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SirSLow 実験的ラジオプログラムから学ぶ胎内リズムの調律、その先の景色📻

土曜の深夜24時から始まる覆面ユニットの実験的ラジオプログラム SirSLow📻
公共の電波から届ける究極のクロスリアリティ👀人生の大切な事を教えてくれる先生(達人)

好きな先生に共通すること。
教えるではなく、答えに導いてくれる。それは、本やラジオの言葉だったりする。
岡本太郎さんの「ひらく」という強烈な3文字は難解。本で出会い、南青山の記念館、生田緑地の美術館に足を運ぶ。当然、そこに答えはない。

思考がひらく。
道を切りひらく。
悟りをひらく。

辞書にありそうでない。
考えてわからない時は、思い切って諦める。忘れた頃に、言葉の方から飛び込んでくる。無意識の中の偶発的な出会い。
それも、答えでなく単なる経由。点を繋ぎたどるよう進む。振り返ると言葉は知識と紐づき糧になる。少し答えに近づいていく。

先月、生田緑地の美術館に訪れた際もそうだった。「岡本太郎とスポーツ」と題し、46歳で始めたスキーやスポーツに関する常設展示で言葉と偶発的に出会う。

「人生〝即〟遊び」

ある行為に対し、見返りを求めず無目的に命をかけること。岡本太郎さんは「遊び」と呼ぶらしい。
経験のないぼくは、咀嚼すらできない。大きな違和感を持ち帰る。

スキーで2度の骨折。2度目は大怪我。それすら楽しみ、魅了された理由は何か?
転倒して大地がひっくり返る様を岡本太郎さんはこう表現している。
「ぼくはいつもヤッ、と親しげに地球の肩を叩いてやった気がするんだ。」

地球にいて、地球を感じる。
ほとんどの人が忘れていること。

さらに「危険に向かい、勇気をもって己をひらく」と綴られていた。


この日のSirSLowは、選曲に景色が見えた。
トロピカルで心地よく、まるで波と同期する時間。いつもより、深くゆっくり呼吸ができる。
普段、noteに書き出すためラジオの中の言葉探しながらメモする。この日は「ながら聴き」をやめ、目を閉じて聴く。起きてるような眠っているような、自然と身体を揺らしてリラックスしていた。

MC SLOGIRYさんが宮崎に移り住み、49歳で本格的に始めた趣味のサーフィンを軸に話が始まる。

波と遊ぶ大切さ🌊

上手にすぐに板(サーフボード)に乗ることではなく、1年目は波を理解することからはじめたそう。海の中の目に見えない地形や潮の流れを理解する。自然の中で「今日の波はどうだ?」と考え、行くかどうかを判断する。

ラジオからハッとする表現に出会う。

地球と踊る。
波と戯れて。
地球と遊ぶ。

無駄な時間。
遊びの時間。

危険の多い海、時に荒波で本当に怖いときもあったという。流木に当たりそうになったり、大波にのまれて死にそうになる。
でも、楽しい。
その時々の判断で波に立ち向かう。まるでヒーローのようないい顔をして。
サーファーの中には、海に一礼して感謝してから帰る人もいるらしい。

MC SLOGIRYさんは「命がけでアドレナリン全開で突っ込める時間」と表現していた。
そして、「年齢を重ねて圧倒的になくなるもの。それはアドレナリンの世界」だと教えてくれた。

「人生〝即〟遊び」
岡本太郎さんの言葉を思い出す。
「危険に向かい、勇気をもって己をひらく」

「ひらく」は既に自分の中にある。
それをどう「ひらく」のか。導いてもらった気がする。

この日、SirSLowは「SURF SIDE UP」と題して「昨日みたいな明日がくること」を斬った。それは、地球も自分も常に変化の中にある。今じゃないとできないこと、今やるべきこと。それをリアルでできるのなら、バーチャルでなくぜひリアルで挑戦すること。
色々背中を押してくれる放送だった。
「競う」ではなく自分と向き合う時間。そして、孤独の中で自分の強さを自覚する時間。リアルでできるうちに、しっかり向き合ってみようと思う。


最後に

ぼくは、Web.3の黎明期、サーフィンと似ていると感じている。まさにこの1年、時代の波を理解しようとXRに携わってきた。海の対流を参考に、管理できない領域の潮流を学んだ。
波乗りの達人は、波を理解する。
その言葉にシンパシーを感じる。

自分自身は大海原に浮かぶ「ブイ」として、プカプカ浮く感覚でコミュニティに携わっている。少しづつ、海の上や中に手を振り合える仲間もできた。
SirSLowの2人はとにかく波をキャッチアップするのがうまい。言い換えれば、胎内リズムを自然に同期する達人だからこそ、自然の波に対応できる。そして、時に大波に飲み込まれて楽しむ。それすら最高!
そんなマインドだからたまらない。

Web.3の対流は、世の中の誰かのリズムで刻まれるものではない。もし、世の中と自分にズレを感じたなら、自然のリズムとのズレを感じたのかもしれない。時にプライオリティを下げ、胎内リズムを自然に調律する。
SLowは、自然との歩幅を合わせる調律。

Web.3を学ぶほど、地球や自然が尊い学び舎になる。そして、更に地球の外にも目を向け、いよいよ月をも理解したくなる🌕

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