子宮筋腫 子宮全摘腹腔鏡手術

だるさの原因は貧血で 貧血の原因が子宮筋腫と分かり、子宮摘出手術を受けることにしました。
出産以外の入院は初めてで、緊張しました。保険も入ってるし、と思い贅沢にも個室にしました。この時は今後三回も入院することになるとは思ってなかったし。
子供が産まれた後、初めて家族と離れます。仕事・家事・育児から逃れ、しばしの休憩です。子供の最後の中体連に応援に行けなかったことが心残りです。
9年前なので結構忘れています。印象に残っていることだけお伝えします。

手術までの3ヶ月間

貧血だと手術ができないらしく、貧血の改善を目指します。鉄剤を飲むこととホルモン剤で生理を止めることです。幸い鉄剤で気持ち悪くなるようなこともなく、ホルモン剤での副作用も感じずに過ごせました。月に一回お腹に注射して、お腹の肉をつままれるのが恥ずかしかったです。

入院

都会の公園の隣にある病院で10階の個室でした。まるでホテルにいるような眺めです。入院中に隣の公園で「ビールフェス」があっていて「行きたい!」と思って眺めていました。気を遣うことがないのは個室のいいところですね。お見舞いに来た方とも病室で喋れるのもいいです。今はコロナでお見舞いもないし、相部屋でも隣の人と喋ることもないので、そういう点では相部屋でも構わないと思います。

手術

腹腔鏡手術です。カメラを入れて見ながら子宮を剥がし、膣から取り出すそうです。傷はおへそのしわの中と下腹に三箇所7mmずつくらいです。今ではほとんどどこに傷があるか分かりません。
手術の前に剃毛します。出産経験があっても恥ずかしかったです。
手術室に入るとだいぶキョロキョロしました。ドラマに出てくる大きいライトや機械がありました。
硬膜外麻酔をするための麻酔の注射が痛かったです。あとは体を丸めて背中にぐいぐい何か(チューブ?)を入れている感じがするだけで痛くはありません。
手術台は分娩台みたいで足を広げて固定されます。必要なのはわかっちゃいるけどこの体勢いやです。
そのあとは全身麻酔で眠りました。

術後

目が覚めると家族がいました。が、すぐ眠りました。その数時間後に目を覚まし家族と一言喋りましたが、すぐ眠りました。すぐ眠りましたが、そこに家族がいたのが嬉しかったのを今でも覚えています。
次に起きた時にやっと意識がはっきりしました。導尿と点滴と背中に麻酔のくだが繋がっていました。この麻酔はボタンが付いていて、痛いときに押していいようになっていました。私は怖くてあまり押せなかったんですが、今思えばどんどん押しておけばよかったです。痛いの我慢する必要ないですよね。表面の傷は小さいし痛くないですが、子宮と周りを剥がしているからか、お腹の中は数日間とても痛かったです。
術後2日はずっと眠っていました。
ゲップとオナラが出たら食事ができると言われ、こんなにオナラを待ち望んだことはありませんでした。食事は全粥から始まり、七部粥、五部粥と少しずつ戻って行きました。
術後1週間で退院しました。
お見舞いにもらったGODIVAのアイスを病室で食べたのがとてもおいしかったです。

退院後

退院後は元通りの生活ができます。
それどころか、貧血がなくなり元気いっぱいです。生理もないのでナプキンも買わなくていいです。
あのまま筋腫が分からずに生活していたら辛かっただろうと思います。

女性の皆さんにはぜひ定期的な婦人科検診をお勧めします。
早期に発見すれば対応できることも増える場合が多いと思います。
自分のためにも、家族のためにも。



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