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神話学入門受講を終えて

レポートを書き始めて構成に迷う。
あんまりケマル・アタテュルクの生涯について書くと
説明だけで1600字はオーバーしそうな予感。
なにせ神話学といっても神話そのものについての話より
神話的に解釈できる現代の事象について書くわけだから
大幅に予想と違ってた。

予習としては結構な量の神話と呼ばれるものに目を通し
参考図書として挙げられていた『批評の解剖』『SFの変容』も入手して
読んでたのに使われなかった。

今読みかけているのが
『出雲世界紀行 生きているアジア、神々の祝祭』野村進著

現代の出雲、岩見、境港に息づいている暮らしの中の信仰について書かれている。神様や妖怪、目に見えない存在があたかもそこにいるような、
一神教のような拝み方じゃなくて空気のようにあたりまえにそこにいる感じ。

この感じはうちの母方の実家あたりと似ている気がする。
たとえば何かの宴会で集まったとして
ある家と家がそりが合わないという話をするとき
「そら、あすこんちは○○からはいってきて平家のながれじゃから」
とか言う。
とにかく歴史ネタが多くてどこまで本当でいつの話かわからなくなる。
ちょいとあるけば高杉晋作の生家とかあるわけで
「晋作さんちの先に~」とか普通に言う。
古くは神功皇后から幕末ごろまでのはなしがあたりまえのように
飲む席で飛び交っている。

かって生きていた人がそのあたりにいる気がする。
面白い現象じゃないかと思うけど
ケマルとどうやってつなげようか?

『出雲世界紀行』を読んでいるとそのうち水木神社ができてもおかしくない気がする。それくらい人と神との間は近い。

さて、どうしようかな。

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