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海外優勝の武神鉄獣!【武神】デッキを徹底解説! No.3

《1、はじめに》


はじめましての方ははじめまして。そうでない方もはじめまして。
ご覧いただき、ありがとうございます。
武神使いのMさん(Twitter ID @bujin_m)です。



昨日、Twitter上に、驚きの報告が上がっていました。


海外のローカル大会で、武神鉄獣が優勝した


との報告でした。


驚きすぎてこんな顔になりました。
あの武神が…

これは解説せざるを得ない!

ということで今回は


海外の優勝構築を参考に、武神鉄獣の解説をします!


その前に…

「まだ武神の効果を把握してないよ…。」という方や、「武神の動きを知りたい!」という方は、こちらの記事を



「今までの武神デッキの構築を知りたい!」という方はこちらの記事をご一読いただけると嬉しいです。





《2、構築について》

こちらがその構築になります。

まずは、海外と日本の相違点について話します。



海外では増殖するGが禁止されており、展開を止めるカードが少なくなっています。
よって、墓穴の指名者フル投入までしなくてもよい、という考えの一枚採用なのでしょう。

また、抹殺の指名者は海外未発売カードのため、採用されていないですね。


もし、日本でこのデッキを作るのであれば、墓穴抹殺増Gフル投入になってしまうかなと思います。よって、枠の不足から罠の採用や、他の妨害札の数が減り、質が悪くなりそうな印象です。


構築についてですが、鉄獣をメインギミックとし、そこに武神の展開札及び多少の妨害札を採用した形になります。

日本の環境に存在するLL鉄獣より召喚権依存度が高くなります。
その分LL鉄獣よりも、トリフネ効果への誘発モンスターにガンマを使うことができ、多少の誘発耐性を得ることができているのが利点でしょう。


誘発対策に枠を取られる日本よりも、様々なカードを採用できる余裕のある海外ならではの構築であると見えます。


構築上で僕が気になった点を書いていきます

① アマテラスの不採用

アマテラスは、鉄獣ギミックを採用するにあたり、かなり強力な相棒となりえます。
しかし、展開ルートと構築の都合上、ヒルコをサーチする択が取りにくく、採用しなかったと考えられます。採用するのであれば、ケラス、トリフネの合わせ引きの際の動きがより強固になります。

② ヴァレルソード・ドラゴンの採用

おそらく、後攻のワンキル用に使うのでしょう。
トリフネ効果への誘発にガンマを打てた場合、このカードをリンクしやすくなります。
枠の都合上、ここが自由枠となりえそうです。

③ PSYフレームロード・Ωの採用

ここについては、除外ギミックとの相性、γのシンクロ先としての採用であると思います。直接的にリンクには繋がらないものの、このカード自体が鉄獣、武神それぞれのギミックと相性が良いため、強く使えます。


主にエクストラデッキの気になった点を記載しました。
エクストラデッキの採用カードについては、日本環境を見るならば、別のカードを採用すべきと思います。
また、メインデッキに関しても、海外とのカードプールや禁止制限の違い、様々な理由から変更しなければならない部分が多数だと思っています。


《3、展開例》

このデッキは展開の分岐点が複数あります。
まず、手札により3分岐します。本当はもっとありますが、わかりやすい部分のみ取り上げます。

ケラスの都合上、全て獣戦士、獣、鳥獣モンスターが一枚コストとして必須になります。また、基本的にトリフネが必須となります。運命力を鍛えましょう。
①が一番の上ブレです。


① トリフネアラスダもしくはヒルメもう一枚アラスダ(代用天キ)の3枚を握っている場合、

② トリフネアラスダもしくはヒルメ(代用天キ)の2枚を握っている場合

③ トリフネのみを握っている場合


また、展開途中、カグツチによる墓地落としの内容でも分岐があります。(初手にフラクもしくは、獣戦士大量落ち+初手ケラスでも可)

④ キットもしくはナーベル落ちた場合

⑤ キットもしくはナーベル落ちなかった場合

このそれぞれの組み合わせにより、最終盤面が決定します。

例として超上ブレ盤面である①+④の場合を考えてみます。



初期手札 トリフネ、アラスダ✕2 (追加でケラスの手札コスト、ベアブルムで戻すカード)


トリフネ効果獣戦士武神(ヒルコ、アラスダどちらか)ともう一体特殊
もう一体をサグサにすると、スサノヲ効果の際にガンマを受けても破壊させないようにでき、モンスターを残せます。


2体でスサノヲ、効果でヒルメ(すでにあるならアラスダ)をサーチ、手札をアラスダ✕2とヒルメ、もしくはアラスダとヒルメ✕2にしましょう。
(この時点で、後攻ならば素材をムラクモにしてを墓地に落とし、効果を使い除去しましょう。)


ヒルメ特殊、アラスダ効果で特殊


2体でカグツチ、効果で5枚落とし(分岐④)
落ちたキット、ナーベルでケラス確保


スサノヲカグツチで未来皇、未来龍皇


ケラス特殊、効果でベアブルム、アラスダ二枚目効果で特殊(ヒルメ✕2のルートであれば、墓地に武神を一体残し、特殊しましょう。)


ケラス、アラスダ、ベアブルムで3素材アポロウーサ
ベアブルム効果でリボルトサーチ、手札一枚戻し



これで最終盤面が
3素材アポロウーサ未来龍皇リボルト相手ターンシュライグになります。

では、それぞれの分岐の組み合わせにより、どのような最終盤面になるかを見ていきます。



②+④
ルガル未来龍皇リボルト相手ターンシュライグ
(①+④ルートの最後にいるアラスダが足りないため)


③+④
ルガルカグツチリボルト相手ターンシュライグ
(スサノヲヒルコサーチ、ヒルコP効果からカグツチ起動)
このルートだと、カグツチの破壊耐性で一度破壊を無効にし、次のターンにカグツチアタックからのアーゼウスのルートが確保できます。


となります。
やはり、カグツチの落ち次第ということにはなってしまいますが、妨害数を若干増やすことができます。

ちなみに、この構築とは違うものになりますが、キットナーベル合わせて6枚を採用し、トリフネを使った上でスサノヲサーチをし、山札が31枚の場合、カグツチで落とした5枚にキットナーベルどちらかが含まれる確率は、約69%となります。
どちらかを一枚引いていたとしても(5枚採用の場合も同)、約62%となるため、わりと高水準ではあります。しかし、やはり60%ですから、厳しめではあるのかなぁと思います…。



4、総括

武神鉄獣というデッキは、初手とカグツチの落ち方によって、さまざまなプレイを選ぶことができるデッキです。
最終盤面、展開方法はほぼ決まっており、初心者でも扱いやすいデッキかなぁと思っています。

僕自身、純武神を使っていた身で、武神だけだとLLの下位互換となり、失意の中でした。
しかし、この優勝報告を受けて、日本でも一矢報いることができないか探ろうという気持ちになれました。


皆様も、武神の可能性、探ってみませんか?


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