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持戒 ーSilaー

大乗仏教の修行法、六波羅蜜の第二段階

日々戒律に則った生活を心がける。

守ることができなかった戒律、過去、過去世に為した悪業については、仏陀に対して懺悔を行う。

懺悔では、為してしまった悪業を正直に告白し、心から悔い改めることが大切である。


如来方と菩薩方に、告白しないとならない。
無始の輪廻に於いて、私は悪因を積み続けた。
未来に襲う悪果を恐れ、私は、ここに告白する。

私は無智なるが故に、身と口と心に於いて、
三宝に対して、父母に対して、導師に対して、
無始の過去から、今生まで数々の悪業を為した。

どうして、わたしが、罪悪から免れようか。
罪を、私が滅するまで、私が死なないように、
導師よ、どうか速やかに、我が身を護り下さい。

天命を、果し終えたか、果し終えてないか。
何ら省みることなく、死は、命を奪っていく。
師よ、天の命を果すまで、我が命を護り下さい。


入菩提行論



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