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さーやハネムーン in ハワイ・オアフ島 〜DAY 3〜 ①

ALOHA!

【前回のあらすじ】
オプショナルツアーでオアフ島を半周し、話題のおしゃれエリアでスイーツを食べ、アラモアナセンターをうろつき、ホテルの部屋で酒盛りをしたら酔っ払って爆睡した夫と私。ついに禁断の味噌汁を開封したのだった…。

アウラニで朝食を

このハワイ旅行が決まった瞬間、私はネット上である予約を取った。
アウラニ・ディズニー・リゾートでのキャラクターブレックファスト(通称キャラブレ)である。

私のTwitterをお読みいただいている方はご存知のことと思うが、私は子どもの頃から大のディズニーファンであり、東京ディズニーリゾートにもよく遊びに行く。夫とも二回ほど一緒に行った。

「アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ コオリナ・ハワイ」は、テーマパークではなく、ディズニー直営のリゾートホテルとして、オアフ島西海岸のコオリナ地区で6年前に開業した。
レストランやショップは宿泊客でなくても利用可能なので、ワイキキから日帰りで訪れる日本人も多い。
ディズニーの仲間たちがテーブルを回り、写真を撮ったり触れ合ったりできるキャラブレは特に人気で、予約が取りにくいと聞いていたが、平日だったからかすんなり取れた。

予約確定を伝えるメールには「ALOHA, Sayaka!」と書かれており、美しい海辺の画像が貼り付けてあった。今まで受け取った中で最もテンションが高いネット予約確定メールだった(笑)

ドライバーYさんの巧みな話術

ワイキキ地区からコオリナ地区までは車で小一時間かかるため、朝7時に出発のシャトルバスを予約した。
早起きして支度し、余裕をもって集合場所のDFS前に着いた。ジョギングや犬の散歩をしている人がちらほらいる。ハワイの人たちは朝からとても活発だ。
そうこうしているうちに一台のバンが停まり、ドライバーが降りてきて点呼をとった。シャトルバスというくらいだから観光バスのようなものを想像していたが、利用者は私たち含め二グループだった。
ドライバーはYさんという日本人男性。
もう片方のグループは関東からやってきたマダム三人組(うち二人は姉妹らしかった)。

車に乗り込むやいなや「皆さん、アウラニでしょ?朝食予約してるの?」とYさんが尋ねた。
関東マダムたちは「予約してないのよね〜、とりあえず行くだけ行きたくて」と言っていた。
「えっ、予約してないの!?まあホテルの中を散策するだけでも楽しいけどね。もしかしたら飽きが出てて滑り込めるかもしれないから、受付で聞いてみるといいですよ」
Yさんもお姉さん一家を連れてキャラブレに行ったことがあるそうで、その時の思い出を面白おかしく話してくれた。
「グーフィーが席まで来てくれたんだけど、予約時間が遅めだったからか、なんとなく疲れた様子だったんですよ。途中で一度奥に引っ込んで、次出て来たら足取り超軽やかだった!甥っ子がグーフィー元気になってよかったねって言ってたよ」
これはディズニーあるあるで、長時間ゲストの相手をしていたキャラクターが「パレードの準備」とか「お着替え」とかいう体で引っ込んで、再度出てくるとなぜかさっきよりちょっと元気になってるという謎の現象である。…もう一度言う。謎の現象である!

その後もYさんのマシンガントークは続き、車窓の風景と絡めながら、ハワイの交通事情や穴場スポットについてたくさん教えてくれた。
「ほら、そこ、大きな工事してるでしょ。道路の渋滞緩和のために、空港からアラモアナセンターあたりまで電車を走らせることがハワイの議会で決まって、もう線路の建設まで始めてるのに、どうも資金が足りないらしく色んな税金が上がってるんですよ。観光税も上げるみたいだから、ぜひまたハワイに来てカンパお願いしますね」
「日本のバラエティ番組でハワイの出雲大社が紹介されて一躍有名になったけど、ハワイには太宰府天満宮もあるんですよ。今走ってる道のこっち側ね。瓦の屋根、見える?しかも、同じ敷地内にこんぴらさんもあるんですよ。神様ケンカしちゃわないのかなあ、ご利益あるのかないのかわかんないよね」
などなど、ジョークも交え、ラジオのDJのような語り口で次々ネタを提供してくれるYさんにすっかり魅了されてしまった。このまま一緒にアウラニを回りたいくらいだ。
私も学生時代、ツアー添乗員に憧れた時期があったが、絶対こんなに上手く喋れない。シナリオ通りの型にはまった話しかできないだろう。サービスに付加価値をつけるとはこういうことだと思う。

