妊活をやめました

タイトルの通りです。

不妊専門クリニックでの詳しい検査の結果、私と夫が子をもうけるには体外受精をするしかなく、大前提として夫に精巣の手術を受けてもらわねばならず、その成功率は3割に満たないという診断が下りました。
男性の不妊手術は健康保険適用外。民間医療保険もほぼアウトなので、約50万円実費で支払う必要があるとのこと。
果たして3割以下のために大枚を叩くのは賢明なのか?
うまくいったところで、体外受精にはその倍以上の金額を費やすことになる。それこそ一度や二度で成功するかどうかわからない。
底なし沼に落ちていくような気がして、私は自分の検査が一通り終わったところで通院をストップしました。

ただ、何もやってみないうちから諦めるのはどうなの?3割弱でも希望があるのなら…という思いが私にはあったので(夫は自然妊娠が困難と判明した時点でやめたいと言っていた)、年末から年明けにかけて夫婦で話し合いを重ねましたが、最終的に我が家は子どもを持たないという方針になりました。

私は毒親(および毒親族)に囲まれて育ったため、血のつながりの尊さなど微粒子ほども感じません。
だからといって、養子や里子をとってまで人の親になりたいかというと、そこまで志が高いわけでもありません。
夫は元々子作りに一切こだわりがなく、夫婦二人で生きていくのもありという考え方でした。

じゃあ、もういい。やめよっか。

というわけで、先週の夫の通院を最後に、それ以上の治療は断念しました。
クリニックには特に何も言わずにフェードアウトするつもりですが、お世辞にも世話になったとは言いづらい対応を常にされていたので、ま、いいか…。

私も夫も、多様な選択肢があるということは理解していると同時に、この問題に正誤や善悪の判断は存在しないと考えています。
私の人生は私が、夫婦としての人生は私たち二人が決めることですから、アドバイス等は受け付けておりません(笑)

実はまだ私も精神的整理がつかなくて、絶賛アップダウン中ですが、今の気持ちを書いておくことで少しでも昇華できればと思ってスマホに向かっている次第です。

とりあえず、今は夫婦二人の楽しみを作ることを最優先にしていて、再来月、夫の奢りで船上ディナーに行くことになりました!神戸牛!楽しみ!
あと、別行動にはなりますが銭湯通いにも凝っています。昔ながらの銭湯はシャワーが出にくかったりして、女の私は身体を洗うのに苦労するけど、昭和な雰囲気がたまらないです。サウナで汗を流すのもいいし、露天風呂で空を見上げるのも好き。

このマガジン(夫婦を超えてゆけ)では引き続き、夫とのくだらない日々を綴っていきます。
それでは、また。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

#妊活
#不妊治療
#夫婦

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