ブラッシュアップ

お元気ですか
わたしは少し元気が出てきました

ブラッシュアップライフ、バカリズムの脚本ですごく面白くて、賞とかとっていて、元々好きな俳優たちが出ていて楽しみに視聴してました。もし今から見る人がいたらネタバレ含むかもなので注意してください、でも別にそれが本題ではないです。

劇中の人生何周目かでテレビドラマのAPなる回がありますよね、現場が結構忠実に描写されてて感心してしまいました。
当時見てた時のわたしは根っこから腐り切った下請けの制作会社マインドを持っていたので、主人公がうま〜く仕事をこなして徳を積んでプロデューサーに昇格していく様を見て「局員さまはそうですよねーいいですよねー」と思ってしまいました、でもテレビ局員になるための努力を惜しまなかった主人公の成果。私は努力できなかった人間だなーとぼんやり
あれ見た人はわかると思うけど制作現場って本当に意味わからん理不尽が余裕で怒るし、テレビドラマの現場なんて今結構デリケートな話題もあるしですごく大変そうだなーと思う。
わたしはドラマ、いわゆるフィクションの番組の制作をしたことないので詳しくはわからん。でもメイキングを撮ったりしてたので裏側〜と言う面ではすごく的確に表現されてるなと思った。
わたしは元々エンタメが好きで制作の仕事をしていた、バンドをやっていたので音楽が人並み以上には好きだったし、落ちたけど音楽雑誌の編集をやるのが夢だった。映画やドラマ、読書なども、誰かの手によって作られたフィクション作品が好きだった。しかし仕事を始めたら、コンテンツを摂取する時間などなかった。暇な時間があったら、映画を観るんではなくてヨギボーに座ってボーっとしていたいと思うことが増えた。何か長尺の作品を見る時間はないので、ショート動画ばかりを連続視聴して結果的に1時間ほど経ってすごい損した気になることが増えた。移動中音楽を聞くこともなくなった。うるさくて。あんなに好きだったのに、疲れるのでイヤホンを持ち歩くのを辞めた、、ギターを弾くのもやめた。
強いて言うなら一つだけ続けられた（？）ことがあった。韓国アイドルを推すこと。まあこれは時間がなくてもクレジットカードさえあれば推すこと自体は可能なのだ。CDやDVDを何枚か買うだけ買ったけど、一回も再生はしていない、気力がないので！

で、ちょうど1ヶ月前くらいに仕事を辞めた。無職期間も、上に挙げたことは何も変わらなかった。映画一本も見てない、寒いから布団にくるまってていつのまにか寝てて夕方になってる毎日の繰り返しのような感じ、本当に何やってんだろう仕事してる時の方がマシだったわと少し考えてしまった、

気分を変えたいと思って、今新幹線に乗っている。新横浜から博多。約5時間、大して変わらない外の風景を眺めるのに飽きた頃。大学時代よく聴いていたプレイリストを再生してみると、my hair is badの歓声をさがしてが流れてきた。（わたしはこの曲がめちゃくちゃ好きでさっき話した音楽雑誌の編集の選考でこの曲とマイヘアについて原稿用紙5枚超のレビュー書いたことまである。）
鳥肌もんだった、2年前の記憶がブワーーーーッて溢れてきてつらくも感じた。詳しいことはなんか前もnoteに書いた気がするけど気がするだけかもしれないけどこの曲って全部を肯定してくれる曲のはずなんだけどこの曲を大好きになってから今までの自分の生き方が全部ちょっと間違ってたんじゃないかと思うくらい、自分を大事にしてなかったからそう思うのかもしれないけどすごく、今こうやって感情に任せて1500文字突破しちゃうのもいろいろ溢れちゃってるからなんだと思う。今まで何回もシャッフル再生に対しては感謝してきたけど、今回もありがとうございました。
その後すぐ、YouTubeでライブ映像の感性を探してを聴いた。私が実際に行った代々木第一体育館でのライブの映像。
わたしはいろいろやる気を無くしてて、YouTubeで見る長尺動画は婚活女性のお悩み相談ラジオのようなものもしくは街のヤバい人に密着するドキュメンタリーが主になっていて、自分で噛み砕いて解釈したり考察する必要のないものばかりを無意識に選ぶようになっていた。
久しぶりにライブ映像見たらすごい色んな気持ちが生まれてたった数分なのに心が豊かになったような気にもなれたしなんか今すごいポジティブな気持ちになってる
なんかいつも決断を迫られてるとき、マイヘアに助けられてるような気がほんの少しだけする。特にマイヘアが1番好きなバンドっていうわけではなかったんだけど、何度目かの正直で1番好きになるかなー

1番とかすらも、どうでもいいけど
音楽すきでよかったっていうのと、マイヘアのおかげでまたこう思い直すことができてよかった