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【2022教育サミット in 海士町】

12月26日〜28日にかけて、島根県海士町という離島で教育サミットに行ってきたことを今の渾身の力で、いつ振り返ってもあの時の情景が蘇るように書き残しておきます⛴

一言で言うと「最高の3日間」とか「濃い〜学びと繋がりを感じられた3日間」だったように思いますが、その中身はこの言葉だけでは到底表すことのできない、充実しまくり?深海へダイブし続けた感覚にも近い3日間でした🏊笑

初日は、朝から大阪ー境港間を車で5時間移動🚙初のタイヤェーンを装着しての走行も体験しました。

これだけでも人生初の体験で、一緒に乗っていった兼松さんや小野田さんが装着できただけなのに一緒に喜んでくれて楽しい道中になりました♪

港に着くとなんと鹿児島にいるはずのさゆりさんとばったりお会いしました😮✨

鹿児島から日本の半分を横断してまで、この海士町に学びに来たい何かがあるんだと考えるとさらにワクワク!

境港から船で2時間半。
始めはデッキで大阪から一緒に行った小野田さん海の眺めを楽しんでいたら、あまりの揺れにまんまと船酔い😵‍💫

兼松さんの酔い止めと酔った時は横になって動かない情報のおかげでなんとか復活して海士町に到着しました⛴

正直この時点では、こんなに過酷な経路を乗り越えないと行けない島に行きたくなるって、どういうことなんだ??って思いながら、島に降り立ちました。

降り立つと先についてたハッピーメンバーがお出迎え✨笑顔で元気に迎え入れてくれました😊

降りた港で円になって庄子 寛之さんと青山敦士さんがご挨拶してくれた時、海士町以外からこんなに人が集まったのかという衝撃と興味が入り混じって、早く色んな人と話したいという好奇心がMAXで民宿へ

食事は「味蔵」という居酒屋さんで、お近くの席になった齋藤さんや石野さん、内藤さん、海士町から杉野さんもいらっしゃって、色んな話をたっぷり聞かせてもらいながら、美味しい海の幸と何ヶ月ぶりかのアルコール入りビールをいただいて、半分ですぐ気持ち良くなって☺️懇親を深めていきました🍻

特に、おみー(内藤)さんの話が今の僕が大切にしている価値観ととても近いというかほぼ一緒かも🫢⁉️と聴いて感じることが多くて、どうして今のキャリアになったかやこれからのビジョン、今本気で向き合っていることを聴いて痺れました⚡️

「これは出会うべくして出会えた人や。海士町で神様がちゃんと出会うようにしてくれているかもしれないから、しっかり吸収しよう」という気持ちで聴き入ってました。

おみーが大切にしている生き方の根っこの話が、僕のコーチングでいう自分軸にとっても似ていて大好きで、大好物な時間と存在に出会えて感謝でした😌

また、お隣だった齋藤先生の話が、僕が取り組んでいる「先生が幸せに働ける学校づくり」にかなり生きてくる本気で勉強になるお話を聴かせていただきました。

例えば、ICTが急に導入された時は、自分でなるべく絵を描いて準備して、教員に見てもらって、意見だけもらって、あとは自分でやってたとお聞きしました。一見、そのやり方はどうかなって思う人もいるかもしれませんが、真意を聞いてみると、先生方がコロナの時期に任せたら大変だから、とさらっと言っていしまうところがカッコいいんです✨

嫌な感じも大変だったよという感じもまったくなくて、それくらい当たり前に校長がした方が先生方やりやすいでしょ?子どもたちへの時間に費やしたらいいでしょという雰囲気を話しながらずっと感じていて、その時間だけで、初めましてから憧れの先生に変わりました。

菊名山荘の話も面白くて、どうして始められたか、校長先生としてどんな思いを持って、教員と関わったり繋げたりしてきたかを聞いて痺れました😌

今でもその場所と繋がりを大切にされてらっしゃるとのことで、僕もいつか菊名山荘でご一緒してみたいとまた一つ夢ができました✨

齋藤先生から「校長になった方がいいよ?」という言葉には思わず「どうしてですか?」と聴いてしまいました。

そしたら「教務主任になって見えてくる世界が変わったでしょ?教頭、校長になるともっと広い視野で見えてくることがある。それはなってみないと見えないから、なったら面白いよ。やってみたらいいよ。」と、ここもさらっと言ってくれるんです。

自分の歩いてきた道や仕事に誇りや自信や楽しみがあるからこそ出てくる言葉だよなぁって感じました。

管理職の依頼は毎年のようにもらうのですが、この言葉を聞くと心が動いたし、自分の未来の選択肢に入れても楽しそうだなと思い直せました。

そして自分がもし管理職の立場に立つなら、齋藤先生のような大きな懐で、学校を支えるそんな人でいたいなと感じさせてもらったひとときでした😌

そこから飲んだ後にEntôに集合して、ミニ研修会

飲んだといえど、さすが皆さん。アルコールに呑まれることなく、学ぶ姿勢でいてるんです!

