世間の年齢への期待値が、年齢コンプレックスを加速させる

大学生の頃から持っていたコンプレックスのひとつが年齢コンプレックス。歳をとってもコンプレックスは全然消えないんだよなー。

私の抱える年齢コンプレックスの種類

私たちは、生きている日数を基準に、自分の中に「この年齢ならこの見た目」という年齢ごとの標準値を設定している気がする。中でも、一般的に実年齢とギャップがある時に、良い評価と良くない評価があるんだと思う。

実年齢とのギャップに対して、世間的に良し悪しが決められている

私は、
・見た目は、若く見える(20代はずっと23歳くらい、30代になるとずっと28歳にみられる)
・仕事経験は、少ない(社会人経験20年弱のうち、10年がIT業界なので同年代で最初から突き詰めた人の成果を出すスピードに追いつかない)
・精神成熟度は、幼い(今まで守られてた印象ある。挑戦や戦いよりも、安全・維持のキーワードな人生だった)
・身体年齢は、年相応だと思う(だんだんと体力も落ちてるけど、大きな病気はしてない)

実年齢とギャップのある「見た目」「仕事経験」「精神成熟度」にコンプレックスがある。
中でも、一般的に良くないとされる「仕事経験:少ない」と「精神成熟度:幼い」は特にコンプレックスが強く出てくるんだと思う。

実年齢を知る前と知ったあと

年齢コンプレックスを感じるときは、実年齢を「知る前」か「知ったあと」かでも違ってくる。

■実年齢を知らずに出会う
仕事シーンで、「若いのに仕事できますね」「若いのに××はできなさそうですね」と言われる。年齢を明かすと「え、見えない」と言われたり、急にかしこまったり、敬語になる人がいる。

普段の生活でも、年齢明かすと、「若く見える〜〜〜」「若いから××だよね」と言われる。

「見た目の割に話をしてることはしっかりしてるな〜」とも言われるから、「見た目だけで判断して若いね(内面は大人っぽいけどね)」と思われてる可能性もある。
ただ、見た目だけで判断されてるならいいんだけど、仕事経験や精神成熟度も総括して「若いね」も言ってるのであれば、「こいつ人生重ねてないね」と良くない評価されてると思ってしまう。

■実年齢を知ったあとに出会う
就活で実年齢は先に公開をするので、「38歳(社会人16年)ならこれくらいできるだろう」という基準に、スキルが満たなくて「できないやつ」と判断されたりする。
書類選考の不採用理由で「その歳ならマネージャー職をやってもらいたいけど、当社が求めるマネージャーのスキルセットに満たない」という感じに。でも私、御社でマネージャーやりたいわけではないよ…と思ったり。

普段の生活では、38歳ならこういう生活なキーワードがある。結婚・子供・家購入・車・介護などなど。それとひとつでも違うと「あれ?」って顔をされるし、心配をされる。

つまり、何がイヤなのかと言うと。
・実年齢を知ったあとに出会うと、相手が持つ「年齢ごとの標準値」と比較される。
 そもそも出会う前に、比較されて、期待されて、さらに評価されてるのがイヤ。
・実年齢を知らずに出会うと、相手が見た目や行動から年齢を推測してる。
 実年齢を言ったときに、期待ハズレと思われるのが怖い。

年齢を基準にして「できないやつ」のレッテルを貼られる恐怖を持ってるのかもしれないな。
勝手にイメージした印象で、私自身の価値を下げたり上げたりしないで!!って思ってるんだと思う。

年齢の呪縛から逃れることなんてできるの?

年齢で判断されたくない気持ちはどうやったら減るんだろうな。
できないやつと思われる被害妄想をなくせるようにするといい。
相手がどう評価するかではなく、「わたしはわたし」と胸を張ることができればいい!!
だけど、、、、これができれば苦労はしてないんだよね.…先は長いな〜

ただ、一方で、私も人を年齢基準で判断してるんだよな〜と気づいた。
・街を歩いてる人を、見た目だけで「若いなー」
・仕事で出会った人に「何歳くらいかなー、(若いのに)仕事できるなー」
・芸能人をみて「若いのにしっかりしてるなー」
・年齢公開してるTwitter発信者に「若いのに超バリバリ仕事できるな!」
と、無意識のうちに頭に浮かんでる。

年齢で判断されることを嫌がる私でさえ、年齢基準で物事を考えているんだから、他人から思われてもしかたないよな〜と半ば諦めモードになってしまった。
年齢の呪縛は、自分の中の「年齢で判断する価値観」を薄めることが大事で、本当に本当に根深いんだろうな。

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