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/{yellow note》-o9:no ro shi

のろしを上げる。
停滞。
女の人って生理が来ることで
気持ちが切り替わることもあるのね。
便利ね。
家でくよくよしてても仕方ないや、
ナプキン買いに行こ、
みたいな(わたしだけかな)。

最近やたらと、視界の端の光が気になる。

オーガニックが、
電子レンジが、
添加物が、
テフロンが、
冷凍食品が、
とか言ってると、
友達が減ると思います。

でもわたしだって
本当は友達と
フレッシュなオーガニックネタで
和気あいあいとしたい。

社会性だとか世間体とか、
既存のシステムに
凹凸なく順応すればする程、
友人達の個性が無くなって、
都市の風景の一部になっていく。
実家を離れ、
家財を持ち、
所帯を持ち、
車を持ち、
家を持ち、
持ち物が増えて行く程に、
あるパターンの箱に納まっていって、
肉体や魂につながる言葉が失われていく。

そうなると
わたしと共感のない、
言語が通じない、
顔の無いものになっていく。

わたしの友人が奪われていく。
日本の経済、社会のシステムに
捕られていく。
悲しい。
どんどん一人になっていく。
孤独。
悲しくてじたばたしてたのが今年。
じたばたするのを止めたのが今日。

友人達は、
それはそれとして、
自分は、
それはそれとして、
この広大な大地、
コンクリートサバンナにおいて、
しっかり足を踏ん張って、
胸を張って、
前を見て、
大きく息を吸って、
吐いて、

「わたしは、ここにいますよ!誰か見えますか!」

のろしを上げる。




fin

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