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中堅社員(男)が育児休業をとってみた


こんにちは、「心はいつでも新入社員、振り返れば入社7年目」吉松@Forest編集部です。
私事で恐縮ですが、昨年10月に第一子である長女が産まれました。
私はBTCに入る前から育児休業(以下、育休)を取得したいと考えていて、満を持して育休を半年(2023年10月~2024年3月)取得することができたので、その感想などをレポできればと思います!

率直な感想

育休を取得して本当に良かったと思っています。(育児と並行して仕事をする時間はなかったです・・・)
仕事を抜きにして、妻と子供に向き合う時間がたくさん取れたので、家族のサポートや子供の成長を実感することに100%コミットすることができました。
もちろん楽しいことばかりではなく、夜中の授乳などで睡眠時間が削れたり、なかなか子供が泣き止まないなどハードな部分もありましたが、全部ひっくるめてとても良い経験でした。(もちろん子育てはまだまだ続きます!)

育休中のスケジュール① ~生後2週間~


産まれてすぐの一日のスケジュール

生後すぐの大まかな一日の流れになります。
一見、睡眠時間も結構とれてるようですが、子供がちゃんと息しているか気になってなかなか眠れなかったり、子供の寝言で目が覚めたりと、実質半分くらいしか寝られていません。(これが世にいう細切れ睡眠です)

また、ミルクを飲ませて子供を寝かせようとして、抱っこ中に腕の中では寝るけど、ベビーベッドに置いた瞬間に泣き出してしまうということもこのころはちょいちょいあり、腰が爆発しそうになりました。(これが世にいう背中スイッチです)

あとはミルクを飲んでげっぷが出たのに、一回ベビーベッドに寝かせたら口からダラーとミルクが出てしまい、服やベビーベッドに敷いているタオルを変えなきゃいけないこともままありました。(これが世にいう吐き戻しです)

育児にまつわる噂で聞いていたことを次々に目の当たりにし、「伝説は本当だったのか・・・!」という気持ちと、思い切り寝たい気持ちと、我が子がかわいい気持ちとそれはそれは複雑な気持ちのまま、ジェットコースターのような日々が続いていきました。

個人的な思い出としては、妻が病院から子供と一緒に帰ってきて、家族全員で初めて過ごす夜に、ミルクをあげていると父親の実感がわいてきて、「この子を絶対幸せにしないといけない」と、なんだか涙が出そうでした。

これは余談ですが、新生児期(生後1か月まで)の子育てがなかなかハードだったので、「これは体力・筋力をつけねばいかん」と思い、朝と夕方に子供が寝た隙に縄跳びや筋トレをやっていましたが、結局効果があったのかはわかりません。笑

育休中のスケジュール② ~生後3か月~


なぜかはわかりませんが、めちゃめちゃ寝てくれるようになりました。
たまに夜中にミルクを欲しがるくらいで基本はぐっすりです。
ミルクも1回160ml前後飲むようになるので、気がつけばぷくぷくとしてきました。
いわゆる「ちぎりパンみたいな腕」には届きませんが、着々とムチり始めております。

また、あやせば笑ってくれたり、目の前を動くものを目で追ったり、絵本をじっと見たり、少しずつコミュニケーションが取れるようになった気がします。
2~3日に1回ギャン泣きをしますが、基本はおだやかな性格なのか、おなかが減ったり眠くて泣く以外はおとなしく過ごしてくれたので、この頃には大分両親ともに生活ペースが整ってきました。

ただ、びっくりしたのが、生後すぐに撮った写真とこの頃に撮った写真を見比べると、別人か!くらい顔が変わっています。
もちろん毎日過ごしているので少しずつ顔が変わってきているかも?みたいなのは実感していましたが、写真を見返すと圧倒的ミニガッツ石松(敬称略)がいたので、かなり衝撃でした。(もちろんかわいいんですけどね)

