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さーやハネムーン in ハワイ・オアフ島 〜DAY 1〜

ALOHA!
【前回のあらすじ】
おぎやはぎ矢作の教えに従い、CITIZEN側でさっさと入国審査を済ませた夫と私。他の日本人たちを尻目にドヤ顔で空港の外へ…。
今回は、記念すべき旅行初日の模様をまとめます。

リムジン内Wi-Fiの謎

今回の旅行を申し込んだ際、初日と最終日の空港↔︎ホテル周辺の移動手段として、リムジンバスに乗れるよう手配してもらっていた。

空港出口(ここもよく年末年始に芸能人がキャッチされているところ)の真ん前でアロハ姿の旅行会社スタッフが待ち構えていた。
氏名を告げて歓迎のシェル(貝)レイ、バスの乗車券、Wi-Fiのレンタルチケット、オプショナルツアーのバウチャー、それから滞在中乗り放題のトロリー乗車券を貰った。
別のトラックでホテルまで運搬されるスーツケースを預け、ベンチで待機しているとまもなくバスが到着した。ここからホノルル市街地まで30分ほど乗車する。

バスには運転手の他に日本人ガイドが一人乗っていて、彼女は発車と同時に旅行中の注意事項や停車場所の説明を始めた。
「ところで、皆様スマートフォンをお持ちだと思いますが、このリムジンバスにはWi-Fiルーターを設置しております!今からネットワーク名とパスワードをお伝えしますので、どうぞご自由にお使いください」
私たちはこのバスを降りてすぐのところにある、旅行会社のホノルル支店でWi-Fiを借りることになっていた。それまでの間はスマホをいじるとパケット代がかかってしまう。ハワイに来てまでスマホを見てばかりいるのも何なので、できるだけ車窓の風景を楽しみたいが、万一に備えWi-Fiはつないでおくことにした。
「では申し上げます。ネットワーク名は*******(会社名)、パスワードは*が4ケタでございます」

…言われた通りに何度トライしても、このネットワークには接続できません、というメッセージしか出なかった。もしかして、ルーター、電源は入ってるけどなんか調子悪いんじゃね?

いや、これはおそらく、折角ハワイに着いたばかりなのだから、ひとまずスマホは置いといて風景を楽しめというガイドさんの粋な計らいかもしれない(「えっ?」という声がめっちゃ聞こえてきたので、違うと思う)。

ハワイで最初に買ったもの

リムジンバスは順調に進み、郊外からアラモアナショッピングセンターの前を通り、ワイキキビーチ周辺のホテル群へ入ってきた。
ヒルトン、シェラトン等有名ホテルの立派な外観、雲ひとつない青空、どこまでも続く海岸、遠くに臨むダイヤモンドヘッド。THEハワイな光景に胸が躍る。はるばる来たぜワイキキへ、飛行機酔いをのりこえて。

ロイヤルハワイアンセンターの停留所で降り、バスガイドさんの案内で旅行会社のホノルル支店へ。現地コーディネーターの女性が出迎えてくれて、おすすめのレストランやお土産の紹介があり、同じバスに乗ってた人たちとは解散。カウンターでチケットと引き換えにレンタルWi-Fiを受け取り、ここからは自由の身!ホテルへのチェックインは後回しにして、早速だが、ワイキキビーチへ繰り出すことにした。

夫も私も喉が渇いていたので、何か飲み物を買おうということになり、ABCストアというコンビニへ入った(このお店はそこらじゅうにあり、滞在中何度もお世話になった)。今回の旅行初の買い物。ミネラルウォーターとかも普通に売ってたのに、二人とも調子に乗ってアメリカンテイストに走り、夫は真っ青なエナジードリンク、私はアイスカフェモカという、どう考えても喉の渇きを癒すどころか余計喉が乾きそうなものを買ってしまった。

信じられないくらい甘かったです。

アメリカ、こんなもんコンビニでホイホイ売ってたら、そりゃ肥満大国とか言われるわ…節子それカフェモカちゃう、単なる黒くて甘い水や……

しかし見てよ、カフェモカの後ろにある砂浜と海。透明度半端ない。合成じゃないのか。
ビーチと道路の間にある休憩所的なところで座って飲んでたら、ホームレスらしきおじさんが隣のベンチに腰掛けて、缶ビールを開け始めた。服装はみすぼらしいが、サングラスをかけて長髪を後ろで縛り、ベテランサーファーさながらである。
ホームレスが道端でビール飲んでてもいちいちおしゃれなハワイ。おのぼりさんの私たちは少々面食らいながら、それぞれのドリンクを飲み干した。

