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TOKYO GUITAR JAMBOREE 2020 RETURNS 12/26@両国国技館

行ってきましたー!J-WAVE主催・奥村組提供によるトーキョーギタージャンボリーリターンズ!なぜリターンズかというと本来ならば今年の3月に開催される予定だったから。こういう複数のミュージシャンが出るフェスを実際観るのは久しぶりで、終わったあとは受け取ったたっぷりの情報量を自分の中で処理するのが大変でした(笑)でもやっぱりライブって楽しい~!(≧∇≦)生の音楽を聴けるって幸せ。12/27の回も行きたかった・・・!と思いました。

てことで当日。チケット買ったばかりの頃は最初から最後まで観るつもりだったのですが、ここにきてかなり感染者が増えている東京。感染対策をしてるだろうけど、やっぱり同じところに長時間いるのはちょっと避けたいなと思い、全部観るのはやめました。でも3組目のAnlyさんは観たかったのでそこから観ることに。しかし着いてみれば少し時間が押していたようで、2組目のCaravanさんから観ることが出来ました(ちなみに1組目は崎山蒼志さん。今回は観れなかったけどいつかまた歌を聴く機会がありますように!)。

Caravanさんについては名前はどっかで見たことある、くらいしか知りませんでしたが、ちょっと氷室京介さんぽいような福山雅治さんぽいような歌声の人だなあと思いました(個人の印象です(^-^;)。前もって打ち込みしてある音を流しながら弾き語りをしたりしていて、なるほど、そういうのもアリなんだな!と思いました。

続いてはお目当てのAnlyさん!Anlyさんは何年か前に何かの放送で観たことがあって、その歌唱力にビックリしたことがありました。なのでいつかライブを観てみたいな、と思っていたのです。最近のAnlyさんはギターを弾きながらループマシンを器用に使いこなすなど演奏もすごい!印象に残ったのは2曲目のエド・シーラン「Shape Of You」のカバー。日本語訳を入れて歌ったりしてたけどめちゃ良かった!それと4曲目の「We'll Never Die」。何気なく聴いてたけど、途中の「この瞬間を生きて いつか星になっても 誰かを照らす光になりたい」という部分を聴いたとたん、急に涙がボロボロ出てきました。次の曲もその感動でずっと泣きながら聴いていました(;_;)

なんというかAnlyさんの思いが"どストライク"で伝わってきたんだろうと思います。歌った言葉を心からそう思っているんだろうな、と。人の心を動かすのは、結局人のまっすぐな思いなんだよねえ~とつくづく思った瞬間。そんな訳でAnlyさん、めちゃ素晴らしかった!生で歌を聴けて本当に嬉しい(^^)Anlyさんは武道館のステージに立つことを目標にしているようなので、ぜひ叶って欲しいなあ~!と思います。

ここで最初の休憩時間。休憩時間ではありますが、ゲストアクトとしてカネコアヤノさんが登場して2曲を披露。真っ白な衣装を着てかわいらしい感じでしたが、声は迫力ありました!歌を聴いてから国技館の中を探索してみよう、と1階に降りたりして過ごしました(観てたのは2階のイス席)。国技館に入れるなんてなかなかあることじゃないし(^^)

さて、休憩明けに出てきたのはMOROHA。MOROHAは一人がギターを演奏し、もう一人がその音に合わせてラップをする、というスタイルで、私はお二人を一度何かの配信で観たことがありました。ラップをする方は遠目から見ると頭が坊主なので"あばれる君"ぽい感じ。私はあんまりラップについて知らないのでわかりませんが、DJと合わせてするラップとは違い、"演劇風ラップ"と言ったらいいか。4曲目に歌った、コロナ禍になって作られた新曲「主題歌」の歌詞が良かったな。じーんとしました。とにかく熱いハートの持ち主らしい、ということが伝わってきました。

続いては竹原ピストルさん。この人も今回初めて観る人。ていうか今回、田島さん以外は皆初めて観る方たちばかりだったかも。しかしMOROHAに続いて竹原ピストルさんって・・・どんだけ男くさいラインナップなのだ(笑)竹原さんの歌は2曲くらい聞いたことあるのがあったかな?予想どおりすごい声量の人でした。吉田拓郎さんの曲を1曲カバーしてたけど、竹原さんにすごく合ってて良かったです!

あ、そういえばですね、このギタージャンボリー。ステージがど真ん中の土俵部分に作られていて、出演者は東の出入り口と西の出入り口から交互に登場し、反対の出入り口に向かってはけていきます。真ん中のステージを360度から観れるようになっているため、演者さんが東を正面にして歌ってるときは西にいるお客さんは後ろ姿を見ながら聴くことになります。なので公平を期すために歌途中でステージを回転して別の方角を正面にしたりといろいろ工夫が施されていました。

演者さんがステージに上がるときはあの相撲でよく見るスポンサーとかが書かれた懸賞旗を持った人たちと並んで登場し、土俵をぐるっと一回り。ステージのことを取組と言ったり、トリの舞台を結びの一本と言ったり、そこかしこに相撲を意識して作られている面白いフェスでした。また、今回このフェスの開催を記念して特製のブランケットが作られ、それを来場者全員に配るという太っ腹ぶり!すごく嬉しかった♪良い記念になりました。

と、話がそれましたが、竹原ピストルさんに続いて登場したのは奥田民生さん。民生さんはなぜか今まで観る機会がなく、これまた楽しみにしていました。民生さんは配信や動画で見るのとあまり違わず、そのまんまの人だったなあ~。途中ギターの演奏を間違えて止まったりもしたけど、なんか部室で仲間相手に演奏してるくらいのテンションで全然焦ったりする様子もありませんでした。緊張を感じない人なのか、それとも感じないようにしてる人なのかな。

また、民生さんは登場のときにいったんステージにあがったのに懸賞旗を持った人たちと一緒に退場しようとしたり、空気で膨らんだりしぼんだりする人形を客席一列目にセットしておいてそれにツッコミいれたりといろいろはじめからネタを仕込んでいた模様。ここに出場してくるようなミュージシャンたちはさすがそれぞれの方向性や個性があって面白いなあ~と思いました。歌では「すはらしい日々」を聴けたのが嬉しかった!

