頓服は効いているみたい

頓服は効いているみたい。
きつい、とまではいかないけれど「不安だな、心配だな」と気持ちが堂々巡りになっているときに飲む。
すると段々と効いてきて眠気というかあくびが出始める。
そこらへんから気持ちも心なしか落ち着いてくるように感じる。

文庫本の写経が、一冊終わった。
けっこう長い時間がかかったと思う。
でもほどよく時間を使えてとてもよかった。
何もしないでいると、つい否定的なことを考えてしまうものだから。

次の本は何にしようか思案している。考えている。
できるだけ簡単な本がよい。
認知療法の新書がいいかな、と少し声に出して音読してみた。
あるいは本屋で、写経用の文庫本なり新書なりを買うというのもアリかと思う。

ちょっと趣向を変えて、数学の問題でも解いてみようか。
あるいは何かを勉強するのもいいかな。
こんな風に考えられるようになったのも、少しほんの少し元気が出てきた証拠かな。
あるいは頓服の作用かもしれない。
どちらにせよ、ありがたいと思う。

#エッセイ