しばらくぼーっと海を見て、ショッピングモールや土産物屋をちらちら覗いて、宿泊場所へ向かった。だいたい15時くらいだったかな。

ハッピーアワーに行ってみた

今回のお宿は、先程バスを降りたロイヤルハワイアンのすぐ東向かいにある「ホリデイインリゾート」。ランクは中の上くらいだろうか。建物の見かけはシンプルだけれど、一応プール付きのリゾートホテルである。
ちょうど日本語を話せるスタッフのカウンターが空いていたので、そちらでチェックインの手続きをした。

部屋に入るとスーツケース2台が既に届いていた。荷物の整理をし、ほっと一息。でもここでベッドに寝転がってしまうと大変なことになる。17時にレストランの予約があるのだ。夕食としては早めだが、英語圏の文化ハッピーアワー(飲食店でディナーを食べる際、比較的早い16〜19時頃に入店することにより受けられる割引)を体験するため、この時間帯の予約を取った。着替えと軽く化粧直しをして、16時半過ぎには部屋を出た。

初日のディナーは、ホリデイインとは別のホテル内にある「ショアバード」というレストランバーを夫が予約してくれた。
オンザビーチでバーベキューやシーフードが楽しめる老舗だが、残念なことに今年9月末で38年の歴史に幕を降ろすそうである。

受付で名前を告げると、モデル並みの長身のウェイトレスが席に案内してくれた。ハワイのレストランではテーブル毎に担当スタッフが決まっている。オーダーや要望は彼女に申し付けなければならない。

長身ウェイトレスは席に着くやいなや飲み物はどうするか尋ねた。夫が片言の英語で「おすすめは何ですか」と言うと、よく出るのはこれとこれとこれ、と指差してくれたので、二人ともその中からカクテルをオーダーした。

ここの店のハッピーアワーの対象商品は、自分で焼くサーロインステーキなのだが、メニュー表を見てもどれのことかわからず、ドリンクが来た時に私が聞いた。ウェイトレスはこれよ、と指差し、すぐ行ってしまった。あれっ、今オーダーしたかったのに…!呼び止められても必要以上の用事はしない欧米的感覚と、空気を読んで「こちらになさいますか」と言ってほしかった日本的感覚がすれ違った瞬間だ。

ウェイトレスは隣の席のほろ酔い白人老夫婦に呼ばれ、注文を聞きつつなんかジョークみたいなことを言って笑いあっている。なかなか終わりそうにない。
伝票を書きながら歩いてきた他のお兄さんに手を挙げてみたが、やはり1テーブル1サーバーのルールはカタいようで、綺麗にスルーされてしまった。

結局5,6分後にウェイトレスの手が空き、無事注文出来たが、夫から「お前はトロい、時間を無駄にすんな」と怒られた。
何事も物怖じしない夫と違って受動的な性格の私は、異国の地では尚更そうなってしまう傾向にあり、この後も何度も夫をイラつかせることになるのだった。

ステーキを頼むと、サラダバーが食べ放題。チリソース美味しかった!シーザードレッシングは濃かった。

サーロインステーキ!肉厚!!
「表裏5分ずつ焼いたらミディアムレア」というウェイトレスの助言どおりにしたら、超ジューシーでうまい!!!テーレッテレー

BBQスペースはもうもうと煙が立ち込めて激アツだが、お肉の匂いだけでご飯何杯もいけそうだった。

ショアバードの帰りに見た夕日。
18時半くらい?
ダイヤモンドヘッド側じゃなくてごめんなさいね。
この時間になってもまだ海で遊んでる人いっぱいいた。欧米系の観光客はみんなホテルから持ってきたタオルを砂浜に敷いて座ってる。レジャーシートって、日本以外であまり売ってないのかな。

ABCストアで今度はちゃんとクリスタルガイザーを買い、ホテルに戻った。
順番にシャワーを済ませ、MTVを見ながらまったり。ここはアメリカ、ジャスティン・ビーバーもテイラー・スウィフトも「洋楽」じゃない。

隣の部屋も日本人客のようで、年配の夫婦が娘と孫2,3人(娘の配偶者はいなさそうだった)を連れてきているらしかった。コネクティングルームだったので、おちびさんたちの声がよく聞こえてきた。

翌日は午前中、オアフ島半周ツアーに参加することになっているため、テレビ観賞はそこそこに就寝。エアコンはわりとガンガンにかかっている(ハワイはなにしろ暑い)ため、寝るときはかなり温度を緩めた。
初日、無事終了。
明日はもっと楽しくなるよ。ね、ハム太郎!

⛱🏄🐠つづく🐚🏝🌺

#夫婦
#新婚旅行
#ハワイ

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