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BTS「Butter」!溶けたバターは不可分ですから。

す、すごっ。。。。。

Billboardのパフォーマンスを見て言葉の出ないパクチーです。こんにちは。「Butter」解禁で、楽曲やMVについて書きかけていたのだけど、Billboardのパフォーマンスで一気にそっちに意識が持っていかれたわ。なんて楽しい!ユーモアあり、技術の高さも堪能でき…!4冠…!!

でもなんとか気を取り直して最初に楽曲とMVの話を。それは先週のお仕事終わり、わたしのウィークエンドの始まりの夜。わたしのウィークエンドはカレンダーとずれている。

「Butter」…まずはiTuneで曲だけを。なんども頭に染み込ませ…。

歌詞。日本語訳もいくつか見比べ、なるほど…。

楽曲、インストゥメンタルver.を繰り返し聴く。
ほほう…。グクちゃん(ジョングク)の「っ」「はー」(グクちゃんだよね?)の音にならない声がサンプリングされているね。それが全編に使われているところで、ナムさん(RM)が「出張十五夜」のナPDの「땡!(テン:はずれ、ブーの意味)」の高い声色のサンプリング権を得た件を想起。こんなふうに楽曲に使われたらちょっと(いやかなり)嫌かもしれない。

よし!MVを見る。

ほぅわ…。

0.25倍速で見る。

ほ、ほぅわ…。
スクショスクショ。

記者会見を見て、VLIVEを見て、インタビュー見て、countdownを見て、その日は就寝。

・・・

さて!

パクチーのMVスクショポイントはここだ!

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0:45 ホビ(J-HOPE)のポジション移動。一歩ですごい移動距離だっ!

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1:02 みんな気づいてるんだと思うけど、一番下にBTSとARMYのロゴだ〜、素晴らしい納まり。

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1:11〜 記者会見席の後ろが体育館。きれいなスーツで注目されていても、彼らのベースは練習室にある、一年のほとんどの時間がそこにある、そんな彼らの本質にはっとした瞬間である。

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と、ここで画面右の壁際のディレクターズチェアが、

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1:03からのこのシーンって、ここだったの?となる。「いつもいろんな綺麗な場所に行って撮影してると思うかい?…全部スタジオだよ!」練習、練習、リハ、リハ、撮影、撮影、彼らのすべてはそこにあり。整えられたセットの中、雑多なセットの外、そのどちらもが彼らの居場所で、ホールとして自分が存在していることを見せようとしてくれている演出。Billboardのパフォーマンスではその演出がより明確に感じられた。

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1:55〜 「Got that right body and that right mind」。そうだね、あなたの健全な体、健全な心は何より美しいです…。ここで健全とは?健康とは?Agust Dさん(SUGAの個人名義)の最初のミックステープの中の1曲「The Last」にて、彼と精神科医との対話が語られていたのを思い出す。ゆんちゃん(SUGA)が、どれだけ、喉から手が出るほどに体の健全さを欲していただろうことを思う。どうやって肩との痛みと付き合ってきたか、聞きながら、あまりに痛そうすぎて「ぎゃーーー!!」となるくらい、術後にVLIVEで語られた彼の日常は痛ましかった。「健全な肉体に健全な魂が宿る」的な言葉、10代のパクチーは普通に嫌悪していたと思う、それは「健全さ」に「強固な完全さ」をイメージしたからだろう。パクチーは今は健全さを、「充分なしなりのあるもの」のように感じる。バランスを失っても、もとに戻るちから、その機能が内包されていること、その可動域のすべてを。さてこの体育館、扉を開くと横が空港で直結。これもまた、記者会見→体育館からの、彼らが世界中で求められていることが日常にある、彼らの本質の別の側面を表しているように感じた。

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2:11 ナムさんのこういうピアス、めずらしい気がする。

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2:17 テテちゃん(V)のこの笑顔よ…地上の美しいものトップ10ですかね…。人を幸せにする笑顔、再生回数分の善行を積んでるよ…。

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2:30〜 見応えありそうなホビのセンターの時間。すでになんか感動…。

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2:37 「オーマイガー」のところ、ホビが首をくいっくいってするのがきゅんとするぜ…。ライブパフォーマンスで見るのが楽しみだなあ!(…後にBillboardのパフォーマンスで見ると、「オーマイガー」のホビはポジション移動中だった)

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2:38 今回のコンセプトカラー、バター色、黒、そこにブルーの彩度が美しかったの。目を引く左の二人ダンス部長の色違い。

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2:40 ジミンちゃん、下はハーフパンツだったんだ…!って思ったよね!このアングル珍しい、けどすごく良い。なんつー脚線美。

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2:41 言葉にならない…。再生回数分の善行を積んでるその2。

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2:42 ジンくんの衣装はスカートだったんだね。可愛いです。すごく、可愛いです、いつも履いて欲しいです。

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2:45 口を拭う風のマイム(バターを?あるいは…)。七人七様。この直後のナムさんのスマイルに撃ち抜かれる。

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2:46 ナムさん、なにがあったの!?

