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塾長ごめんなさい!元塾講師がぶっちゃける、定期テストで平均点以下の中学生を平均点までもっていくための考え方

この記事は

勉強してるけど点が伸びない!
平均点くらいはとりたい!という中学生のみなさん

お子さんの成績をせめて平均点までもっていきたい保護者さん

に向けて書きます。

はじめに言っておきますが、裏技みたいなものはありません!

それでも、勉強のやり方を変えることで平均点をとれるようになります。

この考え方で実際に、勉強が苦手な子の成績を上げてきました!



基本問題をできるようにするのが平均点への近道


がっかりされたと思いますが基本をしっかりやるのがいちばんの近道です。

「そんなの言われんでもわかっとるわ!」という方も

「なぜ基本が大切か」までをおぼえてください。


そもそも基本問題ってなに?


基本問題は、その単元の基礎となる知識や考え方を扱った問題です。

最近のワークは、問題がレベル分けされていることが多いですので、

それを参考にするとよいでしょう。

それでも分からなければ、学校の先生や塾の先生に聞いてみてくださいね。


基本問題が大切である3つの理由


理由① テストの5~6割が基本問題だから


難易度にもよりますが、テストの平均点は60点前後です。

それは基本問題が5~6割を占めるからです。

だから、まずは基本だけにじっくりと時間をかけましょう

数学であれば、基本の計算を10問中8問正解できるまで練習するのです。


私はテスト対策の授業の最初に、

基本問題だけを集めた10問くらいのミニテストをやっていました。

そのテストで正答数が7問以下の生徒には「基本やり直し!」と伝えます。


塾講師時代には、テスト対策授業の初回にミニテストをやるよと告知して、

その範囲の宿題を課していました。


どのテストでも基本問題の質が大幅に変わることはありません。

基本問題に正解できることこそが、

テストで点数を確保できる最短ルートなのです。


また、勉強が苦手な子は目標設定が苦手だともいえます。


まずは基本問題をとろう!


という目標を持つこともモチベーションにつながります。


理由② 基本も発展も1問2点だから


テストで60点でした!という場合、

基本だけで60点
基本40点+発展20点

どちらも60点なります。

基本と発展であれば、もちろん基本の方が得点しやすいはずです。

難易度がことなり、点数が同じならばとりやすい方を対策すべきでしょう。


平均点から伸びない生徒さんもここがわかっていないことがあります。

勉強を一生懸命やるんですが、難しい問題ばかりに目がいって、

基本をおろそかにしてしまい、思うように点数が伸びない!

そんな方にはこれをお伝えしたい!


高得点をとりたいならば、基本問題が完ぺきでなければいけません。

基本問題の点数の上に発展問題の点数が積みあがるのです。

どんなに難しい問題が解けても、基本問題のミスでプラマイゼロです!



理由③ 発展問題は基本ができないとそもそもできないから


発展問題は、基本問題の組み合わせからできています。

基本問題がすらすら解けないのに、

発展問題に手を出しても正解を導き出すのはむずかしいでしょう。

グラグラな基礎の上に家を建てても倒れてしまいますよね。

基本をしっかり押さえたうえで、

まだ余裕があれば難しい問題に挑戦すればよいと私は思います。



この点と関わることなので、ワークでの勉強の注意点をお伝えします。

テスト範囲のワークを順番に勉強するというのは、

平均点に届かない生徒さんには適した勉強法だとはいえません。


理由は、基本→発展の順で問題が並んでいることが多いから
です。

順番に解くのではなく、まずは基本の問題に集中すべきでしょう。

基本でつまずくようなら、発展問題はいったん飛ばしましょう。


1回の学習で基本が定着すると考えるのは大間違いです。

とくに勉強が苦手な生徒さんほど、勉強した基本がすぐ抜けてしまいます。

何度も繰り返し学習して、基本を叩き込みましょう。


この方法にも弱点がある


この方法ですが弱点もあります。

おもに2つの場合があります。


弱点① 基本問題の配点が低い場合


テスト範囲によって、基本問題の配点が少ないことがあります。

もちろん平均点は低くなると考えられますが、

基本問題を満点とっても平均点に届かないことになってしまいます。

その場合は、私は「ごめんなさい」と謝って

全力で生徒を褒めます。

基本問題満点とれたら超すごいことですよね?

「自分が勉強した範囲は満点だった!」


この体験は必ず次のテストをがんばろうという気持ちにつながります。


弱点② 実力テストには通用しない


この方法は範囲の決まっていない、

あるいは、範囲が広すぎる実力テストには通用しません。

基本問題もいろんな範囲から少しずつ出題されることが多いからです。


それでも、毎回の定期テストの基本問題の完ぺきにしていることが、

実力テストの対策になっているとも言えます。

各分野に「この範囲の基本はできた!」という部分を作っておくことは、

きっと後々の自分を助けてくれることになるでしょう。



まとめ


平均点を目指したい方はまず基本問題に的を絞りましょう!

的を絞って集中して勉強することで結果がでれば、

それがきっと次の「がんばろう!」に変わるはずです。




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