庄子さんや青山さんから、今回の大会までの話や趣旨、明日以降のプログラムの説明や交流をして、民宿へ行きました。

民宿は「なかむら」というところで、入ってすぐ、アウトドアの椅子や木の机、その周りを漫画や雑誌などが雑多に置かれて囲まれている小スペースがあって、海外旅行で行ったゲストハウスのような雰囲気でとても素敵でした✨

宿主さんも自然体な接客で、無理がなくて、僕はそれが心地よくて「こりゃいいところきたな」と心でガッツポーズしながら2階へ。

部屋は2人部屋で、森清さんと一緒でした。
そこでも、森清さんの参加理由や今取り組んでおられることやこれまでの人生経験・これからの展望などたくさん聞かせていただいて、どの話もとても勉強になるなあと思いながら感心してしましました。

食事後も、民宿メンバーで集まって2次会をしました。おつまみを食べてビール飲みながら、コーチングの話も出てきて、ずっと気持ちいい時間でした♫

日常で、こういう熱い話や夢の話、本気で悩んでいる話って、なかなかしようと思ってもタイミング見ちゃったり、この人はいいけどこの人に聞かれたくないみたいな気を使うこともあったりでできないこともあって、心に持ったままにしておくこともあります。

でも、この海士町では、アウトプットフリー的な、誰に話してもしっかり聞いて受け止めて、またその人なりの意見を返してくれるという安心感や尊敬があって、初日から心は大満足なスタートでした😊

2日目は、朝からそれぞれの行きたいコースを選んでの「海士でのさまざまなアクティビティ」でした。

出発前にEntôに集まって、なんと大江海士町長が仕事先からオンラインでわざわざ出演してくださってお話がありました。

そんなことって普通の教育サミットである?と近くの人と驚きながら話をしていると、町を上げてのこれまでの取り組みを短い時間ながらもスライド一つなくても頭に浮かぶようにわかりやすく流暢にお話ししてくださいました。

18年前の市町村合併が全国で叫ばれていた時、覚悟の単独政策に踏み切ったことがスタートだったこと

改革の資金集めの隠岐牛のブランド化や若者のインターンを狙った施策の数々

そこへ訪れた学校の統廃合の危機
そこから高校の魅力化に取り組み、全国から生徒を募集し、統廃合寸前から2クラス化まで成功

UIターンや大人の島留学などの施策やチャレンジを続け、若者がこれまで800名も移住

令和4年度だけで100名、5年度150名予定、6年度は200名を予定とまだ右肩上がりで伸びている

後鳥羽上皇が来島して800年を迎える今、コロナで一時減っていた観光客も増えて、島に活気が戻ってきたとおっしゃっていました。

その後、庄子先生から「島の教育は日本の未来の教育」ということについて、話をしてくださいました。

その中で、心に残ったことは、
「高齢化社会は日本だけじゃない、日本は世界と比べて高齢化はトップだけど、いずれ先進国もそうなっていく」

「オワコンと言われたりする日本だけど、そう捉えるのではなく、『日本は課題先進国』なんじゃないか」

これは響きました。
高齢化社会、人口減少etc、いずれ世界の国もそうなっていくところもあるとしたら、この世界で一番にその課題に向き合っていくのだとしたら、、

こんな終わっている国からは出ようではなく、こんなチャンス日本にしかない!と、ピンチをチャンスと捉えて、課題に向き合ったとしたら、きっと、これから同じような課題に向き合っていく国々へのモデルを創れるかもしれない。

今までのしがらみや常識に捉われない選択とチャレンジで、より良い日本の社会へ変革するかもしれない。

戦後日本を支えきた世代は、きっとこれ以上のピンチを、もう立つこともできないかもしれないというどん底からのスタートで、経済大国を成し遂げてきました。

けど今はその世代も高齢化し、これからピンチのどん底に入っていくのがわかっているなら、若い世代も中堅世代もベテラン世代も一緒になって、日本の未来と今を本気で考え続けて、世界へ発信できる社会や産業かもしれないし、人材育成や教育かもしれないし、商品が生まれるかもしれない。

