見出し画像

【新作】やっぱり鎚起加工をした内羽根のキャップトゥを作りました。

新作できました。

もう!わかったから!ってくらいに、やっぱり鎚起加工しました。

でも今回のは少し様子が異なります。

イメージは「煮色仕上げ」
銅合金の表面の化成処理の一つです。化学反応によって仕上がる色が変わるという、何とも面白い技法です。そんで仕上がった物も最高に美しいです。

そんな金属のような風合いを表現しています。

元々はグレーのクードゥーレザー。
その上から、紺や緑、赤などの色をパティーヌの要領で染料をのせていきました。
光の加減で色が変化する金属のような風合いを目標に仕上げています。

お手入れの仕方次第で、また風合いが変化してきます。

基本はいつものように無色のクリームでOKです。
でも、緑や赤のクリームで自分仕様にアレンジしていくのも、アリだと思います。

今回もソール周りは「青銅」のイメージ。

鎚起加工していない部分をランダムに混ぜています。
叩き忘れた訳ではございません。わざとです。

まぁ歩いているうちに塗装は剥げてきますので、あぁやっぱりお前はレザーやったんやな、と。なりますよね。

あ、あとヒールの一番下はゴムです。

今回のシリーズは器や鎚起銅器のような工芸品からインスピレーションを受けた靴たちですが、決して芸術品にしたい訳ではありません。

「靴」という枠の中で、目一杯ふざけて面白いことやって、でも「靴」として履いてもらえる所を着地点にしています。
あと、履いた時にちゃんとオシャレであるように。合わせるのはいつものジーパンとTシャツでいいと思っています。そこにすんなり馴染んでくれるような、きちんと「靴」として実用してもらえるようなものを目指しています。

履いて育ったところが楽しみな靴。
ソールが減った時、どんな風にして直そうか。10年経って好みが変わったらカスタムしちゃおうかな。そんな感じで、ずーっと楽しめる靴になればいいなと考えています。

内羽根なので、サイズ感が難しいかもしれません。

靴下を履いた状態で、親指の付け根の下あたりの出っ張っている所と、小指の下の出っ張っている所を目安に、ぐるりと測ってください。これがボールジョイントです。

横幅だけや、甲の高さだけでは判断できません。
ぐるりと足を一周した数値を目安にしてください。

もちろん店頭で履いて頂くのが理想ですが、記載している木型サイズと比較してサイズ感やっぱり心配やなーって場合はどうぞお気軽にご相談ください。
その際は、ぜひ、ぐるりを計測した数値(ボールジョイント)、足長、できれば甲周り(ぐるりと一周の数値)も、ご記載いただければ助かります。

ウェブストアには外寸も一応載せているのですが、履いた時のサイズ感の目安にはなりません。
サイズをご確認いただく場合は、必ず内寸の数値をご確認ください。

今回の靴紐は
定番のやつ!ダークブラウン!!

グリーンとかバーガンディでも面白かったけど、アッパーの色合いを引き立たせるようにベーシックな靴紐にしました。

べベルドウェスト

土踏まずのとこ、攻めてます。
コレもハンドソーンウェルトならではの攻めですね。エレガントなシルエットに仕上げています。

これもしかしてミリタリーなボトムとかと合わせたら素敵じゃない?なんて思いました。あ、でも履き方は自由なんでお好きにどうぞー。

本日もご覧いただきありがとうございましたー!!



〒700-0026 岡山市北区奉還町二丁目11−10ファミール湯川1階
TEL/FAX: 086-289-6735  E-mail : buhi_shoes@yahoo.co.jp

CUSTOM SHOES PLANNING BUHI

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?