相場黙示録ぶべら(1万から4500万編)第3話
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この物語は1人の男がFXと出会い、相場に翻弄されながらも強く生きていく、ほぼ実話を元にした物語である。
第3話 教科書という罠
勉強すれば勝てると思った俺は、本を4冊勝った。
水平線のブレイクやチャートパターンなど、チャート見比べる日々。
実際にトレードをしながら覚えていった。
ところがどうだろうか?全く勝てない。損失は募り募って30万まできた。
残りの軍資金も60万を切ってきた。
確かに本に書いてある値動きをする時もあるが多くは損失となって、ふりかかってくる。
よく覚えているのが、損切りされてからチャートが順行していくパターン、損切りしなければ方向は合っていると思い、そのまま損切りをせず全部持っていかれるパターンだった。
俺はトイレで読んでいた本を破いた、そして尻も拭いてやった。クソ喰らえって気持ちだ。
いまだにまだケツ拭けるページはたくさん残っている。
拭きごこち最悪なのと、トイレに流せない事が原因だった。
こうなってくるとTwitterのインフルエンサー頼みになる。
片っ端から爆益報告上げてる人をフォローして、インフルエンサーのポジトークに乗っかりエントリーした。
全然勝てない。てかなんでコイツら逆ポジ持ってんだよ。
私言いましたよね。いや確かにいった、言ってるけども。いつの話ししてんだよ。
まーそんな感じで、順調に資金を減らし続けていた。
為替はやっぱ勝てないものなのか?と思っていた時にあるYouTubeをみた。kmgさんの動画だった。
kmgさんは、Twitterでフォロー推奨の動画をアップしていた。仮想通貨を取引している人が多い印象だ。
その他にも色々な商品を触った方が良いと言っている。
行き詰まっていた俺は、仮想通貨を取引することにした。
取引所は当時アフィリンクで賑わっていたbybit。為替から仮想通貨に変えたからって、すぐに勝てるわけもなく、こちらも順調に資金を減らした。
俺は勉強するフィールドをインフルエンサーのnoteに写す事にした。
そして大事な事に気づいた、フォローする人の選び方だ。
ある程度目星をつけてツイートを遡りどんなトレードしているかを中心に観察。フォロー数はあまり見ないようにした。
本物のトレーダー達はクソツイが多く、プロフィール欄は雑。
逆に俺が怪しいと疑うのは、
元ゴール〇〇サックス/総資産〇〇億/〇〇トレードスクール代表/1ヶ月〇〇〇万産み出す手法/
と言うような表記をしていると怪しい。もちろん全員偽物って訳でないだろうし、あくまで俺の基準である。が、なかなかの精度だと思っている。
この基準で選んでいき、ノイズになるのでそれ以外の人達のフォローを解除した。
そして界隈の天才達でフォローリストを埋めていった。
次回 天才というキッカケ
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ふべら @Buberadays
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