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気になる統計 労働力調査(基本集計) 2020年(令和2年)8月分結果

2020年10月2日に総務省から「労働力調査(基本集計) 2020年(令和2年)8月分結果」が公表されました。先月に引き続いて失業率が上昇し失業率がついに3.0%と3%台になりました。

対前月比でみると女性の失業率が0.2%上昇しており、やはり女性の雇用が厳しくなりつつあるようです。またこれまで正規雇用の実数はコロナ下でも微増していたのですが8月は減少し、代わりに非正規が増えてきたようです。

各種経済指標をみると緊急事態宣言明けから7月上旬くらいまでは特別定額給付金の効果もあり上向いていたようですがその後は低調です。7-8月も回復していないわけではないのですが力強さはなく、当分低迷が続くかもしれないという予感があります。そうなると今まで耐えてきた企業も雇用調整を開始するかもしれません。産業別就業者数の推移をみると製造業の雇用が減少し始めているようです。

厚生労働省が毎週公表している「新型コロナウイルス感染症に起因する雇用への影響に関する情報」によると9月に入ってからハローワークで把握している分だけでも解雇の動きが急増しているようです。9月の失業率が心配です。

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