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長崎ぶらぶら節

夫と二泊三日で長崎へ行った。
三日間とも秋晴れで、とても過ごしやすかった。

なぜ長崎なのかというと、世界遺産に登録された大浦天主堂を観たかったのと、「長崎ペンギン水族館」というペンギンに特化した水族館へ行きたかったからだ。
当初はハウステンボスにも行きたいと思っていたけど、入場料の高さに驚愕してやめた。ちょっと立ち寄りたいがために支払う金額じゃなかった(ハウステンボスをdisってるわけじゃなくて、そんなに払うならたっぷり楽しみたいと思ったからです)。

行きの飛行機で、研修旅行かなんかに行く保育士らしき若い女性の団体に前後左右を囲まれた。お互いを「○○先生」と呼び合っているにも関わらず、スマホで写真を撮ったり駄菓子を交換している姿は女子校の遠足のようで面白かった。長崎空港に着くまでの間、とても賑やかだった。

大浦天主堂はとても美しい場所だった。清らかなステンドグラスの光が目を引いた。潜伏キリシタンが通った礼拝堂だったそうだ。世界遺産に登録されたはずなのに、堂内で流れてる解説のアナウンスが日本語のみで、味気なく感じた。これから整備されていくのかな。
グラバー園や出島にも行った。日本史好きなので教科書で見た場所に行くのは楽しい。グラバー園はいかにも観光地!だったけど、出島は街の中に溶け込んでいてシュールだった。

「ペンギン水族館」は想像通りの楽しさだった。水族館の裏に小さなビーチがあり、日中はフンボルトペンギン数羽がそこで放し飼いにされていて、すれすれの距離まで近づくことができたので、夢中で写真を撮ってしまった。
お土産コーナーに昔懐かしい記念メダルの自販機があり、ペンギン柄のメダルを夫とお揃いで作った。キーチェーンにして今家の鍵に付けている。

二日目の夜に、稲佐山公園からの夜景を観に行った。
市内中心部発着の無料送迎バスを予約したのだが、このバスがかなりオンボロで、走っている途中に急に電灯が切れたりして怖かった。しかも、行きのバスを降りてから帰りのバスが来るまでの間隔が45分しかなく、ロープウェイで山麓と山頂を往復するのに約30分費やすので、実質稲佐山公園には10分そこそこしか滞在しなかった。夜景はまあ、こんなもんかなって感じだった。
ロープウェイの切符もそこそこ高かったし、そもそも私も夫も夜景などというロマンチックなものとは距離を置いているタイプの人間だが、無料バスに空席があったからぶっちゃけノリで予約した。最終的には、どうして夜景なんか観に行ったのか二人ともよくわからなくなって、笑うしかなかった。アホみたいに笑いながら夜の道をホテルまで帰った。

それにしても、今回の旅もよく食べた。ちゃんぽん、トルコライス、レモンステーキ、皿うどん、長崎カステラ…などなど。
泊まったホテルで夜鳴きそばのサービスがあったので、滞在した二日とも利用した。夜鳴きそばって、どうしてあんなに美味しいのだろうか?

去年のハワイ旅行が夫婦二人最後の旅行かも、とか言ってたけど、全然最後じゃなかった。うーん、まだまだ二人の時間を楽しむような気がする。

#旅行
#長崎

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