グループ内で無難に過ごすには


小学生の息子がいるのだが、毎日不平不満を言わず、当然のように登校している様子が不思議でならない。
学校が大嫌いだった私からすると、多少どころかかなり嫌な事があっても登校を嫌がらない息子が不思議でならない。
たったそれだけの事で感心してしている母親の私。

そもそも団体生活が苦手な私は、基本的に個人行動で、ふわふわとしている。
特に生活資金に関係ない事は気分次第ですぐに忘れる。
誰か誘ったら、相談したらご迷惑だろうなと考えすぎて、グループでは何もできない。
また、興味ある事が限定的なのか自覚はないが、日常生活において共感してくれる人がほとんどいない。しかし特に困っていないので今は良い。

ところが独身時代の職場。休憩時間や(仕方なしの)飲み会では共通の話題がほとんどなく、ほとほと困った。

円満なグループ生活を強いられる箱の中での時間だ。
休憩時間の話題は私が全く興味ない恋愛ドラマと、香水と、ブランド物お化粧品(オケ商品なら興味ある)と、おしゃれレストラン
ばかり。年上の人と一緒になったら子供の自慢話ばかり。更に年上は思春期の子供の愚痴か親の介護の愚痴ばかり。仕事の愚痴はタブーだ。

もう。。。。退屈で仕方がなく、だんまり。
眠くて苦痛だけど、女子のグループの中で
「私、話がおもんないから寝ます」と言える神経の人がいたら、もはや神だ。

1年は我慢したが、その後は一人で外を徘徊するか、男性の同僚と無言で食事した後はデスクで昼寝した。70%ほど楽になった。
仕事中は仕事の事だけ考えたら良いと割り切った無言の一人暮らし時代。
仕事では辛い事も山ほどあったのに、愚痴る相手もいない孤独の中、心を病んでもおかしくなかったのだが、不思議とよく持った。
結局、自分がいなくなっても誰にもダメージを与えらないという無力感が、生きる惰性になったのかもしれない。

嫌なことは蓄積しないように、原因のグループからふわっと避難し

ちょっとばかり残る尊厳を守るための、やり過ごしのニタニタを頬に浮かべて。


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