ベネズエラ大統領選挙でニコラス・マドゥロ氏が51,20％の得票率で勝利

7月28日のベネズエラ大統領選挙で、ニコラス・マドゥロ氏が勝利しました。私たちはベネズエラ人民に熱いエールを送りたいと思います。
以下は、テレスール英語版に掲載された勝利の報道の訳です。
（画像は、ベネズエラ国民と勝利を祝うマドゥロ大統領 Photo： 写真：@madeleintlSUR）

　ニコラス・マドゥロは、チャベスの遺産の正当な継承者であり、帝国主義の陰謀に対するベネズエラの主権の擁護者である。
全国選挙評議会（CNE）の報告によると、51％以上の得票率で、大祖国シモン・ボリバルの候補者であるニコラス・マドゥロが、平和的な雰囲気の中で行われた選挙の結果、再選された。
エルビス・アモロソ選管総裁は、選挙当日の有効投票数は1100万票を超えたと発表した。ニコラス・マドゥロ候補が515万票（51.2％）で再選された。2番目に得票数の多かった候補者はエドムンド・ゴンサレスで、444万5,978票（得票率44.2%）であった。

　ベネズエラ国内の有権者21,620,705人、海外在住の有権者228,000人が、全国に広がる15,000以上の投票所で投票権を行使した。選挙当日は、現地時間06:00（日本時間10:00）に始まり、18:00（日本時間22:00）に終了した。この選挙には、米国カーター・センター、ラテンアメリカ選挙専門家評議会、国連専門家パネルなどの外国人オブザーバーをはじめ、世界中から参加者が集まり、国際色豊かな選挙となった。数千人の同行者の中には、ラテンアメリカ、カリブ海諸国、ヨーロッパ、アフリカ、北米、アジアからの政治家、学者、国会議員、知識人、ジャーナリスト、著名人が含まれている。

ニコラス・マドゥロ（2024-2030年大統領）
　ニコラス・マドゥロは1962年11月23日にカラカスで生まれ、エル・バジェ教区でのつつましい生活からベネズエラの大統領になるまで、政治家としての道を歩んできた。その経歴は、彼のキャリアを決定づけた社会的・労働的大義への絶え間ない献身を反映している。
　マドゥロは80年代に社会主義者同盟で政治活動を始めたが、労働者の権利を求める闘いの始まりとなったのは、カラカス地下鉄の車掌としての仕事（1991～1998年）だった。この時期、彼はカラカス地下鉄労働組合（SITRAMECA）を設立し、指導力と組織力を発揮した。
　1993年のウゴ・チャベス司令官との出会いが転機となった。マドゥロはチャベスの熱烈な支持者となり、ボリバル革命運動200（MBR-200）、後に第五共和国運動（MVR）に参加した。1999年には副議長に選出され、民意によって承認されたベネズエラ・ボリバル共和国の新憲法を起草する国民制憲議会にも参加した。
　2000年から2006年にかけて、ニコラス・マドゥロは国民議会で様々な役職を歴任した。彼の立法経験は、総合的な社会開発や財政などの重要な委員会をカバーし、政府におけるより大きな役割への準備を整えた。
チャベスはマドゥロの潜在能力を認め、2006年に外務大臣に任命し、多極化する世界、ラテンアメリカの統合を促進し、平和を構築するための賭けの中心人物となった。その後、2012年に副大統領に就任した。チャベスのマドゥロに対する信頼は、最後の手術の前にマドゥロを後継者に指名したことで明らかになった。
　2013年にウゴ・チャベス司令官が死去した後、ニコラス・マドゥロが僅差で大統領選挙に勝利した。あなたの大統領職は、米国政府と欧州連合（EU）による制裁の発動など、重大な試練に見舞われてきた。これは前例のない経済危機と複数の国際的圧力を引き起こした。しかし、彼は忠実な支持基盤の支持を維持し、「路上の政府」のようなプログラムを実施し、支持者と連絡を取り続けている。
　ニコラス・マドゥロ大統領は2018年と2024年に再選され、チャベスの遺産の正当な継承者であり、帝国主義の陰謀に対するベネズエラの主権の擁護者である。
労働組合員としてのスタートから、再選された大統領としての現在の地位まで、大統領のキャリアは、大多数のベネズエラ国民の深いボリバル的・反帝国主義的信念を反映し、決意、一貫性、抵抗によって特徴づけられる政治的キャリアを示している。

ニコラス・マドゥロ政権プログラム： 2030年に向けた7つの変革
　1月15日、ニコラス・マドゥロ大統領は国民に向けた年次メッセージの中で、平和を維持し、社会福祉を保証する新たな経済・生産モデルを構築することを目的とした「7つの変革（7T）」の集団的精緻化を深め、議論し、計画するようベネズエラ国民に促した。
正確には、その政府プログラムは7Tに基づいており、それはまた国土計画に基づいており、大統領が説明したように、それは人々によって考案され、書かれている。
　国家元首によれば、ベネズエラ国民は7Tの実施に当たって、彼らの貢献によって変化を定着させるために協議を行ってきた。
　7Tの第一は、経済とインフレに対処するための新たな生産モデルの開発であり、科学、技術、教育、文化が第二に位置づけられ、制裁や強制的かつ一方的な措置によって損なわれたベネズエラのインフラをすべて回復することである。
　社会的権利の公共性の強化と、ベネズエラ国民のニーズを支援するための政府管理の改善は、7Tの第4と第5の要素であり、国民の生活の質に貢献する社会的プロジェクトに資金を提供する。
　7Tの6番目は、自然を大切にする文化に基づく気候変動対策、代替エネルギー源の促進、食糧生産計画の確立を目的としている。
　政府計画の最後の要素は、ベネズエラをBRICSグループに加えること、ラテンアメリカ・カリブ海諸国共同体（CELAC）を強化すること、ボリバル同盟（ALBA-TCP）を拡大することを目的とした国際関係の強化を強調している。
Nicolás Maduro Wins in Venezuelan Presidential Elections with 51,20% of the Votes - teleSUR English　より