そしてBillboardの受賞前のインタビュー。

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わんわんみたいなきれいなマーブルの髪色。今回一連の活動を通して、すごく技術の要りそうな凝ったカラーリングが印象的。一般的なK-POPのカムバックはすごく忙しそうだけど、今回の彼らは予定分のプログラムは事前に収録が終わってるみたいだし、TV局に行く移動もそんなになさそうだし、手間をかける時間的なゆとりがあるのかもしらん。見るたびに誰かしらカラーリングが違う気がする。

MVのメイキング、'Butter' MV Shooting Sketchもリラックスして撮影している風で余すところなく良かった!感じることがいくつもあったけど、永遠に書き終わらなくなっちゃうので次。

パクチーが気になる「Butter」の歌詞

やっぱり前述のSUGAのパート。

No ice on my wrist

インターネット上ではこの「No」が落ちてる引用を散見。意味が逆になっちゃうのにね。この引用はweverseの掛け声ページから持ってきました。確かにSUGAは「No」を言っていないように聞こえるし、見える。バックの声が「No」を言っているのかしらん?パクチー的には「あってもなくても」と解する。だって、本当に、あってもなくても彼の魅力に一片たりとも関わらないんだもの…。

Rollin’ up to party got the right vibe

この曲の歌詞、わたしには全体的に「right」が歌われている印象がある。「got the right vibe」の主語はなんだろう。「僕らが参加すれば、パーティーはいい雰囲気に」?「party」→パーティーのちょうど良いタイミング?「彼ら」→健全なノリで僕たちはパーティーにやってくるよ?それとも「世界」→世界が整ったとき僕たちは祭りに現れる?ここの憶測がわくわくする。

Hate us love us

「Hate us」とSUGAが言ってるのは聞こえるけど(最初は「Hi there」に聞こえてた…)、コーラスの「love us」は聞こえるか聞こえないかという感じ。ここで彼らの世界の認識がこれまでと別のものになったのを感じる。ヘイターたちにアプローチする歌詞はこれまでにもあったけれど、どちらかというと喧嘩をふっかけるようなニュアンスがあった。でもここにきてヘイターとファンがひとくくりになってる。どちらも「BTSに関心がある」。

No ice on my wrist
I’m that n-ice guy
Got that right body and that right mind
Rollin’ up to party got the right vibe
Smooth like butter
Hate us love us

飾らない健全な体と心を持った青年たちが
実に自然に、そのパーティーの中にいるだろう
関心持っておけよ

こんなメッセージを感じる。

そしてナムさんのパート。ここも意味深である。

Fresh boy pull up and we lay low
All the playas get movin’ when the bass low
Got ARMY right behind us when we say so
Let’s go

「Fresh boy pull up and we lay low」の解釈がいろいろあるみたいで、パクチーに正解はわからない。しかし「lay low」と2行目の「bass low」で「low」、同じ単語になっているところで、2つの文を合わせた解釈を試みることができる。「新人たちが注目されたら、僕らは低く横たわる、すべての人が突き動かされるのは、深く低いところで支える土台があるときだから」。その心は、「これから注目されていく新人たちとは別に、僕たちは、全ての人々の心に訴えるベースの役割を引き受けている」。パクチーはそんな意識を感じた。「ARMYという、僕たちの合図で走り出す準備ができている人たちと共に」。

そして繰り返されるこのサビのフレーズについて。

Side step right left to my beat (heartbeat) 

サイドステップとは、片足を出して、その足に反対の足を揃えるダンスの振りのことらしい。あるいはラグビーやボクシングで相手をかわす小刻みなステップのこと、と。

ここで、「Side step, right, left to my beat (heartbeat) 」とカンマを入れてみる。「left to my beat」を翻訳にかけると、「僕のビートに委ねて」と出る。leaveの過去形もleft。

サイドステップ、正しく適切に。そう。
僕のビートに委ねて。
僕の鼓動が止まる時まで、側に。

「右に、左に、楽しく踊ろう!」というストレートなメッセージに、掛け算のように深みを感じさせるような単語のセレクトになっていると、パクチーには感じられる。

「Life Gose On」が心の欠落感に寄り添うものだとしたら、「Butter」は動け!心を動かせ!僕らを手本に、と始動を誘う歌のように感じた。

ボクシングのside step、攻撃をかわす、ダンスを夢中になって楽しむ、笑う、楽しんでいる状態は最大の防御。

僕の右側で、左側で
サイドステップを踏んで
一緒に踊ろう
喜びは正しい道筋にある
踊って、楽しんで
荒波を超える
パーティーが始まるとき、そこに僕らはいる
僕たちが合図をしたら
一緒に世界を動かそう

そんな、すごくポジティブで人を動かすエネルギーがたくさん発せられているように感じる「Butter」。なんてったってバターはエネルギー源だしね。

もし働かなくても生きていけるなら、何をして生きる人になるか。

もし明日からそれが実現したら、何を始める?何を止める?どんなものを着る?どんな靴を履く?どんなものが欲しい?どんなものを捨てる?どんなところに行きたい?誰と何を話したい?誰と何をしたい?

無条件に自分が喜びを感じることはなんだろう。

時間を忘れて熱中するもの。

それを満たすことが、世界にポジティビティを還元する方法だ。喜びのあるところ。その中に自分が世界に対して果たせる役割が含まれている。だから、自分が喜びを感じて、熱中するものにちゃんとフォーカスできればいい、熱く、ダンスを、熱中して、溶けるくらい、その状態が最高にパワフルで、正しい道筋にあり、困難に対しての最高の防御になる。

High like the moon rock with me baby
Know that I got that heat
Let me show you ’cause talk is cheap
Side step right left to my beat (heartbeat)
Get it, let it roll

それを一緒にできることが、最高に僕たちを興奮させる。
僕たちが見せることをしっかり見ていて。

これがパクチーの「Butter」の印象だ。

パクチーの、Teaser以前の楽曲予想は、うーん!まあ、ほとんどはずれかな!「べたべたのラブソング」が辛うじてかすっていると言えなくもない。アナログシンセっぽいベース音がオールドテクノっぽくはあった。踊るといえば、パクチーはテクノ一択だな!もしくはクラシック。


君が僕たちにとろけている時。
それは君が愛について理解を深めている時。


ヘッダーの、このうすら似てないイラストが、脳内で補完されて誰かわかってしまうところが一周回って面白いと自分では思うんだけど。とりあえず絵を描き終わったところで、一度力尽きたわ。


それではまた!


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