきり楽しんじゃおう!

合言葉は、『世間知らず、上等!』

2. 寒くてあたたかい青森県

さて、こちら、注目のふさやま選手です。
勢いよく、茨城県から青森県まで高速道路を駆け抜けます!!

『いきなり600kmの長距離運転ですね〜。素晴らしい走りです。』

おぉっと〜?!
茨城県のテンションのまま、半袖のポロシャツで青森県に上陸してしまった〜!これは寒いっ!!!!
慌ててキャリーケースからウィンドブレーカーを引っ張り出します!

『間一髪でしたね〜。10月中旬とはいえ、東北地方はもう寒いですからね、体調管理と安全運転。この2つに注意して、この調子で頑張っていただきたいですね。』

本当ですね!引き続き、目が離せません!現場からは以上です!

***

青森県には、看護学校が19校もあります。
弘前市→青森市→八戸市の方向へ、ぐるっと回ってきました。

実は、青森県はコミュニティナースと名乗って活動している方がまだいらっしゃらない県なので、『コミュニティナースとの相性どうかな…』と心配していたのですが、全くの杞憂でした。

むしろ、行く先々の先生方が持つ地域看護へのお考えを聞かせていただいて、新しい気づきをたくさん頂きました!
本当にありがとうございました^^

東北ぶっコミ旅の、記念すべき1校目。ご対応いただいた栁澤先生、ありがとうございました!

青森県の先生方からいただいた言葉を、皆様にも共有いたします!
なお、先生のお名前やご所属は控えてさせていただきます。

***

1960-70年代は看護学生の自主的、自治的な活動が多かったけれど、それからめっきり無いと思ってたから、珍しい存在ね。
そういった、学校の外で行う活動からこそ、豊かに学べるものがあると思います。頑張ってくださいね!

看護学生が自主的に学びをとりに行く姿勢を取り戻したいと思ったし、そんな想いある活動が先生方にも見えるようになったらいいなと思いました。学校外にもどんどん飛び出していきたいです!

ナイチンゲールの時代の人々のご活躍は、間違いなく尊敬に値します。でも、ナイチンゲール個人を崇拝することは私は少し違うと思いますね。

この言葉が気になり、後日自分でも「ナイチンゲールの偶像崇拝」について調べてみました。こちらの医学書院さんの記事が特に興味深かったです。本質を問うことが大切だと改めて学びました!

コミュニティナースは、看護師資格がある人が担うからこその価値を、どのポジションで発揮するかが大事よね。私は外来看護師だと思う。

外来はパート勤務がほとんどで、専門看護師が従事するパターンもあるけど、現状は医師がいかに診療しやすくするかといった補助的な関わりしかできてないでしょう。その上、僻地の地域に根ざした診療所だと、お医者さんも3年単位で変わったりするじゃない?
でも、看護師はあまり変わらないの。
訪問看護を導入している人はもうチームとして接点を持つことができている人の一方で、外来看護師さんは、地域の誰がどんな人なのか、どんなペースで通院してるのかを知ってるの。それってすごい強みじゃない?

すでにコミュニティナース的な動きをしている外来看護師さんもたくさんいるんだから、そういう人たちに『貴方のやりたいこと/やっていることはコミュニティナースだよ』って価値づけしてあげればいいのよ。

おっしゃる通りだなと思いました!僻地こそサロン活動に参加する人が固定化される傾向にあり、本当は相談したいけど周りの人に悩み事を知られたくないから話せない人が多いと思います。外来医看護師さんが意識的に声をかけて、打ち明けられるチャンスを散りばめる関わりが必要ですね!

今までは「臨床一本!」という時代だったけど、コロナも相まって変わってきてるものね。色んなところで看護を実践する人が増えると、色んな個性の発揮の仕方ができるから、看護師それぞれがのびのびと看護を実践できるかもしれないわね。
学生たちがその波に乗って行けるように、教員として学生にも本と共に伝えますね。運転に気をつけてがんばって!

現実問題として、いま病院は赤字経営が多いですよね。AIが導入される病院も多く、病院の在り方は過渡期にあります。もっと病院がまちに出ていくと良いし、その流れに看護学生もノリたい!

***

いやはや、青森県には名乗って活動するコミナスこそいないかもしれないですが、青森県は僻地医療に取り組む先生方が多く、すでにコミュニティナースなマインドはしっかりとありました。

本当に楽しかったです!ありがとうございました!

3.この人に会いたかった!

ぶっコミを終えてから知ったのですが、弘前大学の医学生に面白い方がいるそうです!こんなイベントを企画されていました。↓

第3回には、「健康×まちづくりの可能性を共有しよう!」というテーマで、我らが矢田明子さんが登壇しているとな!とっても面白そう!

ぶっコミでお会いし、コミュニティナースに関心を寄せられていた、とある先生にも情報共有いたしました^^
その方も、自分がワクワクすることを追い求めていらっしゃって、重機の免許を取られるなど本当にアクティブな先生でした!

青森県のこれからが、ますます楽しみだ〜〜!

4.これで終わりと思いきや、ご縁は続く!

ここからは、後日談。

八戸市にある「みなと食堂」さんで、ヒラメの漬け丼を頂きました!美味しかったです!

このレポートを書きながら『青森県、美味しかったな〜』と思い出に浸っていたら、青森県のある看護学校さんからこんなメッセージが届きました。

總山様の「自分の実践したいケアについて考えたい」という思いから活動を始め、“同じ看護学生にも「コミュニティナース」という新しい看護実践の在り方を知り自分らしいキャリアを選んでほしい。同じ看護学生に思いを共有してほしい。クラウドファンディングを活用して書籍を看護学校に寄贈した”等の活動にとても感心致しました。
同じ世代で輝いている方の話を聞くことが今後の学生のより成長したいという気持ちにつながるのではないかと考えております。また、コミュニティナースの考え方は看護教育の新カリキュラムに位置付けられている地域・在宅看護論にも通じるところがあり、地域における看護活動の大切さについても学んで巣立つことができるのではないかと考えました。

うれしいお言葉がたくさん…!!!
実はこの学校、先生方がちょうどお忙しい時間帯で、直接お話しすることが叶わなかった学校だったのです。文書と本をお渡しして立ち去ったのですが、それでも私たちの思いをこんなに汲み取っていただけるなんて!

もちろです!!嬉しいです!!

なんと、当初は卒業生向けの講演会を予定していたのですが、1,2年生や教職員の皆様も含め、全校向けにオンラインでお話しすることになりました。

貴重な機会を本当にありがとうございます…!
ぜひお話しさせてください!!!

まさか、青森県でのぶっコミがこんなことになるなんて…。
何事も一歩踏み出してみなければわかりませんね✨

まさに『秘密の終着地』に辿り着きました!

そして、青森県DAY2に続く!!!!


もえ

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