いや、むしろそれを生まなければ生き残っていけないのだとしたら、必然的に新しい日本の社会や働き方、生き方が必ず生まれて育っていくターニングポイントが今であり、変革期に僕たちはここに集まっている。

そのヒントが凝縮された「海士町」という島に、僕たちがいて、顔を突き合わせて対話して、試行錯誤して、新しい価値を生み出すこの時間が、これからの日本を各地で生き返らせていくヒントなのかもしれない。

だとしたら、Entôでの時間に、関わった人と対話を重ねた末に繋がれたり、新しい考えを生み出せたり、心地よくなれたとしたら、今この瞬間のこの時間に、日本のより良い未来へ触れたんだと、そう感じられる空間になってたんだと、こうやって振り返ることで衝撃と共に認知が書き変わったように思います😅

この仕掛けが意識的にあったんだろうなと、今Facebookを書いて気づく、、、うーん敵わんなあ、凄すぎるなあ。

それをさらっと伝えてくれたので、意図にも仕掛けにも本質まで気づかないまま(不甲斐ない)

そして、いよいよ海士アクティビティのスタート!

どのコースも魅力的ではあったのですが、僕としてはせっかく初めて来たので「島観光コース」を選びました。

バンに乗って、島が見渡せる展望台や、山頂なのに不動明王様の足元で水が湧く不思議なパワースポット、その近くにある幼稚園「お山の教室」を見学すると小さな子どもたちと話せてめちゃ可愛かったです。

以前視察した「きのくに子どもの村学園」とかなり近い雰囲気があったのですが、そこの子たちものびのびと育てる方針やっていると教えていただきました。

展望台では、隠岐の島が見渡せて、空も海も綺麗な本当に自然に愛された島なんだなあと実感できました。

この時期はなかなか天候に恵まれることも少ないそうで、そういった意味でも大阪からはるばるここへ来れて感慨深かったです。

この辺りから、大阪から参加しているスーパーペップティーチャー乾倫子さん(ミチティー)と教育についての熱い話で盛り上がってきました!

色々と心に残ったワードだけ出していくと、

「ぶっちー枚方の教育長に早くなりいや」笑
これは、ミチティーと仲良しの大阪市のスーパー教務主任の山本先生の話から派生して、教育の仕組みを変えていくならどこを目指すかの流れで僕に言ってくれました笑

ミチティーは、ペップトークを軸に全国に回りつつ、各自治体を任せられるペップティーチャーを増やしていく活動を、今後も、なんなら観光中も同じコースだった小野田さんにも声かけてしていて、言っていることとやっていることが常に言行一致していて、ここが本当にすごいなといつも尊敬しかない人です✨

それと、僕に言っていることもいつも本気でいってくれるので、嘘がないんです。
自分では、いや〜無理ですよ〜と思っているところを、ポンっと信じて背中を押していってくれるところがまたカッコいいんです😊

最近、あまり話ができてなかったんですが、こうやって会えて話せる時間ができるとやっぱり楽しい♫
そもそも、この海士町行けたのもミチティーのペッププッシュは大きかったです!感謝🙏

次に、
「なんかぶっちーと話していると色んなことが閃いて、ナチュラルにコーチングされてるねん!すごいわ!話せて良かったー!ありがとう!」

これは、完全にミチティーのアウトプットを横で聴いてるだけなんですけど、話を聴きながら僕も対等に思ったことは伝えますが、大方ミチティーがアウトプットしているのをうんうんって共感的に聴いていると、自動的に「あっ!そっか!こうやればいいんや!ありがとうぶっちー!」ってよく言われるので、これはミチティーのセルフコーチング力がすごいんです✨笑
しいて言うなら全受容、全共感しながら、すべの可能性に全信頼の関係でいてるくらいです。

最後に「〇〇から日本の教育のために頑張っておいでってLINEきた!」

このやり取りが日常なのがすごい!
ミチティーも見てるのは学校や市町村レベルよりより大きなコミュニティや社会、仕組みへのコミットなので、それが日常のコミュニケーションのやり取りに当たり前のように入ってくると言うことは、普段からそれをやる人として、未来の自分ならどう伝えるかで生きているということだと思います。

