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わかりやすく伝えたい!のハナシ-その2-

こんにちは、就労継続支援ビルドの秋田です。
先週のnoteでは、文章を書くときの超基本の部分を確認しました。

  • 主語と述語を近づける

  • 修飾語と被修飾語を近づける

  • 1文60文字前後にする

  • 句読点を正しく打つ

せっかくなので後半戦です。
今回紹介する内容は、実は秋田自身のクセにもあります。というか、なるべく話し言葉っぽくしたくて、あえてそのような表現を使っていることもあります。
知識・技術を知らないのと、知ってて使いこなすのとでは雲泥の差なので、確認していきましょう!

履歴書や面接の自己PRを例にして説明します。

【例文】

「私は学生時代に、2年生のときに生徒会の書記、3年生のときに生徒会副会長を経験しました。先生や学生、各委員会などとの調整を担当したり、議事録をまとめることを担当したことで、情報を適切にまとめ、他者に伝える能力が身に着いたと思います」


最初に結論を言う

WEB記事が顕著ですが、表示されている前半部分で「どんな記事なのか?」を示すことでわかりやすくなります。
note公式でもポイントとして紹介しているので参考にしてください。

冒頭にリード文をつくろう

記事の冒頭には、要点や目次を書いたシンプルなリード文をつけましょう。目安は50文字程度。これぐらいの長さであれば、X (Twitter) でも概要が省略されることなく表示されます。概要文がしっかり表示されるほど、SNSで目に止まりやすくなるでしょう。

本文を書くときのポイントより

会話でも、最初に結論を言うとわかりやすい話し方になりますよ。
注意点を踏まえ、冒頭の例文を整理します。

「私の強みは、意見をまとめ、他者に適切に伝えることができるところです。学生時代に生徒会書記や副会長を経験し、先生方や生徒と話す機会が頻繁にありました。
議事録をまとめ情報を適切に他者に伝えることで、組織で働く上で必要なコミュニケーション能力が身についたと考えています」

あいまい表現を排除

秋田もよく使う「~と思います」、とかなどちょっと 
挙げればキリがないですが、文章にする上ではなくても良い表現が多いです。
例文を利用して説明します。

「私は学生時代に生徒会の書記とか生徒会副会長とかをやりました。先生とかとの調整を担当したり、議事録などをまとめることを担当したりしました。そのことで、情報を適切にまとめたり、他者に伝えたりする能力が身に着いたのではないかと思います

最初の例文の時点で意図的に冗長にしているのですが、さらに誇張してみました。
いわゆる指示語=こそあど言葉もわかりづらくなる要因ですね。

接続詞を少なく

接続詞は「また」「そして」「しかし」などのことです。

「私は学生時代に2年生のときに生徒会の書記、そして3年生のときに生徒会副会長を経験しました。先生や学生、さらに各委員会などとの調整を担当しました。また、議事録をまとめることを担当したことで、情報を適切にまとめること、および他者に伝える能力が身に着いたと思います」

ここまで読んでいただいてご理解いただいていると思いますが、無くても全然成立します。
無駄に一文を長くしているだけで非常に読みづらくなっていますね。

漢字をひらく、カタカナを効果的に使う

漢字を多用すると堅苦しく読みづらい文章になります。
漢字・ひらがな・カタカナがバランスよく並ぶことで、リズムよく読みやすい文章にすることができます。
校正用語で、漢字をひらがなにすることを「ひらく」と言いますが、ある程度ルールがあります。
【校正】ひらく漢字の決定版!常用漢字表(H22改正)ほか

「例えば」のような副詞は、ひらく対象です。
例えば→たとえば
大変→たいへん
など…
そのほか、接続詞・形式名詞・補助動詞など、いろいろあるのでリンクをご覧ください。
「色々」も、いろいろのほうが読みやすいですね。

例文で言うと、「~身に着いたと思います。」の部分は、「~身についたと思います。」と書くことをオススメします。

文末のリピートに注意

ラスト。
秋田もかなり気にしていて、書きながら調整しまくるのが、この"文末"です。

「私は学生時代に、2年生のときに生徒会の書記を担当しました。議事録をまとめることを担当しました
3年生のときに生徒会副会長を経験しました。先生や学生、各委員会などとの調整を担当しました
情報を適切にまとめ、他者に伝える能力を身につけました。」

クドいことがご理解いただけたと思います。
小学生の作文のような幼稚な印象も受けますね。


このnoteの文章を書いている間も、様々なルールを気を付けてみました。
もしよろしければ、文章を読みながらNGルールを適用してみてくださいね。
では!

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