私と彼のこと(442)-遊びは子どもの権利です-

遊びは子どもの権利です
大谷美紀子さん(弁護士/国連「子どもの権利委員会」委員長)

とても大切な内容。
子どもたちへの呼びかけとして書かれているが、全ての大人にもぜひ読んでほしい。

私が彼との関わりや、勤務園での保育で大切にしていることに次の5つの視点がある。

興味を持ったものに自由に関われるか
熱中したり、没頭したりできるか
◆新しいことや難しいことに挑戦できるか
◆考えや気持ちを安心して表現できるか
関わりの中で役割を果たす機会があるか

これは、ラーニング・ストーリーの「学びの構えの5つの領域」から借用したもので、子どもたちに必要な学びは遊びの中に埋め込まれているという立場で、遊びの機会を保障しようという考えから出ている。
もちろんホイジンガの定義のように「遊びとは、自由で、自発的なもので、それ自体を目的とした活動であって、喜びを伴うもの」であることが大前提となる。
学ばせようという大人の意図のもとに遊ばせるのでは、もちろんない。

大切なのは…

どんな子どもも、安心して安全に遊べるような自由な時間と場所が必要。

ここに関する考えを、子どもに関わる大人が真剣に考え、語り合うことだと思う。
「どんな子どもも」をどう捉えるのか。
「安心して遊べる」と「安全に遊べる」をわざわざ併記しているのは何故か。
「自由な時間と場所」って、具体的にはどう保障し得るのか。

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