ミチティーは、海士町での教育サミットがある随分前に、庄子さんと視察へも行かれているし、大島にも箱根にも足を運ばれた中で、この地に立って感じることは、きっと僕の見てる景色より遥かに広くて大きいけど、目の前の誰に対しても変わらずペップでいてくれるので、出会った時から変わらず大好きな先生であり、同じ大阪の同士として心強いなぁと感じながら、熱さとほっこりさのミックス観光は続いていきます😊

そこから海岸へ行って、ハート型の洞窟を見て、さっき忘れてた空中浮遊写真を撮って、神社や地域の集まる場所「あまマーレ」へ。

個人的には、隠岐神社あとのパン屋さんで買った「バタークリーム」がたまらなく美味しくて、寒いけど外でパンを頬張りながらコーヒーを飲んでいると、次々のパン買ってみんなが出てくる🥐笑

聞いてみると島唯一のパン屋さんみたいで、一回店主がやめようとした時、若い人が引き継いでくれたおかげで、島唯一のパン屋さんが今もこうやって守られているんですよと話してくださいました。

こういったところにも「つながり」や「愛」が感じられて、僕が今ここでパンを食べて幸せで充実した時間を過ごせているのも、人の想いやつながりがあってこそなんだとゆったりとした時間の中だからこそ感じられる海士の土地の魅力いっぱいの観光コースでした☺️

Entôに戻ってきて、豪華すぎるお弁当をなんとか食べて、コーヒーを補充して午後からのワークです。

各コースで、感じたことや学んだことをグループの代表がアウトプットして、交流しました。

準備時間も15分くらいしかない中、どのコースの代表も見事すぎるまとめ方で魅力が伝わる伝わる!

どのコースももう一回行けるなら行きたいと思えるほど魅力満載でした。

その後、昼食を挟んで、他県での研修を終えて帰ってきたばかりの豊田 庄吾さんが午後のワークを担当してくださいました。

「OST」というものをまずは体験

それぞれが今話し合いたいことについてA4にキーワードを書いて一斉に提示します。その後、このテーマについて話したいと思った人が8〜9人くらい前に出てきて、自分が話したいテーマの席へ行き、話合いを始めていきます。

進め方やどんなこと話すかもフリーで、参加者におまかせ。
ただそのテーマについて対話をベースに考えていきました。

正直、前に立っている人のテーマはどれも魅力的でしたが、一番目にとまったのが山本さんが出してくれた「脱ぐ」というテーマについてでした。

これは「教師の鎧を脱ぐには」というご自身の体験からくる意味と、海士町のチャレンジを聞いて、どのチャレンジの影にもチャレンジする人を支える、一肌脱いでいる人の存在があることに感激されておられたので、その2つの意味の「脱ぐ」について話しました。

内容は個人情報に関わるので触れませんが、山本さんのこの着眼点も面白いと思ってこちらに参加したのですが、吸収しようとする姿勢が素晴らしくて、それを受けてみんなが何か少しでも自分の経験が役に立つかもしれないと伝えていくんです。

色んな話を伝えたり、受容しながら、本質の部分に迫っていけばいくほど、ご本人の気づきだけでなく、聞いている僕も同じグループの人にも気づきやブレイクスルーが生まれていく。

まさに、対話を通して、試行錯誤を経て、新しい価値を生んでいるプロセスを目の当たりにしているような、今思い出すとそんな感覚のまま、ワークをしていきました。

途中、ワールドカフェが入り、もう1グループの話し合った内容を聞きにいく時間がありました。

僕は「価値観・在り方」を話し合ったグループに入りましたが、そこの発信者の先生がちょうど僕と大阪から一緒にきた小野田さんだったのですが、めちゃくちゃ良かったと。

自分がもやもやしていたのもスッキリしたし、これからの道も見えてきたと話してくれていました。

このグループでも対話や試行錯誤を通して、新しい価値やステージへ感情も思考も共に進んでいる。

おそらく他のグループでも同じような現象が起こっていたのだと思います。

最後は、全体に共有ということではなく、グループへ向けてアウトプットしつつ、個々で学んだことを落とし込んでいきました。

興奮冷めやらぬ中、個人的に、本大会のプログラムで一番気になっていた「Two roops」というワークが始まりました!

2本の大縄を波のように表と裏のように対角線状に置いて、、、なんて説明したらあの形説明できる??

