/{yellow note》-o8:sa ka na
わたしが目指しているのはどこだろう。
涙を流して、
冷たくなった洗濯物を取り込み、
遠くの夕焼けの跡を見て、
わたしは今日も一日外に出ない。
閉じている思考の中で、
ぐるぐるともがき続けて、
水族館の回遊魚のように、
留まった時の中にいる。
わたしに語りかけてくれたのはあなたです。
古くてぼろぼろの、
形だけを保っている古巣のような、
乾涸びた布団の上で、
わたしは
全身を光のシャワーに包まれて泣いていました。
それはわたしが、
大地から、
地球から、
大気からもらった許しでした。
わたし個人の、
一つの魂が経験して来た、
どんな重荷も、
どんな辛さも、
「この」意味が分かるためにあったということが分かったのでした。
これはご褒美だ。
今まであったこと全てに対する。
その気持ちは今も変わらず、
あの時のあの時間のわたしは、
今も光のシャワーを、全身に浴び続けています。
fin
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