挑戦している
『日本の年金』(駒村康平)に挑戦している。
目次は以下のようになっている。
序章 年金制度を取り巻く状況
1章 年金制度は、いま
2章 年金制度が直面していること
3章 これからの年金制度
終章 今後の社会保障制度を展望する
とりあえず序章について。
序章では、日本社会がこれまでどうで、今後どうなっていきそうか、データをもとにざっくりと書かれていた。
以前少しかじった『ライフ・シフト』と重なるところも多かった。
少子高齢化とか、年金財政の検証とか、賦課方式とか、スライドとか、75歳という年齢とか。
単独世帯が増えるとか、雇用システムの変遷とか、生活保護とか。
知らなかったことも、知っていたこともあった。
正直、「賦課方式」や「スライド」についてはまったく知らなかった。
なのでそれが理解できただけでも読んでおいてよかったと思う。
てっきり「積立方式」のようになっていると思っていた。
単独世帯が増えると聞いて、結婚しない人が増えていきそうなのだなと思った。
「日本型雇用システムは夫の長時間労働を専業主婦の妻が支えるという性別役割分業を前提にしていた」というのも知らなかった。
「若い世代の持ち家率は低下」しているようだ。なかなかローンを組む勇気もないよなあ。
生活保護と年金の関係についても興味深かった。
互いに別々の制度だと思っていたのだけれど、かなり関係は深いらしい。
生活保護をもらっている高齢者は、無年金者や低年金者が多い、というように。
国民年金の未納率は39%にのぼるらしい。自分はきちんと払っているので、そういう人は全体の6割くらいなのだ。
もっと多くの人が払っていると思っていた。
本を読み進めていて、むずかしくてだんだん頭がこんがらがってきたので、厚労省が公開しているマンガも読んだ。
「マクロ経済スライド」がよく分からない。