まあいっか〜ということで笑
そこまで詳しくしなくても、2本の大縄の役割としては、古いシステムの始まりと終わりと、新しいシステムの始まりと終わりということがわかればオッケー👌

そこを歩いてみて、今自分がどこから一番引っ張られるか、引っ張られたところに立って、そこに立ってみて感じることや理由、周りをみて感じることやもう一本の大縄や全体を俯瞰して、感じることを近くの人と2〜3人でシェアしていきます。

ここも対話です。

僕も校内で取り組んでいる「先生が幸せに働ける学校づくり研修」を年間5回ほどするのですが、1回目の校内研修で「現職での自分軸」や「本当はどんな風に働けたら最高か」を引き出す際には、必ず体感覚と感情にアクセスするために、体育館でペアになって教師になろうと思ったきっかけから、タイムラインを歩いて、対話を重ねながら、自分の人生の大切なエッセンスを拾っていき、最終、本当はどんな風に働けたら最高かを時間の限り語り尽くしていきます。

するとアウトプットしながら自分の大切なことに気付いたり、誰かの価値観を聞いて、ああそうだったと気づいたり、今悩んでいてトンネルから抜け出せない時に、過去の成功体験からヒントを得て光を見つけ出せたりするので、このワークが始まった瞬間から、嬉しくて豊田さんにずっと感謝しっぱなしでした🙏

みなさんにはモロバレでしたが、僕は立ったところが古いシステムの終わりあたりで、新しいシステムに憧れの目線で見つめている位置にいました。

側には、これもありがたいことに優しさの塊、ナチュラルコーチとしか言えない赤堀さん(ほりさん)がペアで聞いてくれて、ずっと内省できました。

ほりさんは、話している僕を遮ることなく、意見したり、否定したり、こうすればいいんじゃないとアドバイスしたりせずに、本当は何を望んでいるんだろうと僕の関心ごとに関心を寄せたまま寄り添って聴いてくれたのでめちゃくちゃありがたかったです。

また、僕の話の内容を気にかけて下さったのか、はたまた声も体もデカくて目立ちすぎたのか笑、豊田さんがたくさんいる参加者から2回も当ててくださいまして、ほりさんだけでなく、全体にアウトプットする機会をくれました。

そこで、自分の目指すキャリアの先を言っている人が、僕にとってきのっぴ(木野さん)だったので、話を聞きたいですとラブコールを宣言したら、ワークが終わったらすぐにきのっぴから声をかけてくださって、いろんなお話をしてくださいました。

それが優しくて、嬉しくて、愛の人だな〜と思ってました💖
パッと見て先生?ビジネスマン?らしからぬ服装や髪型や盛り上げ役のような振る舞いをしていて、失礼な話ですが話しかけたいけど真剣に話したら嫌がられるかもしれないなあとか思ってしまったんです。

でも実際はなんでも答えてくれて、教員しながらの今の働き方にどんな思いを持って、ご家族とどんな話をして、ということも教えてくださって、本当に今の自分が糧にしたい話ばかりを親切に話してくださいました。

ちなみに、どうしてこんな服装や髪型で参加しているかの話がめちゃくちゃかっこよくて、僕にとっては久しぶりに直球ど真ん中のドストライクすぎて、自分もそうでありたいって、モデルにしたくなる兄貴的な存在になりました✨きのっぴありがとうございました😌

Two roopsでは、こんな質問を他にもしてくださいました。

「あなたはこのシステムのどこに呼ばれていますか?」で、呼ばれたボジションに立ちながら

「あなたは何を起こすことができるのか?」「何が起こるべきですか?」

「あなたはシステム全体にどんな利益をもたらすことができるのか?」

「他のシステムからどんな支援が必要ですか?」

90分ほどにわたって、近くの人とアウトプットし合いながら、豊田さんが色んな人にアウトプットを促していきます。

その価値観に触れると自分の中で新しい考えや、共感的な温かさや、そこに立っているのはそういうことだったの?と普段よく話している人でも知らなかった部分が知れて、普段使っていない脳の分野をフルに使いまくって脳の筋肉痛が起こるような、でも心の充実感は大きくて心地よい疲労感でした。

豊田さんがこのワークを通して伝えたかったことの1つに、「新しいシステムにいる人は古いシステムにいる人に、古いシステムにいる人は変わろうとする新しいシステムにいる人に、互いに寛容になれることが大切」とおっしゃっていたことに、心の底から納得しかありませんでした。