線路は続くよ、どこまでも

そんな調子で45分くらいの乗車時間があっという間、車は高速を降りてコオリナ地区に入った。
本来の降車地はコオリナ・ステーションという観光客が集まるターミナルのような場所だったのだが、Yさんの気遣いでアウラニのエントランスまで送り届けてもらった。

途中、なんと唐突に線路が走っているところがあった。
「ここね、週末だけ観光用の列車が走ってるんですよ。今日は何も来ないと思うし、時間があれば写真撮影してみてもいいんじゃない?怒られることはまずないですから」とYさん。
そういえば日本では少し前にタレントがJRの線路内に許可なく立ち入って“自撮り”し、ブログにアップして炎上してたっけ…。
と、いうわけで、到着後すぐアウラニには入らず線路まで歩いて戻って撮ってみました!

ぱっと見、ハワイの風景だとは思えない。そもそも、このような線路があることすら実際訪れるまで知らなかった。
雲ひとつない空とみずみずしい緑。まっすぐ永遠に続いているかのような線路。旅のワクワク感が詰まった素晴らしい写真を撮ることができた。ホノルル市街地では感じることのできない雰囲気がそこにはあった。
このコオリナの線路は、今回の旅行で見た景色の中で一番印象深いものとなった。

ミートミッキー in マカヒキ

線路の撮影してるうちにキャラブレの予約時間も近付き、ついに私たちはアウラニ・リゾートの門をくぐり、朝食をとるレストラン「マカヒキ(ハワイ語で収穫祭を意味する)」へと向かった。
入店してすぐ目に飛び込んできたのは、子どもたちとともに店内を陽気に練り歩く、ミッキーマウスの飼い犬プルートだった。彼は私たちに気付き、ぶんぶんと手を振ってくれた。
おなじみのキャラの登場で完全にスイッチが入った私は、負けじと「ハーイ!」と大手を振り返した。ハワイ旅行も三日目、すっかりアメリカナイズされてオーバーリアクションになっている。

受付の日本人キャストに予約時間と氏名を告げたら、まずはミッキーとのグリーティングの列に並ぶよう促された。「マカヒキ」キャラブレのゲストは全員ミッキーの出迎えを受けてから食事をすることになっている。
そう、ここでいきなり真打ち登場なのである。

実は私、ディズニーによく行く癖にミッキーと写真を撮ったことがほとんどない。
元々キャラクターグリーティングがどちらかというと苦手で(コミュ障)、ショーやパレードで遠目に見る姿こそ至高♡と思ってきた。そんな私が初めて海外ディズニーにやってきて、最初の体験がミッキーに謁見とか、どうすればいいんだ。こ、心の準備がァ……

ミッキー!!!!!!!!!
アロハ着てる!!!かわいい!!!!

ハグとチューしてくれた!!!!!!!!
えっ!?もう終わり!?!?そっかミッキー忙しいもんね……
ありがとう!!!ありがとうミッキー!!!!

ちなみにこのミッキーとの写真はアウラニ側のカメラで撮影されたものであり、後ほど食事中にキャストがデータを売りにくるのだが、御多分にもれず良いお値段(買ったけどさ)。
お願いすれば持参したカメラやスマホでも撮ってもらえるのに、私は舞い上がっていて完全に忘れていた。みんなは気を付けてくれよな!
あっ、載せてないけど夫との3ショットもあります。

我を忘れるほどのミッキーのカリスマ性を再確認したところで、ようやく朝食スタートとなった。

⛱🏄🐠つづく🐚🏝🌺

#夫婦
#ハワイ
#新婚旅行

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