男性育休のメリット / デメリット

○メリット

  1. 家事育児に大人2人分のリソースを投入できる
    なんといってもこれにつきますね。
    家事・育児と(大別して)2つのタスクがあるんだから、大人2人がいればいいじゃないとマリー・アントワネットもきっと言います。
    片方がご飯を作る間に、もう片方が子供と遊ぶ or ミルクをあげるだったり、片方がミルクをあげた後のげっぷをさせている間に、哺乳瓶を洗うだったり、2人いれば早く終わりますし、何かしている間に「ああ、次はこれしなきゃ」という精神的な負荷を避けられます。
    また、出産というのは女性にとって全治三か月の交通事故ぐらいのダメージがあるようなので、男性でもできることは自分がやって、少しでも妻が回復できるようにしました。

  2. 人生設計をじっくり考えられる
    家のこと、お金のこと、保険のこと、子供のこと、色々なことを時間をとって考えられます。
    我が家は幸運なことに3か月くらいで育児のペースが整ってきたので、そういった余裕もあったのが助かりました。

  3. 子供の様子を常に見られる
    ミルクを飲みながらウトウトしていることや、お昼寝から目が覚めた時に目が合うとにっこりしてくれたこと、寝返りを初めてできた時などそういう何気ない瞬間がとても愛おしく、ずっと一緒にいるからこそ経験できたことだと思います。

○デメリット

  1. 収入が減る
    もちろん育児休業給付金(※)は出ますが、上限があるので、収入をキープできるというわけではないです。
    なので普段から貯金(+資産運用)等はしていましたが、出産前からは特に意識してお金を貯めるようにしました。
    ※2025年度から両親の14日以上の育休取得などを条件に、子どもの出生直後の一定期間、給付金の支給割合を手取りで現行の8割から10割に上げることが検討されているようです。

  2. 会社(特に所属するプロジェクト)に負担がかかる
    プロジェクトから1人減ることになるので、自分が担当していた領域については自分以外の人にカバーしてもらわなければなりません。
    そのため育休を取りたい気持ちと心苦しい気持ちと半々でしたが、自分の場合は出産予定日の半年前ぐらいから上長に取得したい旨を伝えたところ快くOKしてもらえたこと、後任のメンバのアサインなど引継ぎを積極的に考慮してくれたこと、育休前最終出社日に笑顔でプロジェクトメンバーに送り出してもらったことから、とても前向きな気持ちで育休に臨めました。
    また、育休の(大量の)手続きをしてくれたバックオフィスの人たちにも感謝でいっぱいです。

  3. キャリアが止まる
    育休中は仕事をしていないので、当然昇進・昇格はありません。
    また、育休復帰後も以前と同じペースで働けるとも限りません。
    それゆえか世間一般では「男性が育休を取ったら出世できない」という言説がありますが、BTCの場合は育休復帰後に昇進・昇格している男性もいるので、家事育児とのバランスをとりつつバリバリ働いていきたいと思います!

これから育休を取ろうと迷っている男性へのメッセージ

家族との時間をがっつり作りたい、妻の回復もサポートしたいということから会社に入る前から育休を考えていました。
そして今回実際に様々なことを経験して、本当に取って良かった(助かった)と思っています。

生後2か月ぐらいの時に、朝から次の日の夕方まで子供と二人きりの時があったんですが、ミルク・寝かしつけ・お風呂・泣いたらあやす・夜間の諸々対応など1人で対応しなければならず、それまでの育休期間で学んだ対処方法や、子供の特性を総動員してワンオペを乗り越えたときは「本当に育休取れててよかった」としみじみと思いました。
自分の育休期間は半年でしたが、1か月取るだけでも全然違うと思います。(もちろん期間は夫婦で決めるのが前提ですが)
子育ての大変さ(特に夜間)に全身全霊でぶつかることこそ育休の意義がありますので。笑

妻からの一言

育休中の評価者(?)は妻になるので、一言コメントをいただきました。
ちゃんと役に立っていたようで安心しました!


育休を取得してくれたおかげで、娘の成長や可愛い瞬間を夫とたくさん共有することができ、本当に良かったと思っています。
また、産後のダメージが回復していない身体でワンオペ育児をするのは精神的にも過酷なので、一緒に乗り越えてくれたことには本当に感謝しています。
男性の育休取得が当たり前の世の中になりますように、、、


最後に

色々と書きましたが、結局育休取って本当によかった!というだけです。笑男性育休ってどうなんだ、と思っている方に少しでも役に立てたら嬉しいです。
BTCでは男性の育休も増えているので、興味がある方はぜひ今後もチェックしてもらえればと思います!

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