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【FIBA】ローレンス・フランク ピック&ロール解説/Pick 'n' Roll Offense - Lawrence Frank - Basketball Fundamentals

このブログ記事では、ローレンス・フランクコーチによるバスケットボールにおけるピック&ロールについて解説します。ピック&ロールの基本から応用まで、分かりやすく詳細に解説していきます。
ピック&ロールは、現代では当たり前のグループ戦術であり、常にバリエーションが増えていきます。9年前の動画ではありますが、ここで当時の基本やバリエーションを抑えていくことが重要です。今のピック&ロールや今後さらに増えていくバリエーションに対応しやすくなることは間違いないです。
ちなみに、ローレンス・フランク氏は、NBAで数多くのチームでコーチを務め、現在はロサンゼルス・クリッパーズの球団社長を務めている人物です。


参考動画

本記事で解説するピック&ロールの詳細については、以下の動画をご覧ください。

記事概要

ピック&ロールは、バスケットボールにおける最も基本的なオフェンス戦術の一つです。ボールハンドラーがディフェンダーにスクリーンを仕掛け、その後に空いたスペースへ走り込んでボールを受けるプレーです。ピックアンドロールは、2対1の状況を作り出すことができ、得点チャンスを創出するのに非常に効果的な戦術です。

ピック&ロールの種類

動画では、NBAで使用されるさまざまなピック&ロールの種類について詳しく解説されています。

トラディショナルピック&ロール

ボールハンドラーがハイポスト付近でボールを持ち、スクリーナーがゴール下付近でスクリーンを仕掛けます。

ストレートオンまたはフラットアングルピック&ロール

ボールハンドラーがウィング付近でボールを持ち、スクリーナーがストレートにスクリーンを仕掛けます。

リフテッドピック&ロール

ボールハンドラーがウィング付近でボールを持ち、スクリーナーが少し持ち上げてからスクリーンを仕掛けます。

スプレッドピック&ロール

ボールハンドラーとスクリーナーがコートを広げて、スペースを作りながらピック&ロールを実行します。

ハイピック&ロール

ボールハンドラーがハイポスト付近でボールを持ち、スクリーナーがハイポスト付近でスクリーンを仕掛けます。

サイドピック&ロール

ボールハンドラーがサイドライン付近でボールを持ち、スクリーナーがサイドライン付近でスクリーンを仕掛けます。

トライアングルアウェイ

ボールハンドラー、スクリーナー、もう一人のオフェンス選手が三角形を作った状態でピック&ロールを実行します。
スプレッドサイドピック&ロール: ボールハンドラーとスクリーナーがコートを広げて、サイドピック&ロールを実行します。
アングルピック&ロール: スクリーナーが角度をつけてスクリーンを仕掛けます。

ステップアップピック&ロール

ボールハンドラーがドリブルでディフェンダーを抜きにかかるように見せかけ、ステップアップしてからピック&ロールを実行します。

エルボーピック&ロール

ボールハンドラーがエルボー付近でボールを持ち、スクリーナーがエルボー付近でスクリーンを仕掛けます。

コーナーピック&ロール

ボールハンドラーがコーナー付近でボールを持ち、スクリーナーがコーナー付近でスクリーンを仕掛けます。

ロゴピック&ロール

ボールハンドラーがロゴ付近でボールを持ち、スクリーナーがロゴ付近でスクリーンを仕掛けます。

ブラッシュピック&ロール

スクリーナーがディフェンダーと体をぶつけながらスクリーンを仕掛けます。

ピック&ロールのポイント

ピック&ロールを成功させるためには、以下のポイントが重要です。

  • スクリーナーとボールハンドラーのコミュニケーション: スクリーナーとボールハンドラーは、お互いの動きを理解し、タイミングよく連携する必要があります。

  • スクリーナーのスクリーン: スクリーナーは、ディフェンダーをしっかりと止め、ボールハンドラーが空いたスペースへ走り込めるようにする必要があります。

  • ボールハンドラーの判断: ボールハンドラーは、スクリーン後の状況に応じて、シュート、ドライブ、パスを使い分ける必要があります。

  • ディフェンスへの対応: ディフェンスは、ピック&ロールに対してさまざまな戦略を講じてくるので、オフェンス側は状況に応じて柔軟に対応する必要があります。

ピック&ロールのディフェンス戦略

動画では、ピック&ロールオフェンスに対するディフェンス戦略についても解説されています。

  • ハードトラップ: ボールハンドラーに対して、積極的にプレッシャーをかけてボールを奪いに行くディフェンス戦略です。

  • ショーアンドリカバー: ボールハンドラーに対してプレッシャーをかけつつ、スクリーナーがロールしてきた場合はリカバーするディフェンス戦略です。

  • ショーアンドアンダー: ボールハンドラーに対してプレッシャーをかけつつ、スクリーナーがロールしてきた場合はアンダーディフェンスで対応するディフェンス戦略です。

  • アイス: スクリーナーに対してプレッシャーをかけず、ボールハンドラーがスクリーンを仕掛けた後にスイッチするディフェンス戦略です。

  • プッシュベースライン: ボールハンドラーがドライブしてきた場合は、ベースライン方向へ誘導するディフェンス戦略です。

  • ベースライン: ボールハンドラーがドライブしてきた場合は、ゴール下付近で待ち構えるディフェンス戦略です。

コーチングのヒント、注意点

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