見出し画像

37週6日の日記

 今日は、歯医者の帰りに保活の本を買った。
 来年度は妻とともに地方赴任を予定しているため、新天地で保育施設を探さなければならず大変不安だ。
 ということもあって、まずは保育施設の仕組みや基本的な注意点を探ろうと思い立ったのだった。(これだけ保活が大変だと騒がれて久しいのに、保活のイロハを解説する本が少なくて意外だった。)
 夜、妻と画面越しにオロナミンCで乾杯して(飲むと陣痛がくるという"陣クス"があるらしい)、買ってきた本を取っ掛かりに初歩的なことを勉強し、保育施設の候補の当たりをつける作業をやって、それで今日は満足した。

 わが子はのんびり屋さんで、お医者さんにはまだまだ産まれる気配がないと言われていたようだが、ついに妻のお腹が少し下がってきているのに気付いた。お産が近づいているような気がして、ほくほくする気持ちだ。
 妻はここまで、重いつわりや妊娠糖尿病に悩まされながらも、大きなトラブルなく順調にわが子を育ててくれている。ハナマルをあげたい。(妻の口癖)

 明日から38週。着々と予定日は近づいているが、なかなか父になるということの実感が湧かない。
 5月に「パタニティーの『パ』くらいは芽生えているんじゃない」と妻に言われてから、まるでステップアップしている気がしない。妻のお産が始まったとき、産まれたとき、初めて対面したとき、一気に『タニティー』がやってくるのだろうか。きっとそういうものでもないのだろうと思う。
 妻もまだまだ実感が湧かないと言っていたので、ちょっと安心した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?