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同い年と馬が合わない

です。

今までの人生を振り返ってみると、小学校は他学年との交流がほぼなかったので除くにしても、当時通ってた塾も、中学高校も、大学も、会社に入ってからも、同い年の友人というのはかなり少なかったように思います。

いずれのerasも先輩に可愛がってもらったり、後輩と仲良く(ナメられ)したり(先輩風というものが性格上ほぼ無風なので、後輩からすれば肩肘張らなくていい存在なんだと思います)というのはありましたが、同い年との関係性が良好だったと言える時期は皆無です。
実は僕の中で95lineは無能説というのが存在しているのですが、これについては全くエビデンスのない自分の周りのみの印象論に過ぎませんので、ここでは深追いしません。
有名人が同じことを口にすれば炎上間違いなしの荒唐無稽な説に頼らずとも、僕が同い年と馬が合わない理由は説明可能です。
今日はこれを紹介してみますので、万が一同意してくださる方がいらっしゃればご一報ください。
同じことを考えている人がどれくらいいるんだろう?というのが純粋に気になります。


まずは年上の方々との関係について考えてみましょう。
彼らと顔を合わせるのは職場や趣味の会合(僕の場合は音楽関係)が多いので、基本的にはそのケースを想定します。

仕事なり演奏なりにおいて、年上の方々は知識、経験が自分より勝っている場合が多く、勉強になることも多いです。
彼らとコミュニケーションを取ることが自分の成長や知的好奇心の充足に繋がりやすいとなれば、畢竟その機会も増えるでしょう。
また、年上の方々が自分に劣る場合(その多くは「最新機材の扱い」や「体力面」です)も、年齢による衰えなどを考えれば致し方ないと割り切れるケースが大半ですから、いちいちそれに目くじらを立てることにもなりません。
20年後僕は45歳くらいになっているわけですが、果たしてその歳まで生きているかという大前提は一旦棚に上げるとして、その頃に新発売となっているPCやスマートフォンを使いこなせている自信はまるでありませんね。というより、PCスマホみたいな既存のデバイスはあと20年生き残っているのでしょうか??
多分全く違う形になっていると思うのですが、そう考えると20年後の自分のIT事情にはますます自信がなくなってきます。

なんてことを考えると、年上の人らが「できねーよぉ〜」と四苦八苦してるのを見ても怒ったりは到底できないですね。
当然人間なので、出来不出来関係なく人としてNGな相手はいますが(森山会長みたいな人が周りにいたら流石に困ります)、それを除けば年上の方々というのは基本的に僕にとって有益な存在で、是非仲良くさせていただきたい相手ということです。

年下の人たちにもわりと近いことを思っていて、それこそ仕事や演奏で至らない点があっても、多くは自分よりも歴が浅いわけですから「今後しっかり勉強してくれ」で話は済みます。
むしろ彼らは自分にはない新しい価値観や手法を持っていることが多いですから、そういう考えこそ本当に参考になりますし、取り入れられなくなったら自分が腐っていくだけだなとも思います。

僕も色々やってきたので後輩から突き上げられる経験もありますし、その時に焦りの感情がないといえばまあ嘘になるんですが、この「後輩から突き上げられる、追い抜かれる」というのも実は自分にとって利益以外の何者でもないのでは?と考えています。
こういう時はイキの良いその後輩をじっくり分析してみて、その結果「努力/才能に優れた天才である」と判断できたのであれば特に悔しがる必要はありません。
自分こそが天才と認めずにはいられない人なら話が違うかもですが、別にそうでない一般人であるなら追い抜かれたことは特に気にせず、その天才から何か吸収できるものがあれば吸収していけばいいわけですよ。この場合、間近に上質な教材がいてくれるのですから。

逆に、分析の結果相手が天才というわけではない、自分と同じ一般人だぞという判断になれば、それは即ち今の自分が弛んでる、怠けているということです。
普通の人が普通にやっているだけで、歴の長い自分に追いつきそうになってるとか追い越されてるとかいう事態になっているのは、自分自身が歩みを止めているか或いは逆走しているということですから、この場合は今一度気を引き締めればいいわけです。
自分の怠惰に気付くきっかけになるのですから、こっちにしても決してマイナスな事象ではありませんよね。ありがたい話であるの一言につきます。

※ちなみに僕はヒカルの碁の倉田が「本当に怖い存在は下から来る奴らだ」と塔矢アキラに語っているシーンが好きです。勝負の世界とは何ぞやというのを如実に描写している名シーンだと思います。


さて、それでは同年代についてはどうかという話になると、一転して相手が凄くてもゴミでもダメなんですよ個人的には。

相手が自分より明確に劣っていると「歳も一緒で歴も大差ないくせになんでこんなこともできないわけ?よくそれでのうのうとこの世界で生きてこれたな、カス」みたいな気分になってイライラしますし、相手が自分より上の場合は「なんで僕はこんなことがわからない、出来ないんだ???今までの人生は何だったんだ?何してたんだ???頭の出来が終わってるのでは????いっぺんかち割ってみても変わらないのでは???????」みたいな感情が湧いてきて非常に落ち込みます。
これははっきり言って僕の考え方が悪い以外の何物でもないわけですが、とにかくこういう事情で同い年の人とやり取りするのは結構気疲れしてしまうことが多いです。同い年で今も連絡を取る機会がある相手というのは、今パッと思い浮かぶ限りだと天使(過去note参照)くらいかもしれません。
天使は何が違うの?と読者の大半がお思いになられているでしょうが、天使は天使なので仕方ないです。アズラエルイブリースジブリール(でしたっけ?)に年齢だの学年だのがあると思いますか???
存在していた場合は申し訳ございません。自身のニワカぶりを腹を裂いて詫びます。

というわけで、こんな考えの人って案外多かったりするのかな?と気になったので久々に更新してみました。
次回の更新は未定ですが、明日多分ヒゲダンのeditorialを買ってくるので、その内容が何か書きたくなるくらい琴線に振れれば近いうちに何かアップすると思います。

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