レマン湖のほとりにて

昔、就職したい会社、何年も連続で一位をとった会社「ソニー」。
ソニーといえば、パソコンパイオ、いやし犬アイボ、
ゲーム機プレイステーション。

ソニーの前の会長盛田さんが、
田原総一郎さんにこんな話を教えてくれた、
ということが、以前売れた
IT革命のカラクリ
という本に書かれています。

スイス、レマン湖のほとりの話。

IT革命を駆使して、お金や暇をつくり出した日本人が、リゾート気分でスイスにある有名なレマン湖っていう湖のほとりでバカンスを楽しんでいた。
すると湖に釣り糸をたらして、風光明媚な、綺麗でのどかな景色に囲まれスイス人が釣り糸をたらしている。

そこへ日本人が
「どうですかつれますか」
「イヤー全然釣れない。さっぱりかからない」
こう答えるので日本人が
「いっそのこと釣りざおなんてやってないで底引き網でバーッと取ったらいいでしょう」
「こんなにたくさん魚とってどうします」
と尋ねるんで
「売ったらいいでしょう」
「儲けてどうします」
「お金で来たらこの辺景色いいから別荘立てたら」
「そうしたらどうしますか」
と聞くと日本人は3秒ほど黙って
「釣りしますよ」「そんなんだったら私やってます。さっきから」

結局一生懸命働いて金稼ぐ目的が、のんびりと湖に釣り糸たらして釣りをするためなら、もうこのスイス人はやっているということ。

この話は、ブラジル人の漁業バージョンや、アメリカ人の投資バージョンなど、世界中でいわれている話。
アメリカ人の話については、昔慶應大学の経済学でもとりあげられていたが、以下のビデオにある。


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