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グッズ作りのハナシ

こんにちは。就労継続支援ビルドの秋田です。
ビルドは4月末に札幌ドームで開催されるハンドメイドイベント サッポロモノヴィレッジに参加します。
といっても、ビルドの名義ではなく一般イベント参加用の屋号を使います。
スタッフも利用者さんも区別なく参加しており、それぞれ個人の活動に影響が出ないように、というのが名を伏せている理由です。
一般のイベントなので、事業所感は皆無でお送りします。
なので、ここやSNSでの宣伝の仕方が難しい部分もあるのですけれど…。

ものづくりは、普段デジタルで絵を描いてSNSで投稿するのとはまた違っているし
データ作って完成!とはいかないので、その過程をなんとかお知らせしたいと思いました。
ビジュアルをお見せできませんが、なんとか文字だけでお伝えしてみます。

たとえば…プラバンにするときは40%程度縮小されるので色もぎゅっと濃くなります。
1つの製品にするまでに色の調整を何度か…しかも、プラバンにレジンをかけたら色も変わるので、都度レジンも何回か塗り重ねて本番仕様にした上での確認が必要です。
絵を描いて、プラバンにして、色をいじって、プラバンにして、また色をいじって……双方初めてのことなので、一発で成功はあり得ません。
最初に絵を描いてから「これでいこう!」になるまで、平気で1か月くらいはかかっています。
そこに積みあがる、ボツたち……。
もちろん、描いたけれど採用しなかったイラストも存在します。

トートバッグも作っているのですが、そこにプリントするイラストも微調整中。
イラストを素材としてどのようなデザインにするか?試行錯誤が繰り返されています。
その後、ダイカットマシンを使って切り抜くのですがそのバランスも難しい!
試作の山、めーっちゃボカシかけて載せようと思ったのですが、あまりに意味がわからないものになったのでヤメました!

すべてにボカシが入った図案が3つ並んでいる写真
デザイン案、いろいろ試行錯誤したの図です

最終形態は、ぜひイベントでご確認ください。(どこのなんていう屋号だよ?って話ですね、すみません)

イラスト制作フェーズは3月いっぱい。このあとはグッズ化に入ります。パッケージ(台紙など)のデザインも必要だし、ポストカードを作ったりもします。
ハンドメイドの事業所じゃないので、この製品化を担当するのはスタッフのお仕事。イラストレーターとして参加している利用者さんたちには製品の監修をしていただきます。
普段、描いてはデジタルの世界に放っていることが多いイラストがグッズになっていくとうれしいですね。

これまでハンドメイドとは無縁だったスタッフも、慣れないレジンを扱ったり、チャームを探したり……。「あ、ここは9ピン使いましょ」「きゅうぴん…?」みたいなところからやっていますが。
ほんと、ここは何の事業所だ?という感じになっていますが、それなりに楽しくできているといいなとは思います。

イベントまで残り1か月。
がんばりまーす。

いただいたサポートは利用者さんの工賃に!素敵なヘッダーイラストを描いてくださった皆さんに還元しますね。