ビジネスを制す!「倫理的思考スキル偏」
こんにちは、ばっふぁろーです!
まだまだ自粛が続いておりますが、こんな経験は人生で2度ないのかなと、、
とすれば今の時期はそれはそれで貴重かなと思ってきました....(´・ω・)
と余談はさておき、今回は「倫理的思考スキル」についてやっていきます!
倫理的思考スキルとは、つまりはロジカルシンキングのことで
例え100点満点の資料を作っても、倫理的思考スキルが無ければ
ビジネスでは100×0で0点となってしまいます。。
そこで、今回のブログではこの倫理的思考スキルについて詳しく解説していきたいと思います!
◆ロジカルシンキング
さてみなさん、さっそくですが問題です。
「スターバックス 東京ミッドタウン店の1日の売上と利益を考えてみてください」
ざっくりでよいので3分ほど考えてみてください。
いかがでしたでしょうか?
もちろん、お店の正確な売上と利益は把握できませんので、だいたいの概算でかまいません。
今回、お店の売上・利益を把握するためには、
以下の考え方(フレームワーク)を使用します。
(なぜこのフレームワークになるのか考えていただけると、より理解が深まります。)
ざっくりですが、これに従って予想する数値を当てはめていけば良いのです。
スターバックス六本木ミッドタウン店は比較的大きな店舗ですので、
[売上]
・営業時間は7-24時の17時間
・キャパ(客席)は100席
・回転数は、1人1時間として1回転/h
・稼働率は、人気店ですのでざっくりと60%とします(詳しく分析する場合は、時間ごとに分けて稼働率を考えると良いです)
・客単価は高級志向のため、700円程
[コスト]
・家賃は月90万として、1日3万
・光熱費は1日5000円
・人件費は5人が常にフル稼働として5人×1000円×17h=8万5千
・仕入れはかなり安いと思われるので全てで1万円とします。
これらの数値を式に当てはめると
売上は714000円
利益は613000円となりました。
スタバは下図より、1458店舗で1827億円の売り上げですので、
1店舗あたり年間約1.2億の売上
1日あたりは33万の売上となります。
中でも六本木ミッドタウン店はかなりの人気店ですので、売上はそれの倍以上あってもおかしくはないと考えられます。
ゆえに、今回のスターバックス六本木ミッドタウン店の売上金額は妥当ではないかと予想されます。
このように、一見何も分からない状況でも、各要素に分解し、それぞれの数値を予想して導き出すことができます!
これのやり方を、「フェルミ推定」と呼びます。
フェルミ推定で大切なのは出した数値ではなく、答えを導き出すまでのロジックが大切。
このロジックを考える力こそ、倫理的思考スキルなのです。
フェルミ推定について、詳しくは下の記事にてまとめてますので気になる方はぜひチェックしてみてください。
◆コペルニクスの地動説思考
「人は自分の思い込みで物事を判断してしまう。」
その良い例がコペルニクスの地動説です。
今思うと、全ての星が地球を中心に回っているなんて馬鹿げた話ですが、昔の人はそれを聞いて疑いもしていなかったと。。
なんという自己中心的!!
しかし、あなどってはいけません。。
人はどうしても自分中心に考えてしまう生き物、逆にそれは生きていく上で重要なことと言えます。
しかし、ビジネスの世界ではそれは不要であり、失敗の原因です。
先ほどのスタバの売上で、自分は自分の思い込みで各要素の数値を決定しましたが、それが本当でしょうか??
本当の値を知りたいのであれば、自分の思い込みではなく調べる必要があります!
自分の見える視野だけが決して正しくはない。しっかりとデータに基づく事実が必要です。
人間の「思い込み」には大きく3つの種類があるのです。それは
・ドラマチック思考
・分断思考
・ネガティブ思考
今から、これら3つの習性についてそれぞれ解説していきます!
◆ドラマチック思考
またもやここで問題です。
「現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するでしょう?」
答えは「60%」
20%、40%と答えた方が多いのではないでしょうか?
人は物事をより悲観的に、よりドラマチックに見る習性がありあます。これは、頭の良い人、学者など関係なく全員です。
ファクトフルネスという、世界中の事実を問題集として集めた大ベストセラーがあります。この本は、人間の物事をドラマチックに見てしまうことに気づかしてくれる本で、面白い問題が多数掲載されています。
倫理的思考スキルの最後でも述べたように、思い込みで物事を判断するのではなく、「データに基いた判断」をする必要があります。
◆分断思考
人はこの世界を単純に2つに分断したがる、という習性です。
しかし、この世に綺麗に2分割できるのは数学の世界以外ありません。
勝組/負け組
金持ち/貧乏
陽キャ/陰キャ
分断したがるものの、完全に分断などできないのです。
すべてのものはグラデーションが存在します。ビジネスではこのグラデーション思考が大切になるのです。
またもやここで問題です。
「あなたが料理屋を出すとしたら、都心と田舎どっちに出しますか?」
多くの人は「都心に決まってるだろ!」となりそうですが、本当にそうでしょうか?
分断思考では、 都心〇 田舎✖ となっていそうですが。
よく考えみると、
・都心は、人は多いが家賃と人件費が高い
・田舎は、人は少ないが家賃と人件費が安い
ビジネスはどれだけ売上が多いかではなく、「どれだけ残したか」が重要になります。田舎にもメリットはありますし、それら細かいところを考えた上でメリットデメリットをグラデーションしていかなくてはならないのです。
分断思考ではなく、いろいろな要素を踏まえた上でグラデーション思考をすることが求められるのです。
◆ネガティブ思考
最後は、人間はネガティブなことに共感する!という習性です。
例えば、
今回のコ口ナに対しての政府の対応に対しての悲観的な意見は、SNSでものすごく共感を生みます。twitterなどを利用されている方は、特にこのようなネガティブの共感を感じているのではないでしょうか?
マスコミもこのネガティブコントロールを大量にしてきます。交通事故の報道でも、交通事故が起きた事実だけではなく、被害者の遺族の声を取り上げて人々の「共感」を得ようとしています。
もちろん、遺族が可哀想なことは真実です。
しかし、ここで間違ってはいけないのはが、「そのネガティブが全て」と思い込んでしまうことです。ネガティブの要素はほんの一部にすぎないことがほとんどですが、自分たちはそれがあたかも全てであるかのように誤解します。
本当に事実はそうなのか?そこに疑問を投げかけて、その下調べをする。
交通事故なら、その事故の事実関係はどうなのか?被害者だけでなく、加害者側はどうだったのか?など。
それによって自分の感情による一方的な思い込み (定性的評価) ではなく、しっかりと事実に基づいて定量化することが大切です。
人間の思い込みでは、ビジネスは成功しない。
本当の客観的事実を知ることこそ、ビジネスを成功させる上で大切。
このことを踏まえた上で、自分も倫理的思考を大切にしていきたいと思います!
と、今回のブログはここまで!
最後まで読んでくださりありがとうございます。
感想、コメントお待ちしております。
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