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気になる統計 消費者物価指数(2020年7月)

2020年8月21日に総務省が7月分の消費者物価指数を公表しました。①総合指数の前年同月比は0.3%の上昇、前月比は0.2%の上昇、②生鮮食品を除く総合指数は前年同月と同水準、前月比は0.1%の上昇、③生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は前年同月比は0.4%の上昇、前月比は0.1%の上昇となりました。

消費者物価総合指数を略称でCPIといいます。総合指数から天候の影響を受けやすい生鮮食品を除いたものコアCPIといい、コアCPIからさらに原油価格の影響を受けやすいエネルギーを除いたものをコアコアCPIといいます。

コアCPIとコアコアCPIの前年同月比と前月比の傾向は6月と変わっていないので7月の総合指数の上昇は主に生鮮食品の上昇が響いているようです。梅雨が思いのほか長く日照不足になった上に梅雨明けから急に気温が上がりすぎたため野菜が不作のようです。

生鮮食料品の内訳をみると前月比では生鮮魚介と生鮮野菜が上昇、前年同月比では生鮮野菜、果物が上昇し、魚介はむしろ下げていました。

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