僕が校内で、ICT担当として進めている時も、コミュニケーションをベースとしたチームビルディングを取り入れている時も、新しいシステムを導入する側として、やってはいけないなと思ったことは、今までのシステムの人を批判否定しないことでした。

だって、変わらなくたって、その人はその場所で変わらず子どもといい関係を気づくために今まで一生懸命にやってきた経験があるなら、それも正解だし、ICTを取り入れて変化の速い時代に順応していけるように僕たちもアップデートしていくことも正解。

だから抵抗や反対したい、このままでいたい人たちをおいていかないこと。変えたい、新しいものを生み出したい、先へ行きたい人に制限をかけずチャレンジしてもらうこと、それぞれの想いやどうしてそう感じるかの価値観を引き出し、互いに理解を深めて共有ゾーンを作っていくことが先だと改めて思い直す機会になりました。

Two roopsが終わった後、4〜5人のグループで感じたことや振り返りについて話しました。

同じグループになった庄子先生が、会場全体を意識しながら、このワークの感想も含め、主催者として、海士町の先生や教育関係者の方々、ホテルの関係者、旅行業者、色んな人たちを繋いで、この3日間を1年間かけて創り上げてきてことを、ポロッと話してくれたのが、すごく心に響いて、実は最終日のスライドより、この3日間で1番感動した瞬間でした🥲

Two roopsが終わって、そのまま会場で会食🍱🍻

同席させていただいたところに、この旅で会いたかった人、浜屋さん(はまちゃん)が来てくれて、嬉しい時間😆

はまちゃんはマイチャレで本当にお世話になっていて、いつもご機嫌でこっちも元気になるし、温かい言葉やコメントをたくさんくれるただただ素敵でやさしい人😊今回リアルで会えるのをとても楽しみにしていたんです♫

はまちゃんは2日目は大活躍で、午前中のアクティビティ後の発表でもロイロノートでめちゃくちゃわかりやすいリフレクションをしてくださり、あんな短時間であのクオリティ😳と感動して聴いていました✨

OSTでも一緒のグループだったんですが、ファシリテーションも話す内容へのアドバイスも、ご自身のキャリアの話もどれも引き込まれてこんな近くではまちゃんから学べるなんて、最高だなぁと思って見て学んでました☺️

懇親会では、ざっくばらんにその辺りもゆっくり話せて会いたかった人に会えて話すが叶って、ご機嫌になりましたが、まだまだ話したりなかったので、また機会を作ってゆっくり1on1でお話聞かせていただきたいなと感じました😌

さて、懇親会では同じ席に海士町の濱板校長先生がいらっしゃって、海士町のこれまでの取り組みをどのように支えてきたかやご自身のキャリアと、海士町のチャレンジについて、そしてその裏側の舞台まで、絶対来ないと聞けない話をたくさんお聞きすることができました。

その中で印象に残ったことが、海士町の取り組みのスタンスや特徴として、

・失敗をしないように準備を整えてからやるのではなく、まずやってようと言う発想でやっている。これは役場の管理側も担当者もそのスタンス

・やったあと、うまくいかなかったチャレンジは自然になくなっている

・うまくいったもの、続けたいと思ったものは続いて残っている

・とはいえ、ずっと同じ取り組みを継続させるというよりは、割と飽きてしまいがちなので、新しいチャレンジや今年は何していこうかと形は年々変わったりしている

・一度やめてしまった取り組みも、大人の島留学やIターンで来た人がやりたいと可能性を感じたものは、また復活したりすることもあるなどなどなど、

まだまだいっぱいあったのですが、個人的に切り取って書いてみました。

やっぱり、この話を聴いて「やってみたい」「やりたい」と言う内側から出てくる想いを、役場も仲間も「やってみたらいい」「やってみながら考えていけばいい」という「あなたにまずは任せる」という根本的に信頼ベースの関係性や失敗もOKという土壌、環境のもとチャレンジして行けるので、キャリアを積まないと、実績がないと、失敗したら、という鎖やプレッシャーが少なく、「スピード感を持ってアクションに移していける」これが都市部との圧倒的な変化量の差としてあるんだなと感じました。

もちろん、いい話ばかりではなく、協力的じゃない人もいたし、裏側で調整しないとどうしてもいけないこともあったし、ご自身の失敗談も笑

ここでは書けない話はぜひ海士町で濱板校長先生に聴いてみてください◎

でも、一貫して言えることは、学校の先生も役場も地域も本気で関わる大人の見ている方向に一致感があって、そのためのチャレンジなら応援するし、やってみようという空気感は、誰と話しても同じように感じました。

