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かしこい子どもを育てるのに大切なこと

理想の子育てとか、子育てはこうしなければならないとか、思いません。
しかし、這えば立て、立てば歩めの親心。
子どもに賢く育って欲しいと思うのも親心。
そこで、かしこく育てるにはこうしたらいい、と思うことを書きます。
ここで言う「かしこい」とは、学校の成績という狭いものではなく、生きていく力といった大きな意味でのかしこさです。ですが、そういうかしこさを持っていれば、学校の成績ももちろん伸びますし、学校を卒業してもいろんな分野で力を伸ばしていけると思います。

かしこく育てるのに大切なことは、

遊び

です。
遊びとは、子どもが自由に遊ぶことです。大人の指示でやらされるものではありません。〇〇遊び と名前はついているけれど、学習させるものもありますが、それではありません。子どもが興味をもったことを、工夫しながらとことん自由に遊ぶことが大事だと思います。短い時間であっても、没頭して楽しむ。そのことで集中力が育まれますし、ああしよう、こうしようと思考を働かせます。自主性も育ちます。

自由に子どもに遊ばせるのですが、その環境は大人が用意すると、幅が広がります。子どもが自分で用意できることは少ないと思います。
では、どんな遊びがいいのでしょうか。

本物で遊ぶ

バーチャルではない、ということです。
実物に出会うと五感を働かせることができます。
砂はサラサラしていて、泥はベチョベチョしている。三角の積み木は尖っている。特に指先の感覚は鋭いので、たくさんのものに触れることは大事だと思います。さらに、その感覚を大人が言葉で表していけば、語彙も増えていきます。
紙をくしゃくしゃに丸めるときの音。枯れ葉の上を歩く音。
雨の日の匂い。
夕焼けの色。
たくさんの経験をして五感を働かせることが、知識や思考の土台になります。

なので、自然の中で遊ぶことは、子どもを育てるのにはとても良い環境だと言えます。自然の中は、歩くだけでも足元が不安定で、それだけでたくさんの情報を処理しないといけません。さらに体の動きも調整しなければなりません。頭も体も鍛えられます。音や匂い、温度や湿度も刻々と変わります。

そうは言っても、そうそう自然の中で遊べるわけではないと思います。

家の中でおもちゃで遊ぶなら、なるべく単純な作りのものがいいと思います。ブロックや積み木、折り紙、人形など自分で想像して遊ぶことができます。
空き箱やトレーなど工作コーナーにためて置いて、自由に使えるようにしておくのもいいかも知れません。

友達と遊ぶ

友達とうまく遊ぶには相手のことを考えなければなりません。
自分のペースで自分の好きなようにやっていては喧嘩になってしまいます。
相手がどう思っているか想像して、時には我慢もしなければなりません。
前頭葉がフル活動です。
自分一人では味わえなかった楽しさも味わえるかも知れません。
できれば違年齢の友達とも関われたらいいですね。

バーチャルでの遊びはだめ?

今の時代 携帯で動画を見ない、ゲームをしないというのは難しいと思います。
webではこれまで見られなかったものが見られたり、出会えなかった人と繋がれたり、良い面もたくさんあります。
闇雲に禁止したり、逆に与えっぱなしにしたりせず、上手な付き合い方を教えていく必要があると思います。


昔であれば、親が何もしなくても、子どもは外に行って近所の子どもたちと自然の中で遊んでいたでしょう。しかし、今そんな恵まれた環境にいる家庭は少ないのではないでしょうか。
遊びの環境も、大人が意識して整えることが必要になってきていると思います。

と、ここまでこう書いておきながら、
正直な話、
かしこさとか関係なく、
思いっきり遊べるのは子どものときだけだから、とにかくいっぱい遊ばせてあげたい。
と思っております。



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