インターネットの声…のハナシ
こんにちは。就労継続支援ビルドの秋田です。
ビルドは札幌市でイラストやグラフィックデザインの作業をメインにしている就労継続支援B型事業所です。
イラストを使ってデザインしたグッズをハンドメイドイベントで売ることもあります。
利用者さんの何人かは自分で同人イベントや販売イベントに出たい!と考えていて、同人誌を作る作業のお手伝いや、グッズを作るサポートをしています。
中の人的な事情で言うとワンフェスディーラーでもあるので版権ものの立体物を作って売る活動を年2回(代表が)やっています。
ので、最近ちょっと話題になっていた「部数アンケートの反応アテにして本刷ったらめっちゃ赤字!」noteのことに珍しく言及?感想文?してみる回。
元ネタを引用しないので簡単に説明すると
かなりマイナーな同人誌(評論本)をオンリーイベントに出すことにした。たまたま大手アカウントにリポストされて拡散された。そのとき実施した部数アンケートの結果をもとに、予定を変えて冊子をたくさん刷った。フルカラーなので相当お金がかかった。
でも実際のイベントが近づくにつれて、ポスト全然広まらないし、実際のイベントでも全然売れなかったんだよ.…..というようなものです。
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イベントってね、ほんと、読めないですよね。
我々も、同じイベントに複数回参加しても、毎回客層が違う印象があります。
もちろんリピーターさんやフォロワーさんも来てくださるんですけれど、10年くらい同じようなことやり続けていても、いまだに「はじめて知った」「いつもイベントに出てるの?」というお声をいただきます。
イベント参加人数を考えたら当たり前ですけどね。
SNSに広がる情報の海からピンポイントに出会える確率なんて低いものです。
逆に、自分がイベントでお買いものしようと思って情報収集していても全然情報にアクセスできていない自信があるし、イベント終了後の「お迎え品報告」で初めて知るものもたっっくさん!あります。
たとえば
運営会社ディケイドで展開しているHootalinquaブランドの真空管LEDキャンドルには複数の色展開があるのですけれど
今回のイベントでは青色がよく出たから!と次回多めに持っていけば、今度は「緑は無いのか」と聞かれ、青と緑多めに持っていけば紫がどんどん出る……というようなことは日常茶飯事です。
事前にSNSで告知して、たくさん反応があってもその人がイベントに来るとは限らないし、逆に投稿に反応無くても「SNSでチェックして来ました」と言われることもあります。
ほんとに、お客さんの動向まったく読めないもんだねぇ…という諦めの感情。
たとえば、この投稿が100以上リツイート(リポスト)されたところで実際の販売数は100にはならないんです。
※ちなみにこちらでご紹介いただいているトリセツ!はBASEで絶賛販売中です♪
インターネットで見てもらったから絶対売れるとは限らないし、逆に全然反応無くても売れることもあるし。なんなら、買う人はSNSに反応せずにスッと買っていくことも多々あります。
と、インターネットの反応というのは意外とアテにならないもんなのですよ~という話でした。
参考にする程度のことはあっても、真剣に判断のよりどころにするものではない、です。
「みんなが言ってた」的なやつも同様。
いま悩んでいる”あなた”の状況によって助言内容も変わります。
今抱えている困りごとをどうにかしたいときに、インターネットの一般論に救いを求めることは悪いことではないです。
が、あくまでも一般論。
その人にとって良かったものが自分に当てはまるとも限らないし、自力で情報収集するときは、つい自分の思考に合うものだけ選んでしまうので偏ってしまいがちです。
自分の感覚を大切にした上で
リアルに知っている人とやり取りすることが一番大事です。
相談相手がいないときは、専門機関(病院や就労支援など含む)を頼ってみてくださいね。