僕たちのフェーズは、各現場でそういったチーム・ビルディングをどう仕掛けていくかだと思いますが、結果を出し続ける海士町チームは、この状態を維持するために上手くいった取り組みにずっと固執し変わらないのではなく、毎年変わる選択をし続けることで、維持・向上し続けるフェーズなんだと。

だから今年度から海士町に来た支援コーディネータの方や大人の島留学で役場に勤めている方も、長年海士町の取り組みに携わっている方も温度差なく、過去に固執する感じもなく、今のメンバーとフラットな関係でできること、これからのために何が自分にできるかにフォーカスが当たっていて、めちゃくちゃ感動しました。

そりゃ、メンバーの入れ替わりも激しい海士町だからこそ、人材の変化にも揺れないビジョンや働き方があって、昔からいる人が全てを牛耳るわけでもない、よきアドバイザーや仲間としてチャレンジを支え、そして今いる人たちで、何ができるかを想いベースで創っていく。

だからどんな若い人がきても、クリエイティブで、モチベーション持って、粘り強く、任せて信じてもらっている分、責任感持って自然とやるから、成果しか出ないわと。

これが海士町のスタンスなんだと、それを役場と教育と地域産業レベルでやっているんだということに驚愕しかありませんでした。本当にくらった〜😅

まさに「ないものはない」からこそ、「あるものをどう活かすか」

アドラーが言っていた、幸せに自分の人生を生きていくために

「何が与えられたか」に注目するのではなく
「与えられたものをどう使うか」にしか注目が入っていない状態。

職場でいうと、プロジェクトに、人事に、求めていることをしてくれない同僚に、管理職に、教育委員会に、文部科学省に、日本社会に、文句を言っているうちは、「何が与えられたか」という変えられないものにフォーカスが集中しているけれど、

今与えられた環境、仲間、仕事の中で何ができるのかに集中すれば、そこで生きがい、やりがい、幸福な時間も生み出していけることを、改めて考えさせてもらうことができました😌✨

この日は、アクティビティからのスタートで、昼はひたすらインプットとアウトプットで、体も脳も疲れ果てたんですが、島のスナックに行くということで、もうこんな機会ないかと参加しましたが、この空間がふらっとでした笑

年上、年下、肩書き関係なくただワイワイ歌って、酒と言葉酌み交わして、あんまり覚えてませんが、きのっぴとおみー中心に、久しぶり楽しかったーという時間を過ごさせてもらいました😄🎤

宿へ帰ったら、2日目から参加した原島さんが階段で1人のみしてらっしゃって「もうみんな寝ちゃったよ〜」と話足りなそうでしたが、明日長距離ドライブがチラついたので、睡眠時間は確保して、早朝Entôのお風呂入りに行きませんか?と提案したところ喜んでOK!してくださったので、この日は就寝💤

朝から原島さんカーでEntôに連れて行っていただきました🚘

気持ちのいい大浴場で心も体も癒されながら、原島さんとまるで2日目のワーク並みに色んな話をしながら過ごせて、ここでも原島さんの素敵さや熱さを知れて贅沢な学びの時間になりました♨️やっぱり風呂は最高ですね✨原島さんありがとうございました☺️

そして、民宿なかむらでの最後の朝食をいただいて、お礼を伝えてEntôに向かいました🙏

朝ごはんの本気米が美味しすぎて、連日のおかわりしたことも良き思い出です🍚

そして、最終日のエントー最後のワーク。

円になって1人ずつ、この海士町での学び、感じたこと、決意、感謝を1人ずつ1分間でアウトプットしていきました。

たった1分の中にもこの3日間が凝縮されたエッセンスや聴くだけで絵が浮かんでくる言葉達が、もう一度海士町旅行へと振り返りながら誘ってくれます。

自校の研修で「価値観は地球上にいる人の数だけあります」とお伝えしてますが、お一人お一人が大切に生きてきた価値観というフィルターを通して感じたことが、似ているようで違ったり、違っているようで本質の部分は重なっていたり、それを感じるに十分すぎる時間でした😌

時間に制限がある中でも、豊田さんがどうしても最後にやりたいんですと仰っていたのがよくわかる、「つながり」の輪を再確認できました。

そして、この教育サミットのラスト、庄司先生がこの3日間のスライドを作って見せてくださいました。

僕たちにとっては、あっという間の3日間だったけど、庄司先生にとっては、1年前からのプロジェクトの集大成。

目に熱いものを感じて、無事終えられて、ただただ良かった〜😌って、別に何かしたわけではないんですけど、そう心で呟いて、そういう思いを拍手喝采に込めて、この3日間に渡る海士町での教育サミットは閉幕しました。

