環境別!練習機材の選び方

ドラムを始めるにあたってまず悩む点として、練習環境の構築があるかと思います。
ドラムは基本的に音が大きいのでアコースティックドラムはもちろん、場合によっては電子ドラムも設置できないことがあります。
そこで、今回は環境別にできそうな練習方法をご紹介します。

アパート等賃貸

賃貸アパート等の場合、特に木造のアパートの場合は電子ドラムを置くことも困難かと思います。
電子ドラムと言えばヘッドホンをつければ「ドラムの音は出ない」ため静かに練習できると思われがちですが、実際は振動が大きいため設置できる環境は限られてきます。
このような環境では、なるべく打撃音の出ない練習パッド(打面がゲルやメッシュになっているもの)にしっかりと防振対策を施してスティックワークのみ練習するのがオススメです。
※ただし、どれだけ対策を施しても騒音がゼロになることはないので、隣の部屋の話し声、足音等が聞こえるようなレベルの部屋でしたらあきらめましょう。
どのような環境でも言えますが、タム移動等実際のドラムでのコンビネーションは練習スタジオ等でもできますので、自宅では基礎練習だけというような状況でもさほど問題はないでしょう。

楽器演奏可とされている賃貸、一軒家等

楽器演奏が許されている環境であれば、確認は必要ですが電子ドラムは演奏可能かと思われます。
さすがにアコースティックドラムの演奏ができるほどの防音設備が整っているような環境の賃貸はないかと思われますので、防振対策をしっかりと行ったうえで電子ドラムを置くような形となるかと思いますが、トラブルとならないよう設置する前に演奏しても問題ないのか等しっかりと確認しましょう。

スタジオレベルの防音設備がある一軒家

もはや建築の段階でドラム演奏を想定しているレベルの環境ですが、このような環境であれば迷わずアコースティックドラムを設置しましょう。
ドラム練習を行うために最もよい練習機材はアコースティックドラムです。
電子ドラムももちろん進歩しており、ドラムシェルを使用したものや、打感を追求したもの等ありますが、基本的に電子ドラムとアコースティックドラムは同じ音が出る別の楽器と考えたほうが良いでしょう。

練習機材別!オススメ練習メニュー

最後にそれぞれの環境でオススメの練習メニューをご紹介します。
いずれのメニューも演奏に役立つかと思いますので、参考にしてみてください。

練習パッドを設置している環境

練習パッドではタムのコンビネーション等を練習することは不可能なので、主にスティックコントロールを習得するようになるかと思います。
実際のドラムフレーズは練習スタジオ等で練習し、基礎練習は以下のような内容を行ってみると良いでしょう。

  • ルーディメンツ
    スティックコントロールの練習におすすめの基礎練習です。ルーディメンツで検索するとすぐにフレーズが出てくるほど有名な練習なので、積極的に習得してみると良いかと思います。

  • チェンジアップ
    音符感覚の習得におすすめの練習です。よく使われる4分音符、8分音符、16分音符だけでなく、連符も合わせて練習すると効果的かと思います。

電子ドラム・アコースティックドラムを設置している環境

電子ドラムやアコースティックドラムを設置している場合はルーディメンツやチェンジアップだけでなく、お好みの曲をに合わせて練習を行ったり、コンビネーションを行うことができるようになります。

  • フレーズ練習
    様々なフレーズをメトロノームと合わせて練習しましょう。
    叩けるフレーズが増えるとアドリブ等にも強くなりますので、積極的にいろいろなフレーズに挑戦してみてください。

  • タム移動
    ドラムは多くのシンバルやタムで構成された楽器ですので、いろいろなフレーズでタム移動の練習をしてみましょう。

  • 曲に合わせた練習
    実際に使われているパターンを覚えられるので非常に有用な練習です。
    また、好きな曲で練習するとテンションも上がりますのでオススメです。

いかがでしたでしょうか。
お住まいの環境によりできないこともあるかとは思いますが、どのような環境であってもドラムを始めることが不可能ということはないので、ぜひご自身の環境に合わせて練習機材をご用意いただき、ドラムをお楽しみいただければと思います。

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