ここで二度めの休憩。このフェスでは国技館ならでは、という感じでちゃんこがフェス飯にあったりします。私は食べなかったけどこの時間にはちゃんこを買う行列が出来たりしてました。そんな休憩明けの一番は本来氣志團だったはずなのですが・・・綾小路さんがコロナにかかってしまい、今回の出演を見送ることに。こういうフェスは目当てのミュージシャンが出なくてもキャンセルや払い戻しはできないので、氣志團ファンはガッカリしただろうなあと思います。

そんな氣志團の代わりに出演したのはフジファブリックの山内総一郎さん。私は名前もお初に聞くくらいで知識不足が否めないのですが、なんていうか地中海風(?)の音楽をやる人でした(個人の印象です(笑)。そんな感じの人なのに、先輩氣志團の代演をしょって出ていることもあり、なんと!あの学ランを着て氣志團の代表曲「One Night Carnival」のカバーをやってくれたのです!私は氣志團のステージも楽しみにしてたので嬉しかった。山内さんの曲では「カンヌの休日」という曲が良かったな。最後は「皆さんの未来に幸あれ!」と締めくくってくれた山内さんでした。

そんな個性がとりどりのフェスもいよいよラスト。最後の取組は田島貴男さん。赤いシャツに黒いパンツで登場した田島さん。足が細くて長いのが遠目からもよくわかりました。演奏を聴きながら、やっぱ田島さんは舞台に映えるなあ・・・!と思いました。ワンマンの時はなかなか気付きづらいけど、こういうたくさんの人が出演する舞台だといかに田島さんが舞台映えする人なのかというのがわかります。カッコ良かった!

また、田島さんが出てすぐにリゾネーターギターをジャランジャランとかき鳴らしたんだけど、その瞬間会場の空気が一瞬で変わったのがわかりました。と同時に、何故だか心臓がバクバクし出した私。何も私が緊張する必要は全然ないんだけど、これだけのイベントのトリを務めるってなかなかのプレッシャーだと思うとなんだか他人事だと思えなくて(^-^;それが証拠に1曲目の曲名をメモれてない(笑)

とはいえ覚えています、1曲目は「フィエスタ」!2曲目はリゾネーターギターのまま「築地オーライ」。「築地オーライ」はめちゃ両国に合ってた!(≧∇≦)3曲目はアコースティックギターに持ち替え「Zigzag」。この曲には「暗闇の底に眠る知慧 魔物の住み処に宝がある」っていう歌詞があるんですけど、その部分が本当に好き。田島さんはおそらくかなり物事を掘り下げて思考する人なんじゃないかなと思います。そういうところも好きです。

4曲目はジャズギターに持ち替え「接吻」。これだけギターを持ちかえるミュージシャンは他にいなかったと思う。ここで国技館が結構なピンクと赤の色のライティングに染まり、なんかすごくレアなものを見た気がしました。だってお相撲する場所なのに・・・!(笑)続く「bless You!」はコロナ禍になる前に作られた曲なんだけど、この状況下で聴くとまた違った意味合いを持って聞こえてきたりします。

最後の曲は再びリゾネーターギターを持ち&ブルースハープをくわえて「JUMPIN' JACK JIVE」!この曲には「とんでもないほどあんたが嫌いだ」っていう歌詞があるんですけど、そこを「とんでもないほどコロナが嫌いだ」と歌ったように聴こえて「えっ、今なんて・・・?」と思いました。いや、聞き間違いかもしれない、と思ったんだけど、そのあともちょいちょいコロナの悪口言ってて、やっぱりコロナが嫌いだって言ってたんだ!と笑ってしまいました。このフェスでは今回のコロナ禍のことを受けて、皆また生きて会いましょう、とか、元気でいてください、とかいうメッセージが多かったんだけど、コロナの悪口言ってたのはおそらく田島さんぐらいでは(笑)

しかし本当にコロナのバカヤロー、という感じはありますよね・・・といいつつ、私は今年もまあまあライブに行ったのですが、観客は必ずマスクすること&声援の類はダメ、というのはどこも同じでした。だから観客が出来ることといえば手拍子ぐらいしかないわけです。そこで田島さんはコール&レスポンスをコールに対してクラップで応えるように考えて最後の曲で観客に呼び掛けることにした模様。たとえば田島さんが2回声を出したら観客はクラップを2回する、というような。それがうまく観客に伝わって大成功!コール&クラップの応酬、楽しかった!(≧▽≦)

そんなわけで初日のトーキョーギタージャンボリーは大盛り上がりの中、幕を閉じたのでした・・・って今回も長いライブレポになっちゃったな(^^;私にとっては生で音楽を聴く楽しさをあらためて感じた一日となりました。まだまだコロナは収束の気配もないけれど、この際薄皮をはぐようにでも良いので、少しずつでも明るい方向へ向かっていくようにと願ってやみません。来年はもっと良い年になりますように・・・!

(休憩中の会場)

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