実はこのプロジェクト、庄司さんの高校の同級生だった彦坂さんの声かけに後押しされて始まったとの話も聞けました。もう1人の同級生、鹿野さんもこの3日間、現場に和やかな雰囲気を作ってくださって、3人の分野も違う同級生が集まって、庄司さんの側にいるだけできっと励まされたり、元気になれたり、自然体でいれたりするんだろうなあって思うと、素敵過ぎるわこの人たちと思って、そんなことにもじーんときてしましました🥲

そして、運営側の青山さん、豊田さんはじめ、海士町の取り組みを今も尚支え続けている皆さん、ずっと気を使ったり、本来冬休みなはずの時間もこのサミットに割いてくれて、感謝しかありません🙏

帰り際、港を船で発った後も、見えなくなる最後の最後まで、手を振ってくださった姿がとっても印象的で、海士町が大好きな町になりました😭

2022.12.26〜28 「教育サミット in 海士町」に携わってくださった全ての皆さん、一生語れる3日間を一緒に作ってくださって、ありがとうございました!

またどこかで会える日を、心待ちにしております😌

後書き-------------------------------------

実は、帰りの船のデッキで鹿野さんに、失礼ながら質問しまくって、量子力学や物理学、相対性理論、はたまた今の仕事のやりがいや想い等々、貴重なお話を聞かせていただいて、本当に楽しくて、学ぶって超楽しいって子どもみたいに授業を聞いていて、本当に大好きになりました!もっと話したかったです😊北風吹きまくっている中、ロンTだけで「全然寒くないよ」と言いながらわからないことも丁寧に噛み砕いて話してくださってありがとうございました!

船の中では、野崎さんと不躾ながら、自分が今取り組んでいる「先生が幸せに働ける学校づくり」について伝えさせてもらった後、貴重すぎるご意見やお話もお聞きすることができました。お付き合いいただけたこと、本当に感謝です🙏

帰りの兼松さんとの大阪までの5時間ドライブ🚙
道中があっという間に感じられるくらい本音で語り合えた時間で、海士町の熱気や余韻そのまま家まで帰り着くことができました♪聴き上手だし、話し上手の兼松さんの「先生の本棚」にたくさんの先生方が集まるのが納得の魅力ある方だなって改めて感じました😌

個人名を出せば、まだまだ書けるほど、その人の人生にはストーリーがあり、そのストーリーには、その人の大切にしている価値観があります。

僕は、コーチングを学んだから聴くのが好きなのではなく、20歳の頃から人の話を聴くのは、本を読むのと同じくらい価値のある学びの時間だと思って、聴くことが大好きでした。

たまたま37歳の時、人生の行き先がわからなくなった時にコーチングに出会い運命を感じて3年間現場で「先生が幸せに働ける学校づくり」に取り組んできました。

今回、海士町でたくさんの方に出会えて、話を聞けて、またバージョンアップできたかなと思います。

いつか、自分の話もゆっくり聞いてみたい、研修を受けてみたい、コーチングしてほしいって、言っていただけるような人間へと成長していけるように、今回の学びを大量のアウトプットで整理して、次はアクションへ。

色んな方と出会い、自分が思ったことは

ものすごく優秀なハイパフォーマーの方も
ゆっくり自分のペースで日常にチャレンジする方も

他者のせいにばかりして、変わろうとしない方も
自分のやれることに注目して、現実を変えていく方も

誰が偉いとか、正しいとか、こうあるべきはやっぱりない

その人には、その人の役割が必ずある

だからこそ、

一見煙たがられているあの人と
変わろうとしないあの人と
誰かを傷つけているあの人と
関わるとしんどくなるあの人とも

ちゃんと向き合って、受容して、その人から学ぶ姿勢だけは
忘れずにいようと「自分の役割」を再認識できました

誰かに合わせることなく

でも「誰かの勇気を1%でも上げる自分の生き方」を

探して、見つけて、1歩ずつやっていくことで

お互いの現場と人生を、楽しませていきましょう♪

貴重なお時間割いてお付き合いいただき、ありがとうございました😌

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#悩んで悩んで悩んだ末に行くことを選